目から鱗、文先生6度の受難の真実

7、文先生、生涯6度の受難の総括

1、の日本の警察による最初の獄中生活では、文先生は日本留学時代、一緒に抗日運動をしていた共産主義者の留学生によって名前を出され、共産主義者の疑いをかけられて、特高によって逮捕され、筆舌に尽くし難いほどの拷問を受けられました。
これはいわば、イスカりオテのユダのような立場に立つのが、日本留学時代の同志である共産主義者の韓国人留学生であり、共産主義者の疑いをかけられた文先生は、日本人によって拷問にかけられましたが、日本人はイエスに槍を刺したローマ兵のような立場に立ちます。
同時に日本の警察は、国体護持のため共産主義者の取り締まりを行う中で、抗日運動家文鮮明青年を逮捕したわけです。
文先生自身「先生においては、個人の患難時代がありました。私自身に対する患難です。」と語り、メシヤとしての文先生に対する迫害ではないことを明確に示唆されています。
つまりこの逮捕は共産主義の拡大を阻止するための逮捕でしたから、摂理的には日本は神側の立場に立っての逮捕でした。
このように分析すると、1回目の日本の警察による獄中生活において、より罪深い立場に立つのは、文青年を告発した共産主義者の韓国人留学生であったことがわかります。
同時に日本はメシヤとしての文先生を迫害し、拷問を加えたのではなく、共産主義の拡大を防ぐ為、神の摂理に沿った方向で文青年を逮捕し、尋問し、拷問を加えたので、相対的には罪の程度は軽微なものと判断することができます。

2、の定州郭山支署収監事件における牢獄生活は、韓国が主権を取り戻した後でありましたので、文先生に過酷な牢獄生活を強いたのは韓国人だったと思われます。

3、腹中教と平壌大同保安署の受難と、4、の「主なる神の夫人」朴ウルリョンハルモニと興南監獄の受難は、北韓での獄中生活であり、文先生がメシヤとして、再臨主としてそのみ言を述べ伝えることにより、脅威を感じた既存教会の指導者たちと、共産党当局による宗教弾圧によるものでした。
よって文先生を直接に迫害したものは、北朝鮮のキリスト教指導者たちであり、北韓の共産党、すなわち文先生と同族の韓民族によるものでした。
しかもこの時の迫害は、3の大同保安署の時は、あまりにもひどい拷問によって、生死の境を彷徨うほどの拷問でありましたし、4の興南監獄の時は、あと2日解放が遅れたら、共産党によって文先生の命も奪われていたであろうギリギリのところでの解放でした。
これらの迫害は、2000年前のイエスが、洗礼ヨハネの失敗によって引き起こされたユダヤ人たち、律法学者やパリサイ人らによる迫害や、イエスの十字架を彷彿させるものです。

5、の西大門刑務所への収監は、梨花女子大総長金活蘭、副総長朴マリヤ、夫の李起鵬長官、大統領夫人フランチェスカ、米国宣教師たち、李承晩主権下の五大長官らによる、韓国既成教会と政府による国家的な迫害でした。彼らはイエス当時の律法学者、パリサイ人らに相当するような人物たちでした。つまり神が用意した韓国人の摂理的重要人物たちであり、アメリカ人宣教師たちによる、再臨主・文先生に対する国家的迫害であったのです。
彼らが直接文先生を迫害することで、2000年かけて神が用意したすべての基台が、最終的に失われてしまった決定的事件ともなりました。

6、のアメリカ・ダンベリー刑務所での獄中生活は、アメリカ政府が文先生を直接に迫害したものでした。

こうして分析的にみてみると、6度にわたる牢獄生活のうちの4回は、神が6000年かけて用意した摂理的中心人物たち、つまり神の選民として立てられた韓民族、キリスト教徒、それにアメリカによる迫害の結果であったことがわかります。

確かに真のお父様を最初に迫害し、拷問まで加えたのは日本人でしたが、それは共産主義が世界に拡大するのを食い止めるためであり、摂理的にはより神側の動機によるものでした。
同時にそれは、日本留学時代に共に抗日運動をしていた韓国人留学生による密告でしたので、真のお父様を日本に売り渡したのは、イスカりオテのユダのような立場に立つ韓国人留学生だったということです。
真のお父様の路程も、日本留学時代、そして韓国に帰国して第一のお母様と結婚し家庭を持つまでは、真理探究時代と位置付けられます。具体的な伝道活動は行わず、教会に通い奉仕活動を行いながら聖書の探求に没頭していました。そんな中で『神様と私たちは父と子の関係である。それゆえ、神様は人類の苦痛をご覧になって、あのように悲しんでいらっしゃるのだと悟り、宇宙のあらゆる秘密が解かれた』と語られています。

真のお父様のみ言にあるように、1945年8月15日の解放直後からが、神様に約束されたメシヤとしての公式路程の出発です。つまり6回の牢獄生活のうち、2回目の牢獄からがメシヤに対する迫害なのです。メシヤとして、再臨主としての真のお父様を迫害し、拷問を加え、死の寸前にまで追いやった人々というのは、全て神が2000年間かけて準備した選民である韓民族であり、キリスト教徒達であったということです。
イエスを十字架につけた罪で2000年間、その罪の蕩減を受けなければいけなかったのがまさしく神が準備した選民、ユダヤ人達であったように、韓民族とキリスト教徒たちは全く同じ過ちを犯してしまったのです。
こうしてみると、2000年間待ち望んだメシヤ、再臨主である真のお父様を直接迫害した罪深き人たちというのは、日本人ではなく韓民族であり、キリスト教徒達であったということが明確になりました。
この事実から見ても、真のお父様を最初に迫害したエバ国日本の罪は、全く無いとは言いませんが、韓民族やキリスト教徒たちの罪に比べると、比較の対象にもならないほど軽微な罪であると結論付けられるのではないでしょうか。

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