1、摂理的同時性の時代から見た、統一教会の分裂

家庭連合の現状と私

(一)家庭連合の現状

1、摂理的同時性の時代から見た、統一教会の分裂

・家庭連合、郭グループ、サンクチュアリ教会の分立。(資料(一)1-1)

今日、旧統一教会が3分裂した現状を見たとき、同じような時代が摂理的同時性の時代の中にもあったことがわかります。
統一教会のピークは、2006年6月13日、『天正宮博物館奉献式および天宙平和の王・真の父母様戴冠式』であり、統一教会における、神殿理想の完成とみることができます。
つまりその時が、再臨の主である真の御父母様を中心として、地上に神の国の理想が完成すべき時だっと言えます。
しかし実際には、その時を境として、統一教会にサタンが侵入し、過去における同時性の時代と同じような悲劇を繰り返すこととなったのです。
つまり真のお父様の三男文顕進様が、2009年に郭錠煥氏とともに統一教会を分かち、UCIを従え、独自のグループを形成するようになりました。
さらには真のお父様が後継者として立てられ、世界会長の任にあった七男文亨進様が、真のお父様の聖和の後、教会から排除されるようになりました。
2014年7月1日には、真のお母様韓鶴子オモニムが『独生女』宣言をなさいました。
2015年1月25日には文亨進様が、説教『沈黙を破って』を通じ、3人の悪魔連盟への宣戦布告を行うことによって、今日のサンクチュアリ教会がスタートしました。
こうして旧統一教会が3分裂してしまった状況は、まさしく統一王国時代における南北王朝分立時代と、キリスト王国時代における東西王朝分立時代に相当するということがわかります。

 

※資料(一)1-1 原理講論より

後編
復帰歴史の各時代とその年数の形成
第四章 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代
第三節 統一王国時代とキリスト王国時代
第四節 南北王朝分立時代と東西王朝分立時代

『イスラエル民族が、エジプトから解放されてのちのモーセの幕屋理想は、統一王国に至って初めて、国王を中心とする神殿理想として現れ、王国をつくったのであるが、これは、将来イエスが、実体神殿として来られて王の王となられ、王国を建設するということに対応する形象的路程であった。
それと同じく、キリスト王国時代においても、聖アウグスチヌスによって、そのキリスト教理想として著述されたところの「神国論」が、チャールズ大帝によるキリスト王国として現れたのであるが、これは、将来イエスが王の王として再臨せられ、王国を建設するということに対応する形象的路程であったのである。
それゆえに、この時代には、国王と法王とが神のみ旨を中心として完全に一つになり、キリスト教理想を実現することにより、イエス以後、「メシヤのための霊的基台」の上で、法王を中心としてつくってきた国土のない霊的王国と、国王を中心とした実体的な王国とが、キリスト教理想を中心として一つとならなければならなかったのである。』

『サウルによって始まった統一王国時代は、ダビデ王を経て、ソロモン王に至り、その際、彼が王妃たちの信じていた異邦人の神々に香を焚き犠牲をささげた結果、この三代をもって、カインの立場であった十部族を中心とする北朝イスラエルと、アベルの立場であった二部族を中心とする南朝ユダに、分立されてしまった。そして、南北王朝分立時代がくるようになったのである。これと同じように、チャールズ大帝によって始まったキリスト王国も、三代目に至って、孫たち三人の間に紛争が起こり、そのためこの王国は東、西両フランクとイタリアに三分されたのである。しかし、イタリアは東フランクの支配を受けたので、実際においては、東、西フランク王国に両分されたのと同様であった。』

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