文先生の生涯6度の受難

(五)文先生、生涯6度の受難

真のお父様 6度の受難 より

真のお父様は、生涯6度の監獄生活を経験されました。もちろんそのすべてが、無実の罪で投獄されたものであり、多くの場合真のお父様によって自らの存在を否定されることを恐れた、主にキリスト教徒たちによって加えられた迫害の結果でした。
別の観点から見ると、真のお父様の監獄生活にも、個人として、独立運動家として受けられた迫害と、メシヤとして、再臨主として受けられた迫害の二種類がありました。
ここでは迫害の種類にも二種類があるという観点から、6度の監獄生活について改めて分析してみきたいと思います。

1、1944年10月、共産主義者の疑いをかけられ、日本の警察により京畿道警察部に連行、拷問

①韓国人留学生会地下活動

先生は東京にいる時には、一ヵ月に一度は警察署に呼ばれました。二十代の時に日本の警官によって拷問も受けました。
早稲田大学の政経科に通っている友達がいましたが、その友達は共産主義を勉強していました。日本の帝国主義を打倒するために、共同戦線を広げていきました。
先生も日帝時代に地下工作をし、留学生を管理していた責任者でした。そこで「何か問題があれば、全部私に罪を押しつけなさい」「死の境地に行くなら、私に罪を押しつけなさい」と言いました。文先生は正義のために、首を既に投げ出してしまったのです。
国を愛することができない人は、絶対に天を愛することはできません。

②日帝治下で内的な準備

先生においては、個人の患難時代がありました。私自身に対する患難です。
その時先生は、原理のどんなことも決して話すことができませんでした。なぜなら、先生が韓国の解放直後にこの仕事を始めることを神様に約束したために、その時には話すことができませんでした。
韓国は、40年間日本の支配を受けなければなりませんでした。日本は、サタン側の女性国家でした。その時先生は、一人の青年として、迫りくる公生涯のために自らを準備したのです。

③京畿道警察部に連行

1944年10月、新婚の家に突然日本の警察がやってきて、「早稲田大学の経済学部に通っていた誰それを知っているか」と尋ねるなり、先生を京畿道警察部に連行しました。共産主義者として引っ張られていった友人の口から、先生の名前が出たことが理由でした。(自叙伝92P)

④日帝の悪を知り、韓国の悲惨な姿を知る

日本の監獄に入って拷問を受けて血を流す過程で、日帝がどんなに悪いかということを知りました。初めて韓国の悲惨な姿を知ったのです。このような民族を誰かが解放しなければならないという義務を感じたことも、監獄に入ってからです。
「ぶん殴れ、私が大韓民国を愛する愛国心が大きいか、お前が日本を愛する愛国心が大きいか」、そのようにとても意義深い戦いをしたのです。私が救いを受けるより、私一人が死んで国の恨みが解け、国が解放されるならばどんなにいいだろうかと考えたのです。これが統一教会の伝統的思想です。

⑤日警の苛酷な拷問

日本の高等刑事や特課刑事たちにむち打たれて、水を飲まされ、ありとあらゆることをされました。先生は血を吐いて、生死の境を何度も行き来しました。しかし監獄では、共に仕事をした同志たちに対する責任と義理のために、命を懸けて「私一人で戦った」と言いました。殺すと威嚇されても口を割らなかったのです。百余名の命が私一人にかかり、生死の問題がかかっているので、話すことができますか。話さないのです。

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