目 次
②基元節の意義
白井康友・統一教会家庭教育局部長によって解説された、文鮮明師のみ言にもとづく「基元節」の意義を見ると、
1、神様の実体であられる真のお父様と神様の妻である真のお母様が第三次「真の父母様聖婚式」を挙行する日。
2、神様の家庭(創造本然の理想家庭)が出発する日。
3、創造本然の理想家庭の拡張を通して、実体的天一国(神様の祖国)の始発となる日。
4、神様を中心に侍り、新天新地を開き、永遠なる解放、釈放を謳歌される永生の新たなる日。
このように解説されています。
この解説を見て分かるのは、「基元節」の中心的な意義は、第三次「真の父母様聖婚式」が執り行われることによって、神様の家庭が出発することにあります。
そして神様の家庭(創造本然の理想家庭、真の家庭)を範として、それを氏族、民族、国家へと拡大し、実体的天一国(神様の祖国)の始発となるということでした。
そして最終的には、この地上に新天新地を開き、神様を迎え永遠なる解放、釈放を謳歌される永生の新たなる日になるということです。
つまり第三次「真の父母様聖婚式」こそが、地上天国、天上天国を築く、永生の起点となるということであり、その日がまさしく「基元節」となるということです。
※資料(二)3-3 FAMILY FORUM.JP ― 世界平和統一家庭連合会員の合同ニュースブログ ―
「基元節」とは何か?
2013年2月22日(天基4年天暦1月13日)に、いよいよ「基元節」(きげんせつ)を迎えます。
ここでは、白井康友・統一教会家庭教育局部長によって解説された、文鮮明師のみ言にもとづく「基元節」の意義をご紹介します。ご参照ください。
「基元節」の意義 -基元節とは?-
① 神様の実体であられる真のお父様(文鮮明師)と神様の妻である真のお母様(韓鶴子女史)が第三次「真の父母様聖婚式」を挙行する日。
② 神様の家庭(創造本然の理想家庭)が出発する日。
③ 創造本然の理想家庭の拡張を通して、実体的天一国(神様の祖国)の始発となる日。
④ 神様を中心に侍り、新天新地を開き、永遠なる解放、釈放を謳歌される永生の新たなる日。
※資料(二)3-1 家庭連合公式サイト
基元節式典「天地人真の父母聖婚式」の意義
2013年2月22日、文鮮明師・韓鶴子総裁の3回目の結婚式となる「天地人真の父母聖婚式」が挙行されます。
この式典には既存家庭も参加します。既存家庭とは1960年4月から昨年3月に至るまで、53年間で挙行された「祝福結婚式」に参加した全ての祝福家庭を指します。この式典で、全祝福家庭が、再び「祝福結婚式」の恵みに与り、新しい出発をしていきます。どうして何度も祝福結婚式に参加するのか、不思議に思われるかもしまれません。以下、その理由について簡潔に説明いたします。
文鮮明師は、祝福について次のように語っておられます。
「天国理想は、結婚して家庭をもたなければ成されません。統一教会ですべての善男善女たちが祝福を受けなければならないというのも、天国理想を実践していくためです。未婚者はもちろん、既に結婚した人であっても、一定の基準を備えて再び祝福を受けなければなりません。……もともと創造理想の世界は、真の男性と真の女性が祝福を受けてつくっていく世界ですが、堕落によってそういう愛の歴史が一度も現れなかったのです」(『天聖經』「祝福家庭」から)
創世記1章28節に「生めよ、ふえよ、地に満ちよ…地を治めよ」とありますが、当法人はこれを「三大祝福」と呼びます。「生めよ」は個性完成することであり、「ふえよ」は個性完成した善男善女が結婚して子女を生んで、家庭完成することであり、「治めよ」は神の願いにかなって万物主管することで、これらの三大祝福を実現することによって、人類一家族世界を築いていくことが神様の本来の願いであり、人間始祖アダムとエバが果たすべき使命であったと考えます。
その理想を実現するため、人間始祖には「取って食べるな」(創世記2章17節)という戒めが与えられており、アダムとエバはその戒めを守って個性完成し、神様を中心に結婚して家庭完成していくという人間の責任分担があったのです。その責任を果たすことで、アダムとエバは人類の「真の父母」とならなければなりませんでした。
ところが、人間始祖アダムとエバは、成長期間の途中(長成期完成級)において堕落することで、神様の創造理想を実現することができませんでした。
その堕落の原因は、本来、アダムとエバは個性完成してから神様の祝福を受け、結婚して家庭完成をなすべきでしたが、未完成期において、神様の戒めを破り、天使長の偽りの愛を中心として「結婚」を誤ったことによります。
それゆえ、この堕落の問題を解決するために、神様は2000年前、第二アダムの立場でイエス様を遣わされましたが、当時のユダヤ民族の不信によって、イエス様は偽メシヤとして迫害され、十字架に追いやられることで、霊的救いは成し遂げられましたが、人間始祖の堕落によって生じた「原罪」を清算することができないままに、救いの摂理は再臨摂理へと延長されたのです。
第三アダムの立場で生まれた文鮮明師は、再臨主の使命をもって神様から遣わされたお方です。しかし、イエス様と同様に、今日までキリスト教によって偽キリストとして迫害され、6度の獄苦を通過されました。その苦難の路程の中で1960年に韓鶴子総裁と「聖婚式」を挙行され、以後、53年間の歩みの中で、人類の「真の父母」としての使命を果たして行かれました。
文鮮明師ご夫妻の主礼によって挙行される祝福結婚式は、人間始祖アダムとエバによって生じた「原罪」を清算するための厳粛な式典なのです。
1960年の「聖婚式」は、成長期間の途中の長成期完成級で行われた結婚式でした。文鮮明師は、次のように語っておられます。
「1960年が、いったいどの基準であったか? 堕落したアダム、エバの立場、長成完成級の基準である。長成期完成級基準を中心として完成圏まで上がるには……7年の期間が必要である。……完成基準に立ち入る時は神の直接主管圏に入る」(『祝福家庭と理想天国(Ⅱ)』28~29ページ)
【図1】 「長成期完成級」と「直接主管圏」 図1にあるように、完成したアダムの文鮮明師が、長成期完成級まで下りてこられ、韓鶴子総裁と結婚されたのが「長成期完成級」の位置であったというのです。これが1度目の結婚式です。原罪を清算し、この勝利によって長成期完成級の位置を越えていくのが国際合同祝福結婚式なのです。
それゆえ、完成期の基準にまで上がって神様の直接主管圏においてなされる祝福式が必要です。文師は以前から「3度、結婚式を挙行しなければならない」と語っておられ、また「祝福は、重生、復活、永生の3段階の祝福を経るようになっています」(『平和神經』34ページ)とも明言しておられました。実際に、文師ご夫妻の2度目の結婚式は、2003年2月6日、韓総裁が還暦を迎えられた時に挙行されました。これは、神様の直接主管圏に入った立場における「聖婚式」でした。
2003年2月6日、2度目の聖婚式 この2003年の2度目の「聖婚式」のときも、世界の祝福家庭(既存家庭)がともに参加して祝福の恩恵に与りました。
そして昨年、文師は2013年2月22日(天暦1月13日)に挙行される3度目の聖婚式のための聖酒を準備され、「全て成した」として、摂理の完成・完結・完了を宣言しておられましたが、同年9月3日、聖和(逝去)されました。
2013年2月22日の「聖婚式」は、文鮮明師・韓鶴子総裁が、人類の「真の父母」としての使命を完了し、直接主管圏でゴールされた位置で挙行される最後の祝福式であり、歴史的な記念行事として位置づけられるものです。
今回、3度目の「祝福」の恵みに与るために、全世界の祝福家庭(既存家庭)が共に参加してお祝いをする「天一国基元節入籍祝福式」が行われる予定です。
93歳で聖和された文師の生涯については、自叙伝『平和を愛する世界人として』(創芸社)に記されています。この機会に、ぜひ一読されことをお薦めいたします。
最後に、自叙伝に記載されている文師の結婚観の一部を抜粋して紹介いたします。
「結婚とは、ただ単なる男女の出会いではありません。それは神の創造の偉業を受け継いでいく貴重な儀式です。結婚は、男性と女性が一つになり、生命を創造して真の愛を求めていく道です。結婚を通して新しい歴史が生まれます。結婚した家庭を中心に社会が形成され、国家が建設され、神の願う平和世界が築かれていきます。つまり、この世の中で神の国、天国が広がる起点となるところが家庭なのです。
ですから、夫婦は平和の中心にならなければなりません。夫婦は仲良くしなければならないし、そればかりでなく舅や姑、そして親戚に至るまで、その夫婦によって平和が生まれてこなければなりません」(自叙伝、213ページ)
「家庭は、神が創造した最高の組織です。また、人類が互いに愛し、平和に暮らすことを学ぶ愛の学校であり、世の中に平和の王宮を建てるための訓練道場です。為に生きる夫と為に生きる妻として、そして永遠の愛の道を行くための夫婦として、その責任を学ぶところです。家庭は世界平和のためのべースキャンプなので、息子・娘が『お父さんとお母さんが喧嘩する姿を、生涯一度も見たことがない』と言うようにならなければなりません」(同、217~218ページ)
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