ⓐ「真の後継者」は韓お母様か?

ⓐ 韓お母様

1)真のお父様のみ言に見る後継者の根拠

伝統はただ一つ! 真のお父様を中心として! 他の誰かの、どんな話にも影響されてはいけません。先生が教えた御言と先生の原理の御言以外には、どんな話にも従ってはならないのです。今、先生を中心としてお母様を立てました。先生が霊界に行ったならば、お母様(韓鶴子夫人)を絶対中心として、絶対的に一つにならなければなりません。今、お母様が行く道は、お父様が今まで立てた御言と説教集を中心として、行かなければならないのです。他の言葉を述べるのを許しません(『祝福』1995年夏季号、68ページ)

「これからは先生がいなくても、お母様一人でみ旨に何の支障もないというのです。…ですから、先生が一人でいても真の父母様の代身であり、お母様が一人でいても真の父母様の代身です」(同115116ページ、1990.3.27

「私は第一教主、お母様は第二教主です。」(同116ページ、1990.5.6

「お母様を中心として皆さんが一体になっていかなければならない時が来ました。もう先生がいなくても、お母様が代わりにできる特権を許諾したというのです。…先生が第一教主であれば、お母様は第二教主であると世界的に宣布し、天地に宣布します」(同116117ページ、1994.11.27

 

2)そのみ言の語られた時期、背景

家庭連合が韓お母様の正当性を証明するために発表しているこれらのみ言を見ると、真のお父様は韓お母様を第二教主に任命し、今後は韓お母様を中心にみ旨を進めていこうとされているように見えます。

しかしもう一歩深読みすると、これらのみ言が語られたのは、1990年から1995年頃までであり、それ以降に語られたみ言はありません。この時期は、女性連合が出発し、19919月に東京大会、その後、19924月に、「世界平和女性連合」が創設された時期でした。つまり、これから女性の時代を迎え、お母様を中心として摂理を進めていくために、お母様を励ますと同時に、お母様を中心として今後の摂理を進めていくんだと信徒に向けて語られたものでした。決して、真のお父様の聖和後の後継者を示すためのみ言ではありませんでした。

199999日の99節宣布によって、母子協助時代が終わり、父子協助時代に入ることによって、それまでとは全く反対のみ言が語られるようになりました。

「オモニはいなくてもかまいません。オモニはいくらでも探し立てることができます。」1999.9.9

「オモニが堕落したので外れるのです。」2000.3.06

「父が母を通じて生んだ息子が相続することの出来る時代が来るのです。」2000.11.11

「お母様がどうして神様の夫人の位置に立つのですか?堕落した女性として、どうして真の父母の夫人の位置に立つの?」2009.7.12

このように199999日の99節以降、韓お母様は第二教主どころか堕落した女性として、真の父母の夫人の位置に立つことはできないということを明確に語っておられます。同時に、父が母を通じて生んだ息子が相続すると語られていることから見ても、家庭連合が韓お母様が後継者である根拠とするみ言はすべて間違いであり、真のお父様は韓お母様は後継者とはみなさず、息子が後継者になると語られているということがわかります。

 

3)後継者であることを否定するみ言

「今までの復帰歴史においては母子が協助してきましたが、母子協助時代が過ぎ去るのです。蕩減の歴史は母子オモニと息子娘が犠牲となって復帰されましたが、99節を宣布して南北が統一される運勢に入り、父子協助時代に入るのです。オモニはいなくてもかまいません。オモニはいくらでも探し立てることができます。」 (み言葉選集303p264199999日)

 

「第一次、第二次大戦を終えて第三次時代へと越えながら、すべてを埋め尽くし、ついに整備されたカイン・アベル圏、聖霊を中心として霊的な準備を連結させて、実体的基準を中心とした再臨主と一つになって、母子協助時代から父子協助時代に転換するのです。そのためには母親がいなくならなければならないのです。それゆえ、蕩減時代の母ではなくて、直接的時代の父が母を通じて生んだ息子が相続することの出来る時代が来るのです。」

(家庭連合時代―主要儀式と宣布式 Ⅳ 19997月―20011月、父子協助時代宣言20001111日、p602

「母子協助時代を経て、父子協助時代に越えていくと言う事を宣布しました。その時が何時なのか?20001111日です。その日を宣

 

布したのです。・・・・

父子だけが中心となって継代を受け継ぐことの出来る、この様な時代に入った事実を記憶する今日であることをお願いします。分かりますか?」

(統一世界、404200410月号、p32

「最後にはオモニが問題となります。オモニが堕落したので外れるのです。そして父子時代に入るのです。息子がオモニを呼び止めることができ、アボジもオモニを呼び止めることができるのです。」  (み言選集 318172ページ 2000.03.06 <父子協助復帰時代>

「お母様がどうして神様の夫人の位置に立つのですか?堕落した女性として、どうして真の父母の夫人の位置に立つの?真なる僕の夫人の位置にすら立てず、追い出されて、それを殺してしまって、それなのにですよ。そのような人を捕まえて神様の夫人の位置に立てますか?そのような亡霊のような行動が何処にありますか?」 (み言選集 61428ページ <カインとアベルの戦略> 2009.7.12 天正苑)

 

4)真のお父様との一体化

家庭連合が韓お母様こそが真のお父様の後継者であるとする根拠は、一にも二にも真のお父様と韓お母様とは完全一体であるということです。実際真のお父様は、何度も何度も真のご父母様夫妻が最終一体となられたことを宣言されています。

「真の父母様夫妻が横的に最終一体を成した。」

2010619日 午前220

   626日 午前325

「真の父母様ご夫妻は最終一体」

20101122

201123

「すべての摂理の完成、完結、完了と最終勝利を宣言」

20111211

これらの宣言の通りに、真のお父様と韓お母様が完全に最終一体化していたのなら、韓お母様にも後継者として立つ資格はあったかもしれません。しかし韓お母様が後継者として立つためにはさらにいくつか条件があります。

まずは前項で掲載した、家庭連合が韓お母様こそが後継者である根拠とする真のお父様のみ言をもう一度見てみると、

「伝統はただ一つ! 真のお父様を中心として! 他の誰かの、どんな話にも影響されてはいけません。先生が教えた御言と先生の原理の御言以外には、どんな話にも従ってはならないのです。今、先生を中心としてお母様を立てました。先生が霊界に行ったならば、お母様(韓鶴子夫人)を絶対中心として、絶対的に一つにならなければなりません。今、お母様が行く道は、お父様が今まで立てた御言と説教集を中心として、行かなければならないのです。他の言葉を述べるのを許しません」(『祝福』1995年夏季号、68ページ)

とあります。つまりここでは、

・伝統はただ一つ! 先生が教えた御言と先生の原理の御言以外には、どんな話にも従ってはならないのです。

・お母様が行く道は、お父様が今まで立てた御言と説教集を中心として、行かなければならないのです。

・真のお父様を中心として! 他の誰かの、どんな話にも影響されてはいけません。他の言葉を述べるのを許しません

このように真のお父様ははっきりと言い切っておられます。しかし真のお父様の聖和後、家庭連合は矢継ぎ早に、真のお父様の立てられた伝統を次々と破壊してしまいました。

・お父様の天聖経の削除を含む大改編。

・お父様が涙を流しながら歌われた天一国国歌(栄光の賜物)の変更。

・家庭盟誓において「神様」を「天の父母様」に変更。

・成婚問答の簡略化。

・女性神の実質的導入。

・建国の根幹たる憲法から統一原理を疎外。

同時に韓お母様は、自らを『独生女』と宣言し、真のお父様は原罪を持って生まれてきたと発言し、文氏の血統を貶め、韓氏の血統を尊重する発言を繰り返しています。そればかりか原理本体論を封印し、統一原理までも改竄し、独自の独生女神学の構築を行っています

これらの事実を見ると韓お母様は、真のお父様の立てられた伝統を破壊し、み言を改竄し、自らを独生女、メシヤとする、新しい教えを語られていることがわかります。そして自らを高め正当化するために、相対的に真のお父様の尊厳性までも地に落とそうとしているのです。つまり真のお父様の戒めを破り、完全に真のお父様の願いとは相反することを行っているのです。

今の韓お母様は、真のお父様と完全最終一体化していると言えるのでしょうか?正しい判断能力を持っている人なら、完全最終一体化しているとは思えないのではないでしょうか?つまり真のお父様の後継者として最も大切な資格、真のお父様とは心情一体化はなされていなかったと判断するしかありません。

このように見ると、真のお父様が聖和前、何度も何度も最終一体化宣言をされたということは、韓お母様から何らかの条件を奪い、一縷の望みをかけ、条件的に何度も最終一体化宣言をされていたのではないでしょうか?真のお父様にとっても最後まで韓お母様と最終一体化したかった、狂おしいほどの心情の痛みを感じざるを得ません。それがただ単に、自らの問題だけではなく、神の願いであり、人類全体の問題であり、生涯を共にした韓お母様の永遠の生の問題でもありますから、今はどれほど嘆き悲しまれていることか想像を絶するものがあります。

そのような韓お母様に悔い改めていただき、再び本然の位置に戻っていただくためには、家庭連合に残る全ての兄弟姉妹たちが、韓お母様の間違いに気づき、真のお父様の元に戻ってくることが唯一の道なのではないでしょうか?

 

5)長子の嗣業と祝福

長子の嗣業とは具体的には後継者として、祝福の権能、聖酒を作る権能、先祖解怨の権能、教会の指導者としての任命等が考えられます。

韓お母様に長子の嗣業を伝授されたというみ言や記録は一切ありません。

同様に韓お母様に、後継者としての祝福も与えられたという記録もありません。

つまり韓お母様には、真のお父様から長子の嗣業も伝授されておらず、後継者としての祝福も与えられていないわけですから、韓お母様は真のお父様が認めた正当な後継者ではないということです。

(嗣業:神から受け継いだ賜物、具体的には土地、富など相続財産、占有物を意味する。)

 

63大試練

「お母さまは2013616日までに完成しなければならない。そうして本然の位置にまで戻らなければならない」2007.5.11 天正宮訓読会)

「私が93歳、お母様が70歳で完成級の聖婚式をもつことですべての祝福家庭と共に完成した天地の時代に入ることができる。」2011.8.29 天正宮訓読会)

このように真のお父様は語られましたが、2012年のご聖誕日に行われる予定だった聖婚式をキャンセルされました。そして韓お母様にさらに一年の猶予を与えられ、願われる基準での一体化を待たれましたが、お父様のご聖和により、その最後の完成段階の「真の父母聖婚式」は果たされることはありませんでした

本来韓お母様は基元節に、第三次「真の父母様聖婚式」を行い、真のお父様のみ言と伝統を守り、その相対としての真の母の位置を守っていたらば、韓お母様自身も自動的に完成することができました。そして韓お母様の完成によって、全ての祝福家庭も創造本然の世界に入ることのできる時代圏を迎えることができていたのです。その勝利はすなわち、韓お母様が神の第一祝福復帰の基台を勝利することを意味し、同時に神の第二祝福復帰の基台を造成することを意味しました。

しかし韓お母様は2012118日頃、金孝南訓母様主礼の元、何らかの霊的存在との結婚式を挙行しました。

2012118日、ある結婚式がありました。 天正宮において。それは金孝南氏が主礼をし、韓氏オモニと、ある神、どのような神か分かりませんが、ある神との結婚式でした。 神様ではありません。 神との結婚式でした。 お父様はそこにいらっしゃいませんでした。」(2017.5.10 文亨進様)

「アボジがおられない間に他の霊人と結婚したということはどういうことでしょうか。

第一にアボジは離婚したということ

第二にサタンと結婚したのです。

韓氏の血統 サタン王の血統に再び帰りながら萬王の王と離婚しながら。

後ろでサタンと姦通 結婚 堕落!した失敗した堕落したエバになってしまいました。」(2016.8.3 文亨進様)

このように韓お母様が、神と称する霊的存在との結婚式を行うことにより、真のお父様との第三次聖婚式は行われませんでした。そして真のお父様とは離婚をし、サタンと結婚した立場に立ってしまいました

このようにして韓お母様は、サタンの三大試練のうち第一試練と第二試練を乗り越えることはできませんでした。

また韓お母様は、天使長たちから長い期間をかけて、次のように誘惑されてきました。

「天使長達は『あなたは神になれる。あなたは神です。あなたはメシヤです。あなたは神様の一人娘です。あなたは女神です。』とお母様を誘惑しました。」(2015.4.12 文亨進様)

その結果韓お母様は、自らは真のお父様の相対ではなく、韓お母様自身がメシヤであり、独生女であると信じるようになり、そして自らを神と称するようになってしまいました

3年前お母様が私に、『私は誰ですか』と尋ねた時、私は『あなたは勝利された真のお母様です。』と答えました。お母様は、『いいえ、私はメシヤです。私は神です。』と言いました。

私はお母様に『あなたは神様ではありません。あなたはあなたを神様だと言ってはいけません。そうしたら、あなたは神様からの裁きを受けるでしょう。神様はあなたを失望させ、誰が神様なのかを、あなたに教えるでしょう。』と言いました。

お母様は笑って『天地のお母様がいる韓国に何が起こるというのですか。神様の祝福と守りがここにはあるのです。』私達は『それは違います。』と言いました。」(2015.7.5 文亨進様)

このように韓お母様はサタンの誘惑に負け、霊的存在と結婚をすることにより、主なる神を拝し、ただ神にのみ仕えることを拒否し、サタンを拝し、自らを神と称するようになってしまいました。またその結果真のお父様の立てられた世界的なすべての基盤も、正当な後継者から略奪してしまいました。つまり神の第三祝福復帰の基台を造成する試練も乗り越えることが出来ずに、神よりも万物を拝し、自らを神と称する存在となってしまったのです。

※資料(二)2-2 2017510水) 文亨進様説教

 「罪のない独生女 対 三代王権 文鮮明と韓鶴子の神学を比較する」後編

2012118日、ある結婚式がありました。 天正宮において。それは金孝南氏が主礼をし、韓氏オモニと、ある神、どのような神か分かりませんが、ある神との結婚式でした。 神様ではありません。 神との結婚式でした。 お父様はそこにいらっしゃいませんでした。ですから・・・、お父様は麗水か?巨済島か?に、いらっしゃいましたが、その内容を報告を受けて直ちに上って来られました。 そして、その翌日119日、訓読会でお父様は韓氏オモニと四人の指導者を立てて、自分に絶対的に従うということを、もう一度誓いをするようにされました。 ユンチョンロ、ソクジュンホ、キムヒョユル、ファンソンジョこの四人がお母様と一緒にお父様の前に立って、そして絶対服従を宣誓するようにされました。 お父様はまた別に行動すれば、滅び、死ぬだろうと言うお話もされました。 その時は2012119日です。

お母様は、これからは、お父様の前に絶対服従しなければならない。 そして、隣に座っていたお母様を見て立ち上がって、前にお父様に向かって立たせて、四人の指導者達、先程の四人を呼んで、お母様と一緒に絶対服従するように誓わせました。そして、その人たちが拍手してそれを確認するようにされました。

そしてお父様はまた、昼の神様と夜の神様が今も戦っている。と仰いました。 それ故にお父様が完成級の聖婚式を延期されたのかは、私たちは分かりません。 その十日後にある予定だった聖婚式が一年延期され、結局、お父様はその前に、霊界に行かれました。お父様のそのような御言葉を残してです。

※資料(二)2-3 サンクチュアリNEWS

韓お母様は「完成」しているのか―重要な問題

「お母さまは2013616日までに完成しなければならない。そうして本然の位置にまで戻らなければならない」―2007511日 天正宮訓読会

私が93歳、お母様が70歳で完成級の聖婚式をもつことですべての祝福家庭と共に完成した天地の時代に入ることができる。―2011829日天正宮訓読会

とお父様はおっしゃったが、2012年のご聖誕日に行われる予定の聖婚式をお父様はキャンセルされた。そしてお母さまにさらに一年の猶予を与えられ、願われる基準での一体化を待たれた。

しかし、お父様のご聖和により、その最後の完成段階の真の父母聖婚式は果たされることはなかった。

 

 

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