(ニ)神が準備した韓国とキリスト教の罪
(1)イエス降臨時と再臨時
1、2000年前のイエス降臨時
イエスキリスト降臨時、イエスはその使命を全うできずに十字架についてしまいました。
しかし多くのキリスト教徒たちは、神の子イエスが、その使命に失敗したなどとは考えることができず、結果のみを見つめ、イエスは十字架につくために来られたと考えています。
十字架につくことにより、私たちの罪を清算し、私たちを罪から解放してくれたと考えているのです。
しかしイエスの言行を見ると、決して自分は十字架につくために来たなどとは言ってはいません。
神の国を地上にもたらすために来たと言っています。
その事実を明らかにした文鮮明先生は、イエスは使命を全うすることができなかった。
本来イエスを迎えるべく、神が用意した人物、洗礼ヨハネが、その使命を果たすことができなかった。
聖母マリアも、その使命を全うすることができなかったと言っておられます。
では文先生が語られるように、イエスがその使命を全うすることができなかったとするならば、どこにその原因があったのでしょうか?
その原因と結果を、より重要なものから簡単に列挙すると、
①洗礼ヨハネがイエスを証ししながらも、イエスを不信し、受け入れなかった。
⇒洗礼ヨハネの悲惨な最期。イエスがサタンをはじめ、律法学者、パリサイ人らユダヤ人から、試練と迫害を受けるように。
②ユダヤ人、律法学者、パリサイ人たちがイエスを受入れず、迫害し、十字架に付ける。
⇒ユダヤの地はローマによって滅ぼされ、ユダヤ人は2000年間国を持たない流浪の民に。
③イスカりオテのユダが、銀貨30枚でイエスを裏切り、売り渡す。
⇒ユダは自分の罪に耐え切れずに自殺。
④マリヤがイエスの使命を悟れずに、母親としての使命を果たせず。
⇒イエスは最後まで独身となり、家庭を持つことができず。
イエス降臨時、イエスがその使命を全うできるように、神が4000年の歳月をかけ準備してきた基盤がその使命を全うできたとき、神が準備してきた基盤にとっても、最高の栄光が待っていたはずです。それはあたかも、イエスが洗礼ヨハネをさして、「女の産んだ者の中で、ヨハネより大きい人物はいない。」と言ったことからもわります。
しかしその基盤が、イエスを受入れなかったとき、自分の使命を悟れなかっただけでも、それはこの上もない罪になってしまうことも、同じくイエスの言動から理解できます。「神の国で最も小さい者も、彼よりは大きい。」
神の摂理にとって、人類歴史を通じ神が準備した基盤が、イエスを受入れ、その使命を全うできることが、人類にとっての最大の栄光であります。
逆にイエスを受入れることができなかった時、それは最大の罪になってしまいます。
さらに、イエスの使命完遂を妨害し、直接にイエスを迫害などしようものなら、その罪は拭い去ることなどできないほどの大罪になってしまいます。
そのような観点で見たとき、イエス降臨時、最も罪深い存在が自分の使命を悟れずに、イエスを受入れなかった洗礼ヨハネでした。
そしてイエスを直接に迫害し、十字架に付けるように訴えた律法学者、パリサイ人たちでした。
さらにはイエスを裏切ったイスカりオテのユダでした。
しかしいくら聖書を見ても、ユダヤの王が誕生したという話を聞き、3歳以下のユダヤ人を皆殺しにするように指示を出したヘロデ王や、イエスを直接槍で突いて殺したローマ兵に関しては、その罪深さを糾弾するような内容は見当たりません。
またキリスト教徒を徹底的に迫害したローマ帝国に関しても、その罪を問うような部分は見当たりません。
それどころかローマ帝国に関しては、世界で最も早くキリスト教を受入れ、国教としたわけですから、最も大きな恵みをいただいた国となったともいえることでしょう。
このような考察の元、再臨の主である真のお父様の路程を分析し、イエス降臨時における洗礼ヨハネのような人物は誰であったのか?そしてユダヤ教、ユダヤ人に相当する人物、国はどこだったのか?さらにはローマ帝国に相当するところはどこなのかについて考察してみることにします。
まずは2000年前、イエス・キリスト降臨時の状況について見てみることにします。
★2000年前のイエス降臨時
①ヘロデ大王
紀元前37年、ローマの軍勢の力を借りて、
イスラエルのレビ族が祭司王として統治した
ハスモン朝を破り、ユダヤ地区にヘロデ朝を成立。
②ローマ帝国
ユダヤ地区の宗主国
⇒ 紀元395年東西に分裂。
西ローマ帝国は476年に、
東ローマ帝国は1453年に滅亡。
③ユダヤ地区
ガリラヤにイエス誕生
⇒ 紀元70年にローマ帝国軍に滅ぼされる。
④洗礼ヨハネ
主の道を直くする者。エリヤの使命を持つ者
⇒ 一旦はイエスを証すも不信し従わず。
ルカ7:28「女の産んだ者の中で、ヨハネより大きい人物はいない。
しかし、神の国で最も小さい者も、彼よりは大きい。」
⑤ユダヤ人
神の選民の中にイエス誕生
⇒ イエスを十字架に。
マタイ27:25「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」
⇒ 2000年間流浪の民となり、迫害を受けてきた。
①ヘロデ大王
■ヘロデ朝の創設
ヘロデ大王は、共和政ローマ末期からローマ帝国初期にユダヤ地区を統治したユダヤ人の王(在位:紀元前37年 – 紀元前4年)である。
ヘロデはローマにおいて元老院にアピール、父の代から続くローマへの忠誠を評価されてローマの軍勢を貸与され、エルサレムへ向かった。
エルサレムにあったイスラエルのレビ族が祭司王として統治したハスモン朝は、ローマ軍の精鋭の前にあえなく陥落。
紀元前37年、ヘロデはついにローマに従属することを約束して、ユダヤの分封王となり、エドム人ヘロデが統治するヘロデ朝を創設。
■ユダヤ人の迫害
王位についたヘロデは、前政権ハスモン朝の血をひくものをすべて抹殺した。
自分に対して敵対的であったユダヤ教の指導層最高法院の指導的なレビ族の祭司たちを迷わず処刑。
■幼児虐殺
2:7そこで、ヘロデはひそかに博士たちを呼んで、星の現れた時について詳しく聞き、
2:8彼らをベツレヘムにつかわして言った、「行って、その幼な子のことを詳しく調べ、見つかったらわたしに知らせてくれ。わたしも拝みに行くから」。
2:9彼らは王の言うことを聞いて出かけると、見よ、彼らが東方で見た星が、彼らより先に進んで、幼な子のいる所まで行き、その上にとどまった。
2:10彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。
2:11そして、家にはいって、母マリヤのそばにいる幼な子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬などの贈り物をささげた。
2:12そして、夢でヘロデのところに帰るなとのみ告げを受けたので、他の道をとおって自分の国へ帰って行った。
2:13彼らが帰って行ったのち、見よ、主の使が夢でヨセフに現れて言った、「立って、幼な子とその母を連れて、エジプトに逃げなさい。そして、あなたに知らせるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが幼な子を捜し出して、殺そうとしている」。
2:14そこで、ヨセフは立って、夜の間に幼な子とその母とを連れてエジプトへ行き、
2:15ヘロデが死ぬまでそこにとどまっていた。それは、主が預言者によって「エジプトからわが子を呼び出した」と言われたことが、成就するためである。
2:16さて、ヘロデは博士たちにだまされたと知って、非常に立腹した。そして人々をつかわし、博士たちから確かめた時に基いて、ベツレヘムとその附近の地方とにいる二歳以下の男の子を、ことごとく殺した。
■ヘロデ王の業績
ヘロデは都市計画において業績を残した。
人工港湾都市カイサリア、歴史に名を残す大要塞マサダ、アウグストゥスの名前を冠した新都市セバステ(サマリア)、エルサレムのアントニア要塞、要塞都市ヘロディオン、マカイロスなどはすべてヘロデの時代につくられた計画都市である。それだけでなくヘレニズム君主としてパレスティナや小アジアのユダヤ人が住む多くの都市に多くの公共施設を提供している。
しかし、なんといってもヘロデの名を不朽のものとしたのは、第二神殿の改築(ヘロデ神殿)、カイサリアの港、マサダ要塞、ヘロディウム (Herodium) などの大建築であった。特にヘロデ神殿はソロモンを超える規模で行ったエルサレム神殿の大改築であった。神殿はローマ帝国を含む当時の世界でも評判となり、このヘロデの時代にディアスポラのユダヤ人や非ユダヤ教徒までが神殿に参拝しようとエルサレムをさかんに訪れるようになった。
② ローマ帝国
■ローマ帝国によるキリスト教の迫害
キリスト教徒 ローマ帝国による迫害
■ペテロやパウロらによるキリスト教の爆発的な宣教活動。
■皇帝ネロによる迫害:64年に起きたローマの大火事は、キリスト教徒による放火と断定し、キリスト教徒たちを逮捕し、虐殺。
■カタコンベ:地下墓地。
キリスト教徒はカタコンベで信仰を守り、迫害に耐える。
・ 303年:皇帝ディオクレティアヌスは、キリスト教の会合を禁止し、教会の破壊、聖書の焼き捨て、聖職者全員の逮捕などが行われ、コロッセオで、数千人のキリスト教徒が火あぶりや猛獣によって処刑される。
・ 313年ミラノ勅令:皇帝コンスタンティヌスによるキリスト教の公認。
・ 392年キリスト教の国教化:テオドシウス一世により発令。
・ 395年:テオドシウス一世の死後、ローマ帝国は東西に分裂。
・ 476年:ゲルマン民族の侵入により西ローマ帝国は滅亡。
・1453年4月:オスマン帝国軍により東ローマ帝国は滅亡。
③ ユダヤ地区
イエス・キリストの時代には、ユダヤ属州やガリラヤ地方が、全てローマ帝国の支配下だった。
■ヘロデ(ヘロデ大王、紀元前37年 – 紀元前4年)
ヘロデはローマの元老院で支援を訴え、元老院はヘロデに「ユダヤ人の王」の称号を与えた。
ヘロデは紀元前37年にハスモン朝を打倒して、ヘロデ朝を成立。
ヘロデは紀元前4年に亡くなるまで統治し、ヘロデの死後は3人の息子が分割支配した。
■3分統治時期
ヘロデ・アルケラオス(紀元前4年 – 6年、支配地:ユダヤ、エドム、サマリア)
ヘロデ・フィリッポス(紀元前4年 – 34年、支配地:バタネア、ガウラニティスなど)
ヘロデ・アンティパス(紀元前4年 – 39年、支配地:ガリラヤ、ペレア)
・アグリッパ1世(34年 – 44年):ヘロデ大王が支配していた時期の支配地を回復させた。
・アグリッパ2世(44年 – 93年頃):王国の北部分を承継し、南半分はローマが直轄統治した。
ユダヤ人はローマ帝国に叛乱し、紀元70年のエルサレム攻囲戦で滅ぼされ、中東世界に離散した。
ユダヤ的なものを一掃しようとしたローマ人は、この土地をユダヤ人の宿敵ペリシテ人にちなんでパレスチナという名前をつけたため、ユダヤという地名は消滅した。
1948年に建国した新国家は、イスラエル国と命名された。
④ 洗礼ヨハネ
ヨハネによる福音書
1:29…ヨハネはイエスが自分の方にこられるのを見て言った、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。
1:30『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。…』とわたしが言ったのは、この人のことである。…
1:32ヨハネは…言った、「わたしは、御霊がはとのように天から下って、彼の上にとどまるのを見た。
1:33わたしはこの人を知らなかった。しかし、水でバプテスマを授けるようにと、わたしをおつかわしになったそのかたが、…言われた、『ある人の上に、御霊が下ってとどまるのを見たら、その人こそは、御霊によってバプテスマを授けるかたである』。
1:34わたしはそれを見たので、このかたこそ神の子であると、あかしをしたのである」。
★洗礼ヨハネの不信
ルカによる福音書
7:18…ヨハネは…7:19「『きたるべきかた』はあなたなのですか。
それとも、ほかにだれかを待つべきでしょうか」と尋ねさせた。
7:21イエスは… 7:22答えて言われた、「行って、あなたがたが見聞きしたことを、ヨハネに報告しなさい。
盲人は見え、足なえは歩き、らい病人はきよまり、耳しいは聞え、死人は生きかえり、貧しい人々は福音を聞かされている。
7:23わたしにつまずかない者は、さいわいである」。
7:24…イエスはヨハネのことを群衆に語りはじめられた、「あなたがたは、何を見に荒野に出てきたのか。風に揺らぐ葦であるか。
…柔らかい着物をまとった人か。きらびやかに着かざって、ぜいたくに暮している人々なら、宮殿にいる。
7:26では、何を見に出てきたのか。預言者か。そうだ、あなたがたに言うが、預言者以上の者である。
7:27『見よ、わたしは使をあなたの先につかわし、あなたの前に、道を整えさせるであろう』と書いてあるのは、この人のことである。
7:28あなたがたに言っておく。女の産んだ者の中で、ヨハネより大きい人物はいない。
しかし、神の国で最も小さい者も、彼よりは大きい。
マタイによる福音書
14:6ヘロデの誕生日の祝に、ヘロデヤの娘がその席上で舞をまい、ヘロデを喜ばせたので、
14:7彼女の願うものは、なんでも与えようと、彼は誓って約束までした。
14:8すると彼女は…「バプテスマのヨハネの首を盆に載せて、ここに持ってきて…」と言った。
14:9王は困ったが、…14:10人をつかわして、獄中でヨハネの首を切らせた。
14:11その首は盆に載せて運ばれ、少女にわたされ、少女はそれを母のところに持って行った。
⑤ユダヤ人
★イエスの十字架の死に責任を持つ者
マタイによる福音書
27:15さて、祭のたびごとに、総督は群衆が願い出る囚人ひとりを、ゆるしてやる慣例になっていた。
27:17それで、彼らが集まったとき、ピラトは言った、「おまえたちは、だれをゆるしてほしいのか。
バラバか、それとも、キリストといわれるイエスか」。
27:20しかし、祭司長、長老たちは、バラバをゆるして、イエスを殺してもらうようにと、群衆を説き伏せた。
27:21総督は彼らにむかって言った、「ふたりのうち、どちらをゆるしてほしいのか」。
彼らは「バラバの方を」と言った。
27:22ピラトは言った、「それでは
キリストといわれるイエスは、どうしたらよいか」。
彼らはいっせいに「十字架につけよ」と言った。
27:23しかし、ピラトは言った、「あの人は、いったい、どんな悪事をしたのか」。
すると彼らはいっそう激しく叫んで、「十字架につけよ」と言った。
27:24ピラトは手のつけようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で手を洗って言った、「この人の血について、わたしには責任がない。
おまえたちが自分で始末をするがよい」。
27:25すると、民衆全体が答えて言った、「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」。
27:26そこで、ピラトはバラバをゆるしてやり、イエスをむち打ったのち、十字架につけるために引きわたした。
ユダヤ民族 ⇒ 2000年間国を持たざる流浪の民となり、迫害を受けてきた。
⑥ イエス
2、文先生誕生時の時代背景
2000年前、イエス・キリスト降臨時の状況について見てみると、イエスの降臨に備え、神が4000年の歴史をかけて備えてきた基盤、洗礼ヨハネ、ユダヤ人たちが、イエスを受入れず、迫害したことでイエスは摂理に失敗してしまいました。つまり洗礼ヨハネ、ユダヤ人達が、人類にとっての最も重い罪を犯してしまったことがわかります。
一方、ユダヤ人の王が誕生したという話を聞き、3歳以下のユダヤ人を皆殺しにするように指示を出したヘロデ王や、イエスを直接槍で突いて殺したローマ兵に関しては、その罪深さを糾弾するような内容は見当たりません。
それはあくまでも、イエスがその使命を全うできるか否かの直接的な責任に関わった人物たちが、洗礼ヨハネであり、ユダヤ人、律法学者、パリサイ人達であったのに対し、ヘロデ王やローマの兵たちは、イエスの使命完遂には直接的には関与せず、結果として刑の執行を命じられただけにすぎなかったからでした。
このような観点を踏まえて、文鮮明先生の路程を分析し、洗礼ヨハネの使命を持った人物は誰だったのか、ユダヤ人、律法学者、パリサイ人達に相当する人物たちは誰だったのか、またヘロデ王やローマ兵に相当する人物というのは誰だったのかについて考えてみることにします。
★文先生誕生時の時代背景
①朝鮮総督府:韓国併合により、大日本帝国領となった朝鮮を統治するための官庁。(1919~1945)
②日本:韓半島を植民地として統治
③韓半島 :再臨主誕生の地
⇒ 1953.7.27.南北分断 (韓国、北朝鮮)
④金百文、許孝彬:洗礼ヨハネ型人物
⇒ 文先生を不信し従わず。
⑤韓国人:神の選民、文先生誕生
⇒ 洗礼ヨハネ型人物は文先生を不信
⇒ 文先生、僕の僕の道へ。
キリスト教会、北朝鮮政府、韓国国民全てが文先生を排斥。
直接的に投獄、拷問…2度にわたる死の危険も。
⑥文鮮明:再臨主、イエスの使命の完成者
① 朝鮮総督府
1910年の韓国併合により、大日本帝国領となった朝鮮を統治するための官庁。(1919~1945)
・迫害
⇒ 創氏改名、3.1独立運動の弾圧、強制連行、従軍慰安婦
・併合による変化
・1920
・30年代GDP平均成長率4%
(1920年代の世界経済は2%以下、日本は3%強)
・1人当り国民所得が1910年の40ドルから倍増
・日本資本の大量流入による鉄道・道路・橋梁などの交通機関の整備。
・耕作地が拡大(246万町から449万町まで)し、
・人口が1313万人(1910年)だったのが、2553万人(1942年)に増加、
・平均寿命が24歳から56歳に。
・併合時は4%程度だった識字率が61%を超えた(1944年
②日本
1945年当時の摂理においては、日本は韓国を40年間統治した国でした。
それはあたかも、ユダヤが国を持たずに、ローマの属国としてローマの支配下にあったときにイエスが降臨されたごとく、文先生も日本の統治下にあった韓民族の中に降臨されたのです。
当時の日本と韓国の関係、摂理的意義について「神様の摂理から見た南北統一」のみ言で見ていきたいと思います。
日帝統治下40年の摂理史的意義 神様の摂理から見た南北統一より
復帰摂理歴史は、同じ内容と形式が反復されながら、蕩減の路程を通して復帰していく歴史だという事実を知らなければなりません。よって再び来られるメシヤは、独立した国を通しては来ることができないのです。
再臨の一日にそのような立場に立った国が韓国です。
イスラエルの国とキリスト教が、霊肉を中心としてサタン圏で支配されながら戦ってきたように、韓国も40年間肉的な面で怨讐に支配されながら、霊的な面で、この国のために生命を捧げることを覚悟する群れを中心として、独立運動をしてきました。そうして民族を糾合し、結束させて、キリスト教を主とした人たちが主導となって国を建てるようになったのです。
キリスト教の信者たちが霊的な面で、日帝40年の弾圧を受け、国もない中で死の道を自ら進んでいきながら国を愛する忠節の道理を立てたのです。
韓国は内的な面でキリスト教を中心として120年間発展するようになるのです。
韓国が日本から40年間抑圧される時代、内外の40年蕩減期間
=イスラエル民族においては、民族的カナン復帰をするためのエジプトでの400年苦難時代
=キリスト教のローマ帝国迫害時代400年
=アダム以後イエス様までの4000年を蕩減し得る受難ともなる
日本:失敗した英国に相当する立場でアジア的代身国家として立てた国が日本
アジアを育て、アジアのための日本にならなければならないのです。それゆえ世界的な経済大国を築きました。
神様は英国の祝福を蕩減するために日本に祝福を与えたので、日本は英国の立場を蕩減して世界を救わなければなりません。
⇒神社参拝問題を中心としてキリスト教を極度に弾圧。
自分の国のために生きるアジアをつくろうというサタン的な立場になってしまった。
神様の名前を閉め出して、自分の国の民族主義的な女神、天照大神に仕えるのです。
③韓半島と第三イスラエル 韓民族
1945年当時、6000年の人類歴史の結実体として、神様は再臨の主として文鮮明先生をお送りくださいました。
しかし、神様が文先生をお迎えするために準備した、摂理的中心人物、中心民族はことごとく摂理に失敗したため、文先生はその蕩減のため、自らが摂理的中心人物となり、地獄の底から摂理を再出発をせざるを得なくなりました。
2000年前、イエス様をお迎えした人類は、やはりイエス様を受入れることができずに、神様の独り子であるイエス様を十字架に付けてしまったように、再臨の時代においても文先生を、一つ間違えば死んでしまうような、死の淵にまで追いつめてしまいました。
2000年前イエス様を迎えるために、神様が用意した中心人物と言えば、原理的には洗礼ヨハネがその中心であり、聖母マリア、イエス様の弟子たち、選民としてのユダヤ民族たちがいます。
彼らは自らに与えられた責任を全うすることができなかったため、洗礼ヨハネは摂理とは全く関係のないことで、意味もなく処刑されてしまいました。そしてユダヤ民族は、ローマによって滅ぼされ、2000年間国を持たない流浪の民として、苦難の歴史を綴ることとなりました。
1945年当時、再臨主である文先生を、韓半島に、韓国人として迎えることができました。
文先生を韓半島に迎えるために、神様が2000年の歴史を通し準備してきた基盤というのは、洗礼ヨハネ的使命を持った中心人物たちでしたし、第3イスラエルとしての韓国人であり、その中でも中心的使命を持ったキリスト教徒たちでした。
ここでは神様が2000年の歴史をかけ、韓半島にどのように摂理的中心人物たちを用意してきたのか、そしてその神様が用意した韓国におけるキリスト教会が、神様の摂理を悟れずに、御旨を失敗してきたのかを、『南北統一』のみ言葉集を中心に見ていくことにします。
2000年前、イエス様を十字架に付けることにより、ユダヤ民族はその責任を取り、2000年間流浪の民として苦難の路程を歩みました。それと同じように、韓国キリスト教会がその責任を果たすことができなかった結果、文先生を地獄の底まで陥れただけではなく、韓半島も南北分断の悲劇を招来してしまったということが、明確にみ言葉として記されています。
神様の摂理は、その中心人物たちが使命を全うし、勝利すると、彼らは誰よりも栄光を受ける立場に立ちますが、逆に使命を全うできなかった場合には、最も罪深く、最も苦難の路程を歩まなければいけないということを教えてくれています。
1945年当時の摂理を失敗した第三イスラエル選民、韓国人は、もう既に選民としての栄光の位置にあるのではなく、摂理に失敗した立場にあるということを自覚し、僕の僕の立場から再出発しなければ、救いはないくらいの覚悟が必要なのではないでしょうか?!
たぶんそれらも含めて、文先生が全てを蕩減し、韓国人に対しても今も栄光の位置を残してくれているとは思いますが、自分たちは摂理に失敗したんだと悔い改めることもなく、自分たちは選民である、世界は選民である韓民族に従うべきなどというような傲慢な思いを持っていたならば、残された道は滅びの道しかないのではないでしょうか?
残念ながら今の教会を見たとき、悔い改めの心を持って歩んでいる韓国人指導者はほとんど見かけることはありません。彼らに指導される教会は、どのような道を歩むのかは、火を見るよりも明らかでしょう。一人でも多く、摂理の真実を見極め、神様の願いに生きる韓国人指導者が生まれることを期待してやみません。
④洗礼ヨハネ型人物
1、「腹中教」の許孝彬女史
☆許孝彬女史夫婦と腹中教
⇒金聖道女史はエバ的使命であり、その次の許孝彬女史はマリヤ的使命、「腹中教」を作る。
★大同保安署に拘束(1946.8.11)
1946年6月、共産党は、新しい宗教団体に対する弾圧を始め、許孝彬氏の集団が摘発される。
文先生は許孝彬女史に3度にわたり勧告「私が誰であるか祈ってみなさい。」「すべてを否定してここから出なさい。」
⇒ 許女史は大きな兆候を期待し、一人の若い男などには期待もしなかった。
許孝彬女史は文先生からの手紙を読んでから破こうとしたが、共産党の監視員に見つかり、文先生は拷問を受ける。
★結果
1950年に韓国動乱が起きた時、許孝彬女史以下監獄にいたすべての腹中教信者を共産党が虐殺。
2、金百文牧師のイスラエル修道院を中心とした摂理(1945.10~1946.4)
★金百文氏と文先生は、カインとアベル、洗礼ヨハネとイエス様のような立場。金百文氏は天から啓示を受けて、文先生に全世界のソロモン王の栄光が先生に臨むようになることを祝福。しかし彼はその真の意味が分からず使命に失敗。
3、「主なる神の夫人」朴氏(朴ウルリョン)ハルモニを中心とした摂理
韓国で婦人として、役事を始めた人は金聖道ですが、これを蘇生として、許孝彬を経て、朴老婆につながりました。
★段階的な証と祝福
僕のように扱われるその位置で、精誠を込めれば、僕から養子、庶子、息子の位置まで復帰します。そして「天の国の総理大臣である」、「天国の全権を代表したイエス様の位である」、「神様の対象実体である」と、はっきり証をするのです。先生は、証をするその言葉を受け、即座に「敬礼しなさい」と言いました。それが、復帰するための主管性転倒です。
朴老婆は、文先生の言葉を受入れることができずに使命に失敗。
文先生を迎えるために神が用意した神霊集団。その中心人物たち、許孝彬女史、金百文牧師、朴ウルリョンハルモニは、文先生に直接侍る機会があったにもかかわらず、文先生を受け入れることができずにその使命に失敗してしまいました。
これらはほんの些細な失敗にすぎませんでしたが、イエス降臨時の洗礼ヨハネと同じで、このようなほんの些細な失敗が、人類史上最も大きな罪となってしまったと言っても過言ではありません。
このように文先生の路程のクライマックスともいえる部分を分析的にみてみると、6000年の歳月をかけ、神が用意した全ての基盤は、選民として立てられた韓国人によるものであり、その全ての摂理はことごとく失敗に終わったことがわかります。
2000年前、神の選民として立てられたユダヤ民族、そして洗礼ヨハネ等中心人物たちは、摂理に成功していたら最高の栄光が約束されていましたが、摂理に失敗したため、その栄光の位置は奪われ、今日に至るまで悲惨な路程を歩むことになりました。
イエスの路程を教訓として考えると、金百文牧師をはじめとした洗礼ヨハネ使命者たちは、その使命にことごとく失敗し、洗礼ヨハネと同じ「女の産んだ者の中で、ヨハネより大きい人物はいない。しかし、神の国で最も小さい者も、彼よりは大きい。」と評されるような人物となってしまいました。
また韓国の既成教会、その指導者たち、さらには選民として選ばれた韓国人たちも、イエス当時の律法学者やパリサイ人たちと同じように、「イエスを十字架に付けよ」と叫び訴えたように、文先生を告発し、監獄へと追いやり、2度、3度と命を落としてもおかしくないところまで追いつめました。
洗礼ヨハネの悲惨な最期、ユダヤ民族の悲惨な2000年の歴史を見てみたとき、再臨主を迎えるために神が用意した基盤が、その使命を果たさなかった時、彼らにどのような未来が待っているのか?
文先生の路程を見ても、洗礼ヨハネ的人物であった許孝彬集団は、1950年に韓国動乱が起きた時、共産党たちが後退する時に許孝彬をはじめとしてすべての監獄にいた人々を虐殺してしまいました。
朴ウルリョンハルモニは精神異常になり、おじいさんに梶棒で文先生を殴り殺させようとしました。おじいさんは杖を持って出てこようとしたところで倒れて、全身が青くなって、腹が張り裂けて棺に入れられないくらいに膨れて死にました。
北韓で反対した牧師たちは、共産党がすべて殺していなくなりました。
梨花女子大で中心的に迫害を加えた朴マリヤと李起鵬家庭の朴マリヤと李起鵬は、次男の李康旭とともに長男の李康石の手によって射殺され、長男もまた自決するという悲惨な末路を迎えました。
洗礼ヨハネの最期を彷彿させるように、洗礼ヨハネ使命者たちは、悲惨な最期を遂げている人物が多いと感じざるを得ません。
そう考えると、神が立てた選民である韓国、韓民族たちも、イエスを十字架に付けよと叫んだユダヤ人達と同じような未来が待っていないといいのですが、果たしてどうなるのでしょうか?
ユダヤ人達は、自分たちの中に救世主が来ると信じていました。そ
して現れたイエスを救世主とは認めず、未だに自分たちの中に救世主が現れると信じています。
ユダヤ人達は、イエスを十字架に付けたことを悔い改めることもなく、選民である自分たちの中に、いつか必ず救世主が来ると未だに信じているのです。
しかしイエスが十字架につくことにより、第二イスラエルであるキリスト教徒に摂理は移りました。
キリスト教徒とは、イエスに従ったペテロをはじめとした12弟子たちが、イエスが十字架に付いたとき、自分たちはイエスを知らないと言って裏切ってしまったという悔い改めの心と、ペンテコステにより精霊の力を得て、イエスのみ言を述べ伝えようというところから始まりました。
文先生と共に摂理を担ってきた統一教会の韓国人たちは、どちらの心情を持っているでしょうか?
「文先生の勝利圏を相続した自分たちこそが選民であり、神に愛された民族である。将来韓民族がこそが世界の中心民族になるのであり、日本人をはじめとした他民族は、韓民族に侍るべき民族である。」
または、「神が6000年の歴史をかけ用意してきたすべての韓民族の基盤は失敗し、文先生が一人僕の僕から全ての基盤を蕩減復帰し勝利されたのであり、韓民族は悔い改めて、父母の心情僕の体をもって世界の人々に侍らなければいけない。」
どちらの心情をもって今の時を生きるかによって、韓民族ばかりか、神の摂理も、人類の未来も決まってしまう、そんな重要な時を私たちは生きているんだということを自覚し、正しい道を選ばれることを期待したいと思います。
⑤韓国人:神の選民、文先生誕生
1945年当時の韓半島を中心とした摂理について、「神様の摂理から見た南北統一」に従ってまとめてみたいと思います。
・イスラエル民族の失敗は、「メシヤが来ればすぐさまローマ帝国を征服し、さらにはユダヤの国が世界を制覇してしまうだろう」と考えていたことにある。
・神様のみ旨は、イスラエル民族を祭物とし、メシヤ自体も人類の僕の立場に立って、人類のために生きるということだった。
・旧約時代を蕩減復帰する使命をもった男性と女性、信仰団体、新約時代を蕩減復帰した使命をもった男性と女性、信仰団体が現れて、摂理の一翼を担当する役事が展開されていた。
・1945年からの3年間に、キリスト教の最高幹部の数人が反対することにより、全国のキリスト教が反対し得る道が生じた。
・キリスト教を中心として、選民たる民族が先生と分かれることにより、国土が南北に分かれる動機となった。
・韓国がその責任を果たすことができなければ、み旨は他の国家を探して行く。歴史はある一地点にとどまるものではなく流れていく。
このように神が2000年の期間を通じて準備した韓民族とキリスト教が摂理に失敗したため、韓半島は南北に分断され、み旨は他の国家へと流れていくということが書かれています。つまりこの時点において、韓民族とキリスト教は、摂理に失敗してしまったということが明らかにされています。
「神様の摂理から見た南北統一」より
神様のみ旨は、イスラエル民族を祭物とし、メシヤ自体も人類の僕の立場に立って、人類のために生きるということでした。しかし彼らは、「メシヤが来ればすぐさまローマ帝国を征服し、さらにはユダヤの国が世界を制覇してしまうだろう」と考えていました。こうして、イスラエル民族の願いと神様とメシヤの願い、み旨の方向が食い違いました。ですからイエス様は、メシヤとして受け入れられませんでした。
イスラエル民族は選民として世界を支配できる祝福を受けたにもかかわらず、み旨を奉じて目的を受け継ぐべきイスラエル民族はここで堕落して世界にない罰を受けるようになったのです。それゆえ、2000年間国のない民族として流浪の孤客となったのです。
韓国は、イスラエルと第二イスラエルであるキリスト教徒が果たせなかった摂理的な使命を受け継いだ第三イスラエルです。韓国ではどのようなことがあったとしても神様の摂理が完結しなければならないのです。
旧約時代を蕩減復帰する使命をもった男性と女性、信仰団体、そして、新約時代を蕩減復帰した使命をもった男性と女性、信仰団体が現れて、摂理の一翼を担当する役事が展開されたのです。
その時先生は新しい歴史的な使命を成し遂げるために、建国当時の要人と手を握り、最高の立場から出発することを期待しました。ところが、キリスト教を代表した牧師の数人が反対して、すべてのものがふさがれ始めたのです。
キリスト教を中心として、天の側の国家形態が生まれるべきその場で、キリスト教の最高幹部の数人が反対することにより、全国のキリスト教が反対し得る道が生じたのです。
先生は1945年から1948年までの3年期間に、キリスト教と国家から歓迎されずに、むしろ反対される立場に立ったために、別の道へと分かれていかなければならない運命に逢着するようになったのです。国家的な力と基盤を動員して死ぬほど反対されるのは、歴史的に見るとき、イエス様の立場を蕩減すべきみ旨があったからです。キリスト教を中心として、選民たるこの民族が先生と分かれることにより、国土が南北に分かれる動機となったのです。
南北が分かれるようになった原因を考えてみるとき、6.25事変がその原因だと思うかもしれませんが、根本問題に入っていって原因を調べてみれば、キリスト教と国家が先生に反対して一つになれなかったからなのです。地上のキリスト教と国が責任を果たすことができなかったからです。
韓国教会と皆さんが、天運を受け継ぐための準備態勢を整えなければ、神様が韓国教会を離れるかもしれません。もう国家主義時代は過ぎ去りました。韓国がその責任を果たすことができなければ、み旨は他の国家を探して行かざるを得ないということを知らなければなりません。歴史はある一地点にとどまるものではなく、流れていくことを知らなければなりません。(1986.10.21)
(2)再臨摂理を失敗したのは神が準備された韓国人とキリスト教
1、1945年当時の神の摂理
☆1945年当時の摂理
★神霊役事と男女相対的な役事
・韓国の東側は男性的な姿(外的使命)
⇒東側の元山を中心として男性たちの神霊役事が展開、白南柱牧師、李龍道牧師、金百文牧師と繋がる。
・西側は女性的な姿(内的使命)
⇒西側の鉄山では婦人たちが神霊役事、金聖道女史、許孝彬女史、主なる神の夫人朴ウルリョン ハルモニに繋がる。
★旧約時代を代表する男性集団
・朴東基牧師(シオン集団)
律法的な旧約的エデン復帰派の立場。
「解放以後には再臨主が肉身で必ず再臨する。新郎として来られる主の前で、自分は新婦の立場である」と語った。
★新約時代を代表する男性集団
1.白南柱牧師(元山のイスラエル修道院長、最初の洗礼ヨハネ使命者)
主が韓国に来られるという啓示を受けて、主の役事をする。
聖主教団の金聖道女史を訪ね、学び、共に歩む期間を持った。
2.李龍道牧師(監理教の牧師・復興師、血分け教の開祖、白南柱牧師の次の洗礼ヨハネ使命者)
1930年代に韓国にエリヤ的な火をもってきた人物。全キリスト教が一つになり得る道を模索。
独立運動のゆえに幾度となく投獄。文先生が学生時代京城で通われた「イエス教会」を、李浩彬牧師らと共に創設した。
3.金百文牧師(白南柱牧師の弟子、洗礼ヨハネ格集団イスラエル修道院創設)
当時のキリスト教会において、その霊的背景、信仰において最高の立場にあり、「洗礼ヨハネ」の使命を果たす立場。
文先生とはカインとアベル、洗礼ヨハネとイエス様のような立場にあった。
★新約時代を代表する女性集団
1.金聖道女史(聖主教団教主、エバ格使命者)
1923年4月、天からの啓示が与えられ、罪の根は人類始祖の淫行問題にあったこと、イエス様が生きてみ旨を成就しなければならなかったこと、再臨の主は肉身をもって韓国に来られることなど教えられた。
2.許孝彬女史(腹中教教主、マリヤ的使命)
聖主教団の使命を引き継ぐ。許孝彬女史の娘が主を迎えるように準備された。
許孝彬女史は主の新婦だとし、腹中を通して主が生まれると言った。
3.朴ウルリョン ハルモニ(主なる神の夫人)
復活したエバと同時に、堕落直後のエバの身代わりの役事をしている夫人。
韓国で婦人として、蘇生として初めて役事を始めた人は金聖道女史だが、許孝彬女史を経て、朴老婆につながる。
★男女相対的な神霊役事とその結果
1、金聖道女史と白南柱牧師の決裂
サタン世界において、女一人で国家を中心として戦ってはならず、必ず男と二人で一つとなって一つの基盤を成さなければならなかった。白南柱牧師がここで金聖道女史と完全に一つになるべきであった。
●結果
金聖道女史は、日本の統治時代は終わり、韓国に再臨主が来て解放されると語っていたため、独立運動の団体とみなされ、100日以上の獄中生活の末、1944年4月1日62歳で病死。
2、李龍道牧師と許孝彬女史
「腹中教」と「新イエス教会」を統一せよという天からの教え。
西側集団「腹中教」が東側集団に行き一時は一つになったが、再び分かれてしまい李龍道牧師はイエス教会を作る。
○文先生は許孝彬女史に3度にわたり勧告
①文先生は腹中教に人を送り「先生の集団が何であるか、祈祷して調べてみなさい」と伝える。
⇒ 許女史は大きな兆候を期待し、一人の若い男などには期待もしなかった。
・1946年6月、許孝彬女史は共産党により社会秩序を乱したという罪名で大同保安署に連行され投獄。
1946年8月11日、許孝彬女史ゆえに、文先生も拘束。
②全体に責任をもっていた黄元信氏、次に許女史の夫と監獄で会い、許女史に「早く出るように言いなさい」と勧告。
⇒ 信徒たちは勧告を聞こうとせず、夫は「自分は妻に従うつもりだ」と言う。
③1946年9月18日、先生自身が一通の手紙を送る「私が誰であるか祈ってみなさい。」「すべてを否定してここから出なさい。」
⇒ 許孝彬女史はその手紙を読んでから破こうとしたが、共産党の監視員に見つかり、文先生は拷問を受ける。
●結果
新イエス教運動をした李龍道牧師は既成教会に反対され、1933年33歳で他界。
1950年に韓国動乱が起きた時、許孝彬女史以下監獄にいたすべての腹中教信者を共産党が虐殺。
3、金百文牧師のイスラエル修道院を中心とした摂理(1945.10~1946.4)
天から「一つの修道院をもて」「再臨主を迎えることができる勢力を準備しろ」という啓示を受ける。
神霊の面では、当時の既成教会の最高の信仰基準にあり、また李承晩大統領と近い立場にあった。
金牧師の集団が文先生と一つになっていたらそれが完成段階の集団となり、既成教会の牧師を連結し、政府と連結できた。
★イスラエル修道院三人の女性の証と金百文牧師の祝福
1945年10月、文先生はイスラエル修道院、補助引導師として奉仕。
文先生はその霊的集団から、一人の男性とその男性と一体になった三人の女性を復帰する使命があった。
金牧師が文先生を祝福する前に、三人の女性が文先生を証した。
12月25日天から啓示を受け、金牧師は文先生の頭に手を載せて「ソロモン王のような使命を受けた方だ」と祝福。
洗礼ヨハネがイエス様に引き継いだのと同じ役事、金百文牧師が持っていたものを文先生が相続。
★祝福後の責任分担
神霊的恩恵の役事をする婦人たちや食口たちが、「金先生に従わず、文先生に従え」という啓示を受けるようになる。
金牧師はその真の意味が分からなかったが、5パーセントの責任分担として文先生に質問をしなければいけなかった。
★金百文教団の不信の結果
彼らは文先生と一つになるべきであったが従わなかったため、文先生は北韓に行かなければならなくなった。
金牧師に忠告して清算し心情的な再出発をするため、文先生は18枚の手紙を書いたが、金牧師はそれをみな破いてしまった。
1946年4月、文先生は6ヵ月間精誠を尽くし、責任を果たした立場で平壌へ出発。
4、「主なる神の夫人」朴ウルリョンハルモニを中心とした摂理
★「主なる神の夫人」出現の意義
韓国全土で神様が築いておいた全ての摂理の基盤を相続するため、男と女から祝福の相続を受けなければならなかった。
そのため「私は神様の夫人である」と言う、神様が直接導ける婦人が出てこなければならなかった。
その婦人を神様が直接導くために、神様を中心として連結される霊的世界が動き入っていくようになる。
初めて地上に着陸できる基地を、「主なる神の夫人」だという婦人を通してつくるようになる。
その婦人が復活したエバであると同時に、堕落直後のエバの身代わりの役事の二つの側の役事をしている朴老婆だった。
★最低の立場から段階的な証と祝福
僕のように扱われるその位置で、精誠を込めれば、次々に復帰される。
「神様が愛する僕が来た」、養子、庶子、息子の位置まで上がって「天の国の総理大臣である」と証しをするようになる。
その次に「天国の全権を代表したイエス様の位である」「神様の対象実体である」と証し、その宣布する式が終わった次には、自主権をもって反対にひっくり返す。アダムの権限を蹂躙したのを、蕩減的条件を立てて復帰したので、アダムの位置に立つために完全に反対にする。
★主管性復帰と朴老婆の不信とその結果
文先生は、証をするその言葉を受け、即座に「敬礼しなさい」と言う。それが、復帰するための主管性転倒。
それに対し「今まで先生に従い仕えたのに、僕に対するように容赦なく命令することができるのか」とひっくり返った。
朴老婆は精神異常になり「文という人は天国の逆賊であり、世の中のすべてのものを盗んでいった」と言い、完全にサタンが発動し、おじいさん、息子、娘を連れて歩きながら、梶棒で文先生を殴り殺そうとする。
そうするうちに、そのおじいさんが棺に入れられないくらいに膨れるという恐ろしい死に方で死ぬ。
★反対した牧師たちの結末
文先生が北韓の共産世界に入っていった時、既成教会の牧師80余名が「統一教会の文なにがしを捕らえて殺そう」と署名、捺印をしたが、結局文先生を殺そうと謀議した人々は全部死んでいなくなる。共産党が、すべて殺した。
殺そうとして監獄に押し込んだ人は生きて出て、生きようとして文先生を殺そうとした人々は死んでしまう。天がみな清算する。
★1948年 2月22日:キリスト教既成教団の嫉視と共産党当局の宗教抹殺政策により内務署拘束。
5年刑の宣告で平壌刑務所に収監。
健康な人間でも過労と飢えと病気で2、3年で死んでいくという、興南特別労務者収容所にて強制労働
僕の僕から出発された文先生は、何よりも貴重な食料の半分を飢えた囚人たちに与え、
残りの半分で生きる決心をされた。
僕の段階に上がられると、食事を全部食べられるようになり、増えた半分は、
他から与えられたものとして食べられた。
差し入れの食物や衣服があれば、それらをみな他の囚人たちに分け与えられ、
自らは厳寒の北韓の冬にあっても、同じ1枚の古びた薄い服を着ておられた。
1500名の囚人の中から毎年模範労働賞に選ばれ、サタン側の共産党をも屈伏させる条件を立てられた
み言を語ることができない中で、神様が同情し、霊界が援助・協助せざるをえない内的・外的
蕩減条件を立てられ、生命がけて従ってくる弟子を12名以上復帰された。
・1950年10月14日:国連軍の興南爆撃により2年8ヶ月ぶりに解放。
2、梨花女子大、延世大事件における神の摂理
★1955年、延世大学、梨花女子大学事件。
・背景
1955年度までに最初の摂理から10年がたっていたが、遅くはなかった。
梨花女子大では、当時李承晩大統領の遠縁にあたる側近で、副大統領候補であった李起鵬を夫に持つ副総長朴マリヤと、李承晩大統領の夫人フランチェスカとが繋がっていた。
そこで総長金活蘭と統一教会が完全に一つになり、米国宣教師を屈服していたら、李承晩大統領、政府と一つとなり、一気にキリスト教文化圏であるアメリカに渡っていくことができた。
★延世大学、梨花女子大学事件
大学街で伝道開始。梨花女子大、延世大の学生が大挙押し寄せ、教会員が爆発的に増加。そこで延世大学と梨花女子大学の学生たちをコントロールするようになれば、李承晩側は自然に巻き込まれていた。
梨花女子大学、延世大学は、米国の宣教師を通じて、長老派、メソジスト教団の協助を受けていた。
危機を感じた宣教師が後ろで操り、梨花女子大学、延世大学が統一教会を除去するように金活蘭を動かし、緊急措置として、学校を取るのか、統一教会と文先生を取るのか、二者択一を迫る。
その結果五大科長たちを全部追放し、統一教会の主謀者となった学生たちを一方的に退学処分。梨花女子大:教授5名を免職、学生14名を退学処分。延世大:教授1名を免職、学生2名を退学処分。
東亜日報、韓国日報に、「宗教の自由がある国に退学処分は問題がある」と社説。世論の同情をかう。
金活蘭と朴マリヤが主導し、大統領官邸で偽りの証言をし、国家と既成教会が一つになって、李承晩主権下の五大長官が、統一教会をなくすために挙国的に総動員された。
・結果
延世大学、梨花女子大学事件は、キリスト教と自由党が主導。
朴マリヤと李起鵬を中心として、大韓民国大統領の李承晩、フランチェスカ、金活蘭が国を滅ぼす元祖となった。
李起鵬は、李承晩の養子になっていた長男の李康石によって、朴マリヤや次男とともに射殺された(長男も自決)。
文先生が監獄に入ることで神様が数千年間準備した国と民主世界のすべての基台が崩壊してしまう。
1955年7月4日:異端的信仰を理由にソウル中部警察署に拘束、西大門刑務所に収監。
10月 4日:無罪放免。
3、久保木会長に語られた真のお父様の御言
2000年かけて神が準備された真のお父様を迎えるための基盤は、1945年当時であれば金百文牧師、許孝彬女史、朴ウルリョンハルモニら洗礼ヨハネ使命者たちの失敗により、文先生は再臨主としてキリスト教会に受け入れられることなく、逆に迫害を受けることになったということがわかりました。
そして文先生を北韓の地で、2度にわたり死の寸前まで追い込んだのもキリスト教徒達であり、韓民族であったということがわかりました。
さらには1955年ごろ、最後に残された一縷の望みであった梨花女子大学、延世大学を中心とした摂理においても、その中心人物であった朴マリヤ、李起鵬、金活蘭らが統一教会に反対し、李承晩政権を動かし、国家的な迫害を加えることにより、文先生は西大門刑務所に収監され、最後の望みも絶たれることとなりました。
全ては2000年かけて神が準備されたキリスト教、選民としての韓民族の失敗であり、中心人物たちの不信の結果でした。
これらは2000年前のイエス当時の選民であったユダヤ人たちの失敗であり、洗礼ヨハネの失敗と全く同じ失敗を繰り返してしまっていたのです。
しかし2000年前と違っていたのは、文先生は十字架について死ぬことなく、何度も死の淵にまで追い込まれながらも死を克服し、生きてみ旨を遂行し、数々の勝利圏を打ち立てることにより、み旨の勝利者となられたことです。
しかしこの勝利は、あくまでも文先生の勝利であって、キリスト教や、韓民族の勝利ではありません。
真のお父様の本音が語られていると感じさせられる証しを、777の大先輩である師観さんのブログより抜粋し紹介したいと思います。
師観のブログ 久保木会長から聞いた話(日本が韓国に代わって代理蕩減している)より
基元節の為に同じ宿泊所で宿泊した777双の者達の中には久保木会長のそばでみ旨に従事していた者がいましてあまり知られていないみ言を語ってくれました。
本来ならば韓国はメシヤを受け入れなかった時点でイスラエルのように選民ではないと言うのです。
それでも尚、選民の位置を保っていられるのは、アダム国家の失敗をエバ国家である日本に韓国に代わって代理蕩減してもらっているからだという。
これは久保木会長がじきじきにアボジから会長としてしなければならない使命として言われた事だと言う。韓国のすべての失敗をエバである日本に蕩減させるのでどうか韓国を選民からはずさないように神に懇願したと言う。
そう言うことならアダム国家を救う為に人肌脱いでも良いかという気持ちになりますが、そのことも知らずに当然の顔をして、韓国を併合した贖罪と思い込み威張ってごり押しをするとどうでしょう。
それが30年以上も続くと堪忍袋の尾が切れる人も出てくるでしょう。人に自分の借金を払ってもらっているのに、その人に感謝もせず、当然の顔をされると気持ちの良いものではないでしょう。
この間、777双と1800双を教会に招いて慰労会をお母様の計らいで開催していただきましたが、一人の古参の食口が10年間も教会に来なかった理由を語ってくれました。
それは自分のアベルである韓国のリーダーがその人の知り合いに、「お前も統一教会に入らないか。ここでは日本人を顎で使えるよ」と言った言葉に切れてしまったという。
これは彼の自己紹介の時に話したので、前宋会長も地区長も教区長も教会長も聞くハメになったのです。
(3)主の国韓国とエバ国日本の罪の結論
統一教会に入ると日本はサタン側のエバ国だった。それを真のお父様の愛によって許され、愛され、祝福までも受けることが許された。だから日本は誰よりも犠牲の道を歩み、天に人材と万物を捧げなければいけないと徹底的に教育されてきました。その結果家屋敷を売り払い、ヤコブの知恵と言いながら親族から借金し、さらにはカードを使い自己破産に追い込まれ、そのようにしてまでも食口は今でも終わることなき献金路程を突き進んでいます。
その結果生活保護を受ける祝福家庭も多く、社会的にも公安に目を付けられる程に教会は社会的信用を失いました。
しかしそれでも摂理に貢献し、神のみ旨を成就できるのでしたら食口もまだ本望だと思います。
今の家庭連合は、摂理と言いながら実際は組織の維持が第一目標となっています。
天のみ旨は何も行っていません。組織維持のための伝道であり、大会にすぎません。
食口の精誠は教会維持と、韓国人幹部たちの懐を潤すことに使われるばかりです。
しかし日本人食口による献金が無ければ、組織の維持はできなくなり、そこにたかる韓国人幹部たちも、自分たちの両班のごとき豊かな生活が失われてしまうので、決して真実を語ることはできません。
韓国は摂理に失敗した罪深い民族であり、日本人が罪深いなどと今まで言ってきたことは、摂理的に見たときにはほんの些細なことであるなどとは口が裂けても言うことはできません。
本来選民というのは、神のみ旨を担うために、メシヤと共に最も犠牲の道を歩むべく神が用意された民です。
2000年前ユダヤ人は、メシヤは自分たちを解放し、ユダヤ人中心の地上天国、天上天国を作ってくれるお方だと信じ、イエスを不信し、十字架につけてしまいました。
今日の統一教会においても、韓民族が選民ならば、韓国人食口たちは最も犠牲の道を行き、僕の僕として徹底的に仕える道を歩むべきでした。
しかし韓国人幹部たちは、自分たちを両班のごとくに錯覚し、まるで奴婢でも扱うように日本人食口たちを扱い、終わることなき献金路程を強いています。
真のお父様は何故このような状況を黙認していたのでしょうか?
久保木会長の側近の方の証しにあるように「本来ならば韓国はメシヤを受け入れなかった時点でイスラエルのように選民ではない」と真のお父様は語られているということです。
同時に「神様のみ旨は、イスラエル民族を祭物とし、メシヤ自体も人類の僕の立場に立って、人類のために生きるということ」とみ言にあるように、選民は祭物とならなければいけないと語られています。
1945年当時の摂理に失敗し、さらには梨花女子大学事件で失敗して以降、祭物としての路程を歩んできたのは誰でしょうか?日本人食口ではなかったでしょうか?今日に至るまで日本人食口が最も犠牲の道を歩んできたということに異議を唱える者はいないと思います。
何故日本人食口は、何も言わずにただただ犠牲の道を歩むことができたのでしょうか?
それは日本人食口が、韓国人食口と同じように自分たちは神に選ばれた民だなどと思わないように、常に罪深い民族だと教えられ、最も犠牲の道を行くように徹底的に教育されてきたからではないでしょうか?
もちろん日本人が選民だなどというみ言はありません。エバ国になったとだけ教わっています。それだけでもこの上ない栄光の位置です。
しかしひょっとしたらもっと意外な事実があるかもしれません。
真のお父様の生涯路程の中に次のようなものがあります。
「私は種子がちょっと違います。大韓民国の種子とちょっと違うと思うのです。私はそのように考えます。私の先祖がちょっと違うのです。ちょっと残念でしょう。」
このみ言は何を意味するのでしょうか?
真のお父様の種子は大韓民国の種子ではない、先祖がちょっと違うということは、真のお父様の本当のお父様は韓国人ではなかったということを意味するのではないでしょうか?
真のお父様の種子が植えられたのは、たぶん1919年の2月25日(陰暦)頃と計算されます。
そのころお父様のお母様(忠母様)の近くにいた外国人男性というのは何人だったのでしょうか?
当時は日本統治下の朝鮮でしたから、忠母様の身近にいた外国人は、日本人だった可能性が高いのではないでしょうか?
マリアが啓示を受けイエスを懐胎したときの様子を聖書を基に見てみます。
ヨハネによる福音書
1:28御使がマリヤのところにきて言った、「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」。
1:30すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。 1:31見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。 1:32彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。そして、主なる神は彼に父ダビデの王座をお与えになり、 1:33彼はとこしえにヤコブの家を支配し、その支配は限りなく続くでしょう」。 1:34そこでマリヤは御使に言った、「どうして、そんな事があり得ましょうか。わたしにはまだ夫がありませんのに」。 1:35御使が答えて言った、「聖霊があなたに臨み、いと高き者の力があなたをおおうでしょう。それゆえに、生れ出る子は聖なるものであり、神の子と、となえられるでしょう。
このような啓示が忠母様にも臨み、その啓示に従って日本人牧師の所に行き、真のお父様を宿すというようなことはありえないことでしょうか?
忠母様は、真のお父様を特別な存在と自覚していたのかしていなかったのかはわかりませんが、お父様に対して特別執着していたように感じられます。
真のお父様が日本留学から帰られるとき、連絡船が沈没したと思い、田舎から定州の中心街まで足の裏に太い棘が刺さったことにも気づかずに、裸足のまま8キロの距離を走り、確かな情報を求めました。その後釜山まで駆け付けお父様を探したという話は有名です。
13人の子供を産み、一人一人に同じように愛情をかけたのかもしれませんが、真のお父様に対しては特別な思いがあったようにも感じます。
イエス様の血統転換の秘密は、イエスの死後2000年経ってから真のお父様によって解かれましたが、真のお父様の血統についても、解明されるまで2000年の歳月を必要とされるのかもしれません。
しかし真のお父様の父親が日本人で、それゆえにお父様は韓国人が犯した失敗を日本人には犯させないために日本の罪を強調され、日本人にサタンが入らないように常に僕の僕となるように指導されていた可能性もあるのではないでしょうか?
こんなことは単なる妄想にすぎませんが、このように考えると犠牲の道を行く日本人であることにも希望を感じられるかもしれません。それどころかメシヤが地上で活動されていたちょうどそのとき、メシヤと共に祭物として、僕の僕の道を歩むことができたということは、最も大きな功労を天に積むことができた、最も恵多き立場であったということを意味します。
最後の最後まで自分の欲望を前面に出しサタンに奪されることなく、常に神のみ旨を中心とし、祭物として、僕の僕の道を喜んで歩んでいく私たちとなっていきたいと思います。
4、驕りし選民 繰り返される摂理の失敗 まとめ
復帰摂理が完成し、地上天国、天上天国が創建されるべく用意された地というのは本来どこであったでしょうか?
原理講論61Pを見ると、「アダムとエバが完成された夫婦として一体となったその位置が、まさに、愛の主体であられる神と、美の対象である人間とが一体化して、創造目的を完成した善の中心となる位置なのである。ここにおいて、はじめて父母なる神は、子女として完成された人間に臨在されて、永遠に安息されるようになるのである。」
原理講論にある「アダムとエバが完成された夫婦として一体となったその位置」こそが地上天国、天上天国が創建されるべく神が用意された地であると考えると、アダム国家韓国とエバ国家日本が完成された夫婦として一体となったその地こそが、地上天国、天上天国が建設される地であると結論を出すことができます。
実際日本と韓国は、言語的にも、民族的にも、文化的にも、歴史的にも、地理的にも近い関係にあり、特に真のお父様のみ言に、「韓半島は男性性器を象徴し、日本列島は女性性器を象徴している」とあることから言っても、最初から神が地上天国、天上天国の基地として用意された地であるということに疑いの余地はありません。
しかし現実にこの地上に天国を実現しようとしたとき、乗り越えなければいけない大きな課題として、地上に残されたすべての恩讐関係を清算するということがありました。そのため神は日本と韓国以外に国家間の恩讐を精算できる国はないとみて、日本をサタンの手に委ね、40年間韓国を統治し、迫害することで、歴史上最大の国家間の恩讐関係を作ったといいます。
誰よりも韓国を愛した基準を打ち立てようと抗日運動をしていた真のお父様にとっても、日本はまさしく怨讐国家でした。
しかし真のお父様が恩讐である日本を真の愛で愛し、許し、さらには祝福までも与えたとき、日韓の恩讐関係は溶け、世界の国々が統一される道が開かれました。
つまり日本がサタン側のエバ国となり、主の国韓国を迫害したのも、全ては神のみ旨だったのです。
日韓が一体となった地に地上天国、天上天国を建設するために、必ず通過しなければいけない蕩減復帰の道でした。
実際日本は韓国を併合し、40年間統治することによって、未だに消えない恩讐国家となってしまいました。
しかし実際は日本が統治することにより、韓国は朝鮮時代の古い因習から解き放たれ、人口は2倍となり、平均寿命も2倍になり、食料は増産され、インフラ整備も進み、朝鮮は近代化することに成功しました。
また鎖国していた朝鮮が日本に門戸を開放したことがきっかけとなり一気にキリスト教の布教が進みました。
さらに南下政策を進めていたロシアに対しても、日露戦争を勝利することにより、韓半島からロシアを排除し、その結果共産化から守り、真のお父様を韓半島の地に、キリスト教の基盤の上にお迎えすることができました。
こうしてみると、日本が朝鮮を併合しなかったら、真のお父様を韓半島にお迎えすることができなかったかもしれません。
また真のお父様の6度の獄中生活の中でも、日本が真のお父様を迫害し、最初に拷問を加えたというのも、日本で抗日運動をしていたときの共産主義者の同志が真のお父様を売ったからであり、日本は共産主義者をあぶりだすため、つまり神のみ旨の方向で真のお父様に拷問を加えたものでした。
以上をまとめると、今まで日本の罪として散々指摘され続けてきたことは、全く罪はなかったとは言いませんが、実際はすべては神のみ旨の中での出来事でした。
つまり日韓が一体化したその地に地上天国、天上天国を建設するための神の摂理の一環だったということです。
では本当に罪深いのは誰かと考えたとき、2000年前のイエス降臨時と今を比較することにより、摂理に失敗した罪深い人物、罪深い民族を知ることができます。
日本の立場というのは、2000年前のローマ帝国に相当し、朝鮮を統治した朝鮮総督府は、ユダヤを統治したヘロデ王に相当し、ユダヤ地区は朝鮮半島に相当します。
イエスに十字架刑を下したピラト総督、刑を施行したローマ兵たちは、歴史を通じてその罪を指摘されたことがありません。イエスの十字架の原因を作った者こそが神の摂理を妨害した、本当に罪深い存在なのです。
イエスを不信した洗礼ヨハネ、銀貨30枚でイエスを売ったイスカリオテのユダ、イエスを十字架に付けよと叫んだユダヤの大衆たちは、その後悲惨な最期を遂げ、国を失い、流浪の民となることによってイエスの死に対して責任を取らされています。
これが歴史を見たときに知ることができる真実です。
では今日、洗礼ヨハネに相当する人物は誰で、イスカリオテのユダに相当する人物は誰で、ユダヤ民族に相当する民族はどの民族でしょうか?
それは真のお父様を受け入れなかった金百文牧師であり、許孝彬女子であり、朴ウルリョンハルモニでした。
さらには梨花女子大学事件当時、統一教会迫害の中心人物、副学長朴マリヤと夫李起鵬、学長の金活蘭でした。
そして真のお父様を直接迫害したのは、キリスト教会、北朝鮮や韓国の牧師たちでした。
真のお父様を投獄し、拷問し、死の淵にまで追いやったのも、北朝鮮の刑務所や収容所ででした。
真のお父様を中心とした摂理を失敗した中心人物たちはすべて選民と言われた韓民族だったのです。
久保木会長のそばでみ旨に従事していた777の方が語られたというみ言。
「本来ならば韓国はメシヤを受け入れなかった時点でイスラエルのように選民ではない。それでも尚、選民の位置を保っていられるのは、アダム国家の失敗をエバ国家である日本に韓国に代わって代理蕩減してもらっているからだ。」
これは久保木会長がじきじきにアボジから会長としてしなければならない使命として言われた事だと言う。
韓国のすべての失敗をエバである日本に蕩減させるのでどうか韓国を選民からはずさないように神に懇願したと言う。
このみ言の報告が本当なら、今まで受けてきた教育は全く逆だったことになります。
本当に罪深いのは韓民族であり、その代理蕩減をしてきたのが日本人だったということですから天地がひっくり返るような内容です。
しかし今回調べてきた朝鮮末期から梨花女子大事件当時までの韓国の歴史と、真のお父様の生涯路程を見ると、久保木会長に語られたというみ言こそが真実であり、それは否定しようがない事実であるといわざるを得ません。
ここからはほとんど妄想に近い話になりますが、真の御父母様の生涯路程にある「私は種子がちょっと違います。大韓民国の種子とちょっと違うと思うのです。私はそのように考えます。私の先祖がちょっと違うのです。ちょっと残念でしょう。」このみ言は、真のお父様の種はたぶん日本人だったろうということを意味し、それゆえ真のお父様はあえて日本人に最大の犠牲の道を歩ませているのではないかと想像させます。
自分たちは選民であるとして驕り高ぶり、摂理に失敗した罪深い存在であるにもかかわらず、自分たちの罪を隠し、私利私欲を満足させようとする韓国人、特に幹部たちに見切りをつけ、摂理を任せることのできる日本人に対しては犠牲の道を歩ませ、最終的な祝福を与えようとしているとしか考えられないのです。
天国で最も栄光の位置に着けるのはどんな存在でしょうか?
地上で人に犠牲を強いて、栄耀栄華を欲しいままにした者ではありません。
生涯犠牲の道を歩んだとしても、常に神への感謝を忘れず、真の御父母様から与えられた祝福に感謝し、天の前に精誠を捧げ切った人であるはずです。
真のお父様をメシヤとして、再臨の主として認めなかった時点で、韓民族は選民としての資格を失ってしまったとしてもおかしくはありません。韓民族がダメだったら、最後の望みを日本民族に託したとしてもおかしくはないのです。それゆえ真のお父様は日本民族を罪深いと言い続け、天の摂理に貢献しなければいけないと言い続けたのかもしれません。韓民族が犯してしまった過ちを繰り返させないために、あえて厳しくされたと考えられるのです。
真のお父様の種の民族には、決して摂理に失敗してほしくはなかったため、あえて厳しくし続けたと考えれば、全ては感謝で終えることができることでしょう。