MAM口座

MAM口座

1MAM(Multi Account Manager)口座とは、投資家が証券会社の自分の口座に証拠金を預けたまま、運用者に資金の運用を委託する方法です。

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例えば、運用者が資金の10%をUSD/JPYで120.0円で買いの注文をしたとします。その瞬間その運用者に運用を委託している投資家の口座からも、自己資金の10%がUSD/JPYで120.0円で買いの注文がなされます。
例えば自己資金100万円の投資家であれば、その10%の10万円の証拠金で注文がなされます。
もちろん利益確定の時も、運用者の利益確定と同時に決済がなされます。

これらの取引履歴も、運用者の取引と同時に、投資家にも自分の口座で確認することができますので、ごまかされることもなく運用の様子を常にリアルタイムで見守ることができます。

★MAM口座運用の特徴

・資金を他人に預けることなく、自分の口座で運用できる。
・運用状況はリアルタイムで確認できる。
・自分の口座から資金を出し入れできるのは本人だけ。運用者にも資金は勝手に出すことはできない。
・自分の資産に応じて、小額からでも運用が可能。
・運用報酬は、運用利益の中から支払われる。運用報酬は運用者との取り決めによる。
・運用者の実力次第で、マイナスになることもある。資金は保証されない。
・必要に応じて、いつでもいくらでも引き出すことができる。

日本ではFXというと、かつては詐欺業者が横行していました。
自動売買ソフト(EA)を使い、毎月運用益が出ているかの如くに報告しながらも、実際はマイナスであったり、さらには実際は運用はしていなかったりということもありました。
それでいて運用はうまくいっていると報告することによって、さらに出資金を募り、まとまった金額になったところで資金を持ち逃げするのです。

または毎月高額の配当を約束し、半年、1年と約束どおりの高額配当を出すことによって信頼を得、さらに多くの出資者を募るもの。その場合も目標の金額が集まったら、その資金を持ち逃げするというものが横行いたしました。

更には、FX証券会社自体が詐欺的な行為を行ない、運用者の運用がうまくいっても、システムミスで全ての資金が失われたとして、資金を巻き上げてしまは、うというようなことも1社2社ではなかったといいます。
また資金を引き出すことができず、トラブルになったFX証券会社も、枚挙にいとまがありません。

そのように、FXにトラブルは付きものですが、それらトラブルを極力排除した運用方法がMAM口座運用です。

MAM口座運用は基本的に、資金を自分の口座で管理しますので、他人に持ち逃げされることはありません。運用で利益が出ないという可能性もありますが、基本的に運用者への報酬も、利益の中から支払います。ですから最も安全な運用方法ともいえます。あと問題は、運用者が確実に利益を出してくれるかと、FX証券会社が、信頼できる会社かということだけです。

日本ではまだそれほど知られていなかったとしても、海外ではごく一般的な運用方法であるため、今後MAM口座運用はさらに増えていくことでしょう。

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