②先祖解怨210代の疑問

②先祖解怨210代の疑問

先祖解怨といったとき、私たちは大きな勘違いをしていることに気付いている人はほとんどいないみたいです。

何を勘違いしているのかというと、210代の解怨と言ったら、私を中心として
私の父+209代
母+209代
合計  420人

または私の
父方の祖父+208代、
祖母+208代、
母方の祖父+208代、
祖母+208代
合計    840人

このように420人から840人くらいの解怨と思っている人がほとんどではないでしょうか?

しかしこの計算は全く的外れで、本当の先祖の数の数え方は、

私の両親は2人、
祖父母は4人、
曽祖父は8人
と、1代遡るごとに2倍の人数になります。

私が生まれるためには、必ず父親と母親の両親が必要です。
父親にも父親と母親が必要であり、母親にも父親と母親が必要です。
父親母親両方いなければ、人は絶対に生まれてくることはありませんので、先祖を遡って計算しようとしたとき、1代遡るごとに必ず2倍の人数になってしまうのです。

そこで同様の計算を続けると、
10代          512人
20代            52万人
30代       5億3687万人
40代      5497億5581万人
50代  562兆9499億5342万人

210代どころか、50代もさかのぼると、もう天文学的な数字になってしまい、それ以上計算してもあまり意味を成しません。
1人の人が210代までの先祖解怨をした場合、210代どころか30~40代も遡ると、5億人から5500億人くらいの先祖は解怨されてしまう計算になります。

1代が大体30年とすると、30~40代で900年~1200年です。
今から1000年くらい遡ると、日本人、韓国人の人口はそれぞれどのくらいだったのでしょうか?

ある資料によると、1000年前の日本人の人口は450~700万人だったと言われています。
韓国の人口はもっと少ないはずです。
合計してもせいぜい1000万人もいないはずです。

これらの数字を見ると、桁があまりにも違いすぎます。
1000年前の人口が1000万人もいなかったのに対し、先祖の数は5億人から5500億人くらいいなければいけなくなります。

では何故このような数字の違いが生まれてくるのでしょうか?
答えは簡単です。
何代か遡ると、私の先祖も、あなたの先祖も同じ人となってしまうためです。
そうすると先祖を30~40代くらいまで遡ると、日本人、韓国人の多くの先祖が同じ人となってしまいます。

このような計算をすると、何人かの食口が210代の先祖解怨を行うと、30~40代も遡ればほとんどの先祖は解怨されてしまう計算になります。
まだ210代の先祖解怨が終わっていないと心配している食口の方は多いと思いますが、心配する必要はありません。
清平で210代の先祖解怨が本当に行われているのであれば、ほとんどの先祖はもうとっくに解怨されてしまっています。
それどころかもう既に、数百回から数千回も解怨が行われている先祖も少なくはないことでしょうから。

1人の人が210代までの先祖解怨をすると、年数でいえば6300年まで遡ります。
6300年前の日本、韓国の人口はどれくらいだったのでしょうか?

信頼できる資料がないのでわかりませんが、今から1000年遡ると今の人口の10分の1以下の人口、1000万人くらいになっていました。
同じような計算だった場合、2000年遡ると更に10分の1、100万人しかいなかった可能性もあります。
同じように3000年遡ると10万人しかいない?!
そんなに少ないとは考えずらいのですが、6300年も遡った場合、人口が10万人もいなかった可能性もあると思います。
つまり人口の推移をたどると、年代を遡れば遡るほど人口はどんどん少なくなってしまうということです。

今家庭連合では、210代までの解怨が終わった人は、次は420代の解怨をするようにと言っています。
30~40代も遡ると今の日本人、韓国人の全ての先祖は解怨が済んでしまいます。
210代まで遡ると、6300年遡り日本人と韓国人合わせても10万人もいなかった可能性もあるわけですから、これだけ多くの食口たちが解怨を行った現在、もう210代のすべての先祖の解怨は終わっているのではないでしょうか?

更に420代まで遡って先祖解怨をするということは、誰を解怨するということなのでしょうか?
210代の先祖の解怨でさえ、本当に解怨がされているのかどうかもわからないような、数字の遊びのような印象が強いのに、420代の解怨などというのは全く意味が分かりません!
日本人に将来的にも継続的に献金をさせるための方便にすぎないとしか考えられません。

本当に210代までの先祖解怨が行われているのでしたら、今度は420代だなどという言葉は出てこないのではないでしょうか?
このような指示を出すのもどうかとは思いますが、この投稿が420代の解怨ということを、もう一度じっくり考えるきっかけとなれば幸いです。

(参考)

近代以前の日本の人口統計

補足 地域別総人口データ

日本の人口推移
1000年前    450~700万人
明治4年(1872年) 3400万人
1916年(100年前) 5300万人

李氏朝鮮の人口推移 朝鮮王朝実録(李朝実録)による
1636年       150万人
1837年       670万人
1904年       590万人

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