③天一国時代(統一教会)

 ③天一国時代(統一教会)

 

☆分立

・2009年 8月 2日:UCI財団は理事会を開き、2人の理事(反顯進派の金孝律と朱東文)を解任した。これによって、UCI財団の理事は顯進様を支持する理事だけとなり、実質的にUCI財団は“顯進様派のもの”になった。統一教会の財産の50~70%くらい、「2兆ウォン以上」(2000億円)と言われる。
・2009年 9月10日:文顯進様、郭錠煥先生独立。
・2014年 7月 1日:真のお母様『独生女』宣言 ※
・2015年 1月25日:文亨進様説教『沈黙を破って』:3人の悪魔連盟への宣戦布告

☆腐敗

・韓お母様の真のお父様に対する不信と子女様たちの問題。
・金孝律特別補佐官、梁昌植前会長、宋榮渉前日本総会長、郭錠煥元会長等教会幹部たちの横領、不正蓄財。
・清平の不正融資問題、金孝南訓母様の不正蓄財。

☆内的刷新

・2005年 1月  :文國進様、財団理事長に就任 ⇒ 教会の財務問題の改革始まる。
・2008年 4月14日:文亨進様世界会長就任 ⇒ 教会組織の改革始まる

☆外的粛清

・2008年 2月18日:日本公安庁による家宅捜索
・2014年 7月10日:最高裁判所は、統一教会財団がY22プロジェクト金融投資相手の請求訴訟の上告審で敗訴が確定した。
統一教会が弁償すべき損害賠償額だけでも最低3,000億ウォン以上。
・2015年 1月21日:ソウル地方国税庁は、統一教関連会社に特別税務調査。 ⇒ 2015年12月21日:無罪判決。現在係争中。

 

統一教会は今、大きく分けて3つに分裂してしまっています。

統一教会が今のように3つに分裂する前には、韓国人教会幹部たちを中心とした腐敗、公金横領が横行していました。

そんな時世界会長として立てられた文亨進様と、財団理事長として立てられた文國進様は教会の実態を知り、腐敗を一掃すべく教会の改革に取り組みました。

しかしその時教会は、社会的にも多くの問題を抱えていました。
経済的に教会を支えていた日本では、公安警察による取り締まりに会い、経済的基盤の多くを失ってしまいました。
韓国においてもヨイド訴訟問題が発生し、最低3.000億ウォン以上の損害賠償を命じられました。
また清平の不正献金問題が発覚し、その被害額も2.000~3.000億ウォンと言われております。

さらに追い打ちをかけるように、3男である文顯進様と郭錠煥先生が教会と懐を分かつ決意をし、独自の道を歩まれるようになりました。
その時に教会の総資産の50~70%くらい、2兆ウォン以上(2000億円)と言われるUCI財団を乗っ取って行かれました。

教会自体がそんな危機的な状況にありながらも、既得権益を握った勢力は教会改革に真っ向から反対し、最後には文國進様、文亨進様は、改革半ばにして教会を去ることになりました。

 

このような一連の流れは、統一王国時代やキリスト教王国時代の王国の腐敗堕落、内的刷新、外的粛清、そして王国の分裂という流れと全く同じです。

これらの時代に共通することは、王国理想にサタンが侵入し、結果として王国は分裂してしまったということです。

 

今日の天一国時代においても、教会が3つに分裂してしまったということは、やはり王国にサタンが侵入してしまったということを意味しています。

私たちは真のお父様によって原理を伝えられ、信仰生活を通じて原理を体恤させられた理由は、このような時にこそ原理的に問題を解決できるようになるためだったのではないでしょうか?

歴史を通じ2度も犯した間違いを、3度目の今回こそは回避させるように真のお父様は尽力されましたが、残念ながら今回も過去と同じ過ちを犯してしまいました。

そこから導き出される結論は、旧統一教会、現家庭連合にはサタンが侵入し、摂理に失敗してしまったということです。

家庭連合が生き残る道は、自らは摂理に失敗したカイン的団体であることを認め、アベル的団体に完全屈服し、その指導に従うしかありません。

今こそイサク献祭の精神が必要なのです。
過去の全ての功績、精誠を忘れ、自己を否定し、ただ神と真のお父様とに従い、原理的に生きる信仰が必要です。

それができなかった時に家庭連合の行く道は、統一王国時代のユダヤ民族が行った道であり、キリスト王国時代のカトリックが行った道です。

ユダヤ人はイエスの死後40年、ローマによって滅ぼされ、2000年間国を持たない流浪の民として迫害の道を歩みました。

カトリックは未だに、世界的に大きな影響力を持っていますが、真のお父様が降臨された時の、迫害の中心的勢力となっていました。

このように家庭連合も大きな蕩減を追い、最も悲惨な道を歩むようになるのか、または神のみ旨に反対するサタンの手先となるのか、いまその選択に迫られているのです。

歴史に学び、原理に学ぶ信仰者こそ、イサクを捧げたアブラハムのような信仰を示すことが出来たなら、自らの氏族の信仰の祖となることができるのではないでしょうか?

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