①『真のお父様が願われる真の後継者は誰か?』
★み言を部分的に抜き出し、正当化のために使う家庭連合
私は45年前に、統一教会と出会い、原理のみ言葉を学びメシア・文鮮明氏と会う機会を多く持った。お父様と二人きりで何時間もニューヨーク・ハドソン川のほとりで魚を釣ったり、一緒に食事をしたり、語らい、質問もした。
この心情の絆を持ち共産圏の地下伝道活動に行った。何度も殺されそうになり、投獄されそうになり迫害されたが、いつも神様が共にいて下さり、それらの危機を奇跡的に乗り越えることが出来た。それは事実と真実を追求してきたからだと信じている。真実を語り追求する者には神様は共にいて下さるのである。それは神様自身が真実なお方だからである。
この45年間、常にお父様のみ言葉が私の命であり、み言葉によって生かされてきた。
それ故に、私はみ言葉の前には謙虚であり続けてきた。
今日の真の家庭混乱の原因のいくつかは、私たち食口が神様の復帰摂理とお父様のみ言葉に対して無知であり、神様に対する畏敬の念の欠如であり、そして、我々の子孫に対する無責任から来るものである。
そして、この混乱で最も恥ずべき事は、お父様のみ言葉を利用して自己の主張を正当化している人達がいる事である。
この様なお父様のみ言葉の利用は私たちの身近でも時々見かける事がある。
勿論、本来あってはならない事だが、教会の説教者の中には自分の意見、主張を聖書やお父様のみ言葉を引用して都合よく解釈し、自己正当化するのである。
聖書やお父様のみ言葉には神様の歴史的摂理性があるゆえに、部分的に捉えるのではなく、その全体像と個別事項を「時系列的」に沿って相互理解されなければならない。
例えば、私たちには「御旨の道」と言う小冊子がある。それはお父様の珠玉のみ言葉であり、丁寧に短文・小冊子としてまとめられているために、読みやすく、覚えやすく、持ち運びに便利である。また、それぞれのみ言葉から私たちは多くの霊感を受けているのである。
しかし、これらの短文をもっと深く、摂理上のみ言葉であると理解していくためには、短文が書かれてある全文を読み、お父様が何時、何処で、何のために、どの様な状況下で語られたのかという事情や歴史的背景を知らなければ、より深く真の意味を理解出来ないのではないだろうか?
聖書やお父様のみ言葉には神様の歴史的摂理性があるゆえに、部分的に捉えるのではなく、その全体像と個別事項を「時系列的」に沿って相互理解されなければならない。
大きな摂理歴史の流れを無視して、お父様のみ言葉を絶対的権威として用い、部分的に抜き出して自己の主張を正当化するのは言語道断であり、食口を誤った方向へ導くものである。
この事に対して家庭連合の指導者たちは永遠、霊界と言う基準において食口たちの永遠の命に責任を持つことが出来るのであろうか?一般の信者に真実を伝えるべきであろう。
そういう意味では、家庭連合派、郭・顕進様派、サンクチュアリ教会派はそれぞれ一般の信者には事実、真実を伝える義務がある。
特に、家庭連合本部はお父様のみ言葉を部分的に引用して、お母様が正当な後継者であると詭弁を弄する事に対して同意することは出来ない。
これらを公平、中立的に併記、検討し、それらの引用したお父様のみ言葉の背景も説明するべきである。
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