6、神の王国の腐敗と分裂、内的刷新と外的粛清

6、神の王国の腐敗と分裂、内的刷新と外的粛清

神の復帰摂理の中で、将来イエスが王の王として再臨せられ、王国を建設するということに対応する路程が2度ありました。それが象徴的路程であったイスラエル民族の中にサウル王、ダビデ王、ソロモン王を迎えることのできた統一王国時代であり、形象的路程であったキリスト教理想が実現したキリスト王国時代でした。
しかしそのような神の理想が実現しようとしたその時、既得権益を得た者たちは、神の理想を忘れ、自分たちの安逸な生活を追い求めたため、一様に堕落の道を歩むようになってしまいました。そのため神は、堕落してしまった王国を善と悪に分立し、善側のアベル国家を摂理の中心に立てて、摂理を進めてきました。

その際神は、堕落した者たちを悔い改めさせるため、預言者や、宗教改革者を送り、内的刷新運動を行いました。
それでも悔い改めない為政者たちは、悔い改めるどころか預言者や、宗教改革者たちを迫害したため、神は外的粛清の摂理を展開するしかありませんでした。

残念ながら今日の天一国時代でも同様のことが起こっています。
つまり天一国は出発しましたが、主に統一教会の韓国人幹部たちが日本からの献金を横領し、私腹を肥やし、権力闘争に明け暮れ、腐敗堕落してしまいました。

お父様の聖和を前後して、統一教会は内的刷新、つまり文國進様と文亨進様による教会刷新運動がありましたが、抵抗勢力によって逆に二人は排除されてしまいました。

また同じ時期日本の統一教会は、公安にって霊感商法の捜査が入り、教会の経済活動に大きなダメージを受けました。
韓国では、文顯進様、郭錠煥先生グループとの間に、ヨイド問題等でいくつかの訴訟を抱えましたが、裁判の末に敗北し、最低3,000億ウォン以上とも言われる多額の賠償金の支払いを命じられるようになりました。
さらには清平における金孝南訓母様一家の不正蓄財と、2500億ウォンを超える不正融資問題等が発覚し、国税の調査も入るようになりました。

このように腐敗、分裂、内的刷新、外的粛清と、過去においてなされてきたことと、全く同じ過程を歩んでしまったのが今日の統一教会と言えます。

歴史上の先人たちが犯した過ちを繰り返さないために、私達は原理を学んでいます。
統一王国時代、キリスト教王国時代と同時性の時代である天一国時代を迎えた今、歴史の教訓を生かし、今度こそは神の摂理を成し遂げなければいけないにもかかわらず、残念ながら今回も、全く同じような過ちを犯しつつあります。
つまり天一国時代においても、教会幹部たちは自分たちの既得権益を守ることに汲々とし、神の摂理を忘れ、権力闘争に明け暮れています。
その結果教会は大きく3つに分裂してしまいました。
また自分たちが犯した不正の結果、社会と政府から要注意団体とレッテルを張られ、外的粛清にもあっています。
まさしく原理を通じ歴史が教えてくれた教訓を忘れ、全く同じ過ちを犯してしまっているのです。

私たちは原理で解明された歴史の真実を学び、今の時代私たちがどの道を歩むべきなのかを見出さなければいけません。
そのためには、今の自分を守ることをやめ、原理を学び、神様の願いはどこにあるのかを真摯に祈り求めなければいけません。
自分を捨て、神様の願いに生きたいと本心に問いかけていったとき、必ず神は答えてくださることでしょう。

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