(一)家庭連合の現状

(一)家庭連合の現状

家庭連合の現状を理解しようと思ったとき、私たちは3つの原理に着目しなければいけません。

まず一つ目は、神の摂理の中心人物が摂理に失敗し、サタンの侵入を許してしまった時、神は摂理を進められるためにその中心人物を2つ、つまり善の表示体であるアベルと、悪の表示体であるカインとに分立しなければいけません
表現を変えると、神の摂理を担う中心宗教が2つに分裂したら、その中心宗教にはサタンが侵入してしまったということを意味します。

次に着目しなければいけない原理は、一度摂理に失敗した中心人物は、二度と再び同じ摂理の中心には立てないということです。
中心人物が摂理に失敗した時、その中心人物には神が相対すると同時に、サタンが相対するようになります。
そのため神はそのままでは摂理を進めることができないため、善と悪の表示体、つまりアベルとカインに分立し、神が相対しうる善の表示体であるアベルを中心として次の摂理を展開されます。
よって一度摂理に失敗した中心人物は、二度と再び摂理の中心には立てないのです。

そしてもう一つ着目すべき原理は、悪の表示体であるカインは、善の表示体であるアベルに従順屈伏し、アベルの主管を受けなければ、神の前には帰ることはできないということです。
しかし今日までの復帰摂理歴史を見たとき、一度摂理に失敗し、カインの立場に立った中心は、アベル的存在に従順屈服したことはありません。
従順屈服どころか、自分たちの利権を守るためにサタンの虜となり、アベル的存在を迫害し、神の摂理を妨害してきました。
つまり最もサタン的な存在となってきました。

 

旧統一教会も大きく分けて、今は3つに分裂してしまいました。
つまり旧統一教会にはサタンが侵入し、摂理に失敗した立場に立っていることを意味しています。

今までの摂理の中心人物、中心宗教は、原理を知らずにいたため、自分たちにサタンが侵入してしまったということが自覚できずにいました。
そのため神の願いを果たすつもりがいつの間にかサタンの手先となってしまい、本当の神の摂理を担う中心者、中心宗教を迫害する立場に立ってしまいました。

サタンの侵入を許してしまった旧統一教会は、今までと同じような落とし穴にはまらないよう、カインはアベルに従順屈服し、アベルの指導を受けてサタンを分立し、神の摂理に同参する道を歩まなければいけません。
このような意味からこの3つの原理に注目し、家庭連合の現状を理解していくことにします。
前編(一)では、旧統一教会が大きく分けて3つに分裂した原因は、旧統一教会にサタンが侵入したためであることを明らかにします。

神の復帰摂理では、神が立てた中心人物が摂理に失敗したとき、中心人物はサタンに奪われるため、神は中心人物を善の表示体と悪の表示体に分立し、善の表示体を立てて次の摂理を進められます。
真のお父様の聖和を前後として、旧統一教会が今の家庭連合、文顯進様グループ、サンクチュアリ教会の3つに分立してしまった事実を見たとき、旧統一教会にサタンが侵入したことは間違いのない事実です。
そこで問題となるのが、いつ誰にサタンが侵入したのかであり、そこを解明しない限りどの団体が神側で、どの団体がサタン側なのかを明らかにすることはできません。
そこで時系列に従って真の家庭とその周辺で起こった出来事を見ていくことによって、いつ頃、誰にサタンが侵入してしまったのかを明らかにしていきます。
そうすることで3つに分裂した旧統一教会の中で、神が働く今の摂理の中心アベル的団体と、サタンの侵入を許し、神の摂理を妨害するようになったカイン的団体とを明らかにすることができます

そこで明らかになったカイン的団体は、アベル的団体に屈服し、その指導を仰ぐ以外には神の摂理に同参する道はありません
残念ながらカイン的団体単独では、二度と再び神の摂理の中心宗教として立つ道はありません
このような基本的な原理を理解できずに、ただ指導者に言われるままに、今まで通りの信仰を続けている食口たちにも、救いの道は閉ざされてしまうのです

真のお父様が現代に現れた救世主、メシヤであることを知らされ、自らの生涯をかけて信じ歩んできた信仰の道。
幾多のの迫害を受けながらも、ただひたすら神のみ旨を成就するため、統一教会の信仰を守り続けてきた神の聖徒たち。
自らの人生も、全ての財産をも神の御旨のために捧げてきたとしても、最後の判断を誤ってしまったら、今まで天に捧げたすべての精誠は無に帰してしまいます。

真のお父様も最後の艱難の時には、大多数の食口はふるいにかけられてしまうというと語られています。
ふるいにかけられ、神の摂理から離れてしまうだけならいいのですが、現実はサタンの虜となり、神の御旨を妨害する、中心勢力となってしまうのです。

かつて神の摂理の中心宗教だったユダヤ教やキリスト教は、メシヤが現れたとき、そのメシヤを迫害する中心的役割を担いました。
その結果イエスを十字架に付けたユダヤ人は2000年の間、国を失い、流浪の民となり、民族的迫害の道を歩んできました。

サタンの侵入を許したカイン的団体も、2000年前のユダヤ教、ユダヤ人達と同じ道を歩もうとしています。
そのカイン的団体に所属している聖徒たちも、このままでは2000年前のユダヤ人達と同じような滅びの道を歩むことになります

指導者たちは原理講師でもあり、原理を十分に理解しているだろう人たちですから、自ら進んで真実を隠蔽し、滅びの道を行くのはどうしようもありません。
彼らは自らの生活を心配し、既得権益を失うことを恐れ、真実から目を背けているのですから、滅びの道であったとしても自分の意志で選んだ道なのです。
しかし自分一人が滅びの道を行くならば、それは自分の責任で仕方がありませんが、彼らは自己を正当化しながら一般食口たちにも滅びの道を行くように指導しているのですから、その罪は計り知れません
一人の指導者が、何十人、時には何百人もの聖徒たちを指導するのですから、その影響は小さくはありません。
被害者ではなく、間違いなく加害者です

そのような指導者たちの嘘を見抜き、正しい道を歩むためには、一般食口たちも真実を見極める目を養わなければいけません

かつての私たちは、命がけで真理を追求し、誹謗中傷に満ちた統一教会の門であったとしても、勇気をもって叩いたことがあったはずです。
そこには世間一般で言われているような悪意はなく、神のみ旨を成し遂げるために命がけで歩む真のお父様の姿があったはずです。
そして真のお父様と共にみ旨を成し遂げるため、一生懸命に原理を学び、命がけでみ旨の道を歩んできたはずです。
そのような青春の日々、天に捧げた精誠を、今この瞬間に全て失う危機に私たちはさらされているのです。

今まで捧げた精誠を失いたくない!
今まで信じて歩んできた自分の人生を否定することはできない!
今のまま何もしなくても、自分はもう自動的に天国に入れるんだ!
このように思っている人たちは、間違いなくふるいにかけられ、滅びの道を行く人となるでしょう。
今の自分を守る、自己保存の思いにサタンが入り、永遠の命を奪っていくのです。

最後の最後まで神に祝福され、栄光の道を歩めるのは、神のためにいつでも自分を捨てることのできる者たちだけです。
過去の栄光も捨て、今まで捧げた精誠も忘れ、今の自分の生活も投げ捨て、ただひたすら神の願いに生きようとする者だけが、神と共に、真のお父様と共に永遠の生を受けることができるのです。
旧統一教会の食口たちが真実を見極めれるよう、今回、ネット上に溢れている情報を集め、このような『家庭連合の現状と私』というHPをを作りました。
このHPでは、上に挙げた3つの原理、

・分裂した中心宗教には、間違いなくサタンが入っている。
・一度サタンが侵入した中心宗教は、二度と再び神の摂理の中心には立てない。
・カインの立場の宗教は、アベルの立場の宗教に従順屈服し、その指導を受けなければ神の摂理に同参することはできない。

この3つの原理に注目し、各項目を読み進めていただければ、おのずと結論が見えてくるものと思います。
つまり旧統一教会の誰にサタンが入ったのか?
そしてサタンが入った中心人物を奉ずる団体は、二度と再び神の摂理の中心には立てない。
万が一神の摂理に同参することができるとしたらば、それはアベル的団体に従順屈服し、その指導を仰がなければいけないということを理解してください。

しかし歴史を通じ、一度摂理に失敗した中心宗教は、再び神の摂理の中心には立てたことはありませんでした。
それどころか神の摂理を妨害するサタンの急先鋒となり、神のみ旨と偽りながら、サタンの手先となってきました。
その行きつく先はもちろん、神とメシヤの前には出ていくことのできない、真逆の世界に堕ちていくことになるでしょう。

今私たちの目の前にある道は、神と真のお父様のみ前で、永遠に侍ることの許される天国か、真逆の世界かの二者択一の道なのです。
今の判断の間違いが、永遠の世界を決めてしまうのです。
どの道を選ぶかは全て自分の責任です。
アベルが言ったから、教会を信じているからなどという言い訳は通用しません。
一人でも多くの聖徒が偽りの情報に惑わされることなく真実を発見し、自分が歩むべき道を見極めることができるよう、このHPがその一助となれば幸いです。

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