1、2000年前、イエス降臨時の摂理に失敗した罪深き者たち
2000年前、イエス降臨時の状況について見てみると、イエスの降臨に備え、神が4000年の歴史をかけて備えてきた基盤の上に立つ、エリヤの使命を持って神が遣わされた人物が洗礼ヨハネでした。
洗礼ヨハネはイエスに洗礼を施すことによってイエスを「神の子」と証をし、洗礼ヨハネがそれまでに築きあげてきたすべてのものを、イエスに引き渡しました。
しかしその後イエスを不信することで、選民として立てられたユダヤ人たちが、イエスの前に行く道が閉ざされてしまいました。
その後イエス自らが洗礼ヨハネの使命を代理し、み言と奇跡によって自らが神が遣わされた神の息子であると証しをしましたが、律法学者やパリサイ人らユダヤ人たちはイエスを受け入れず、迫害し、十字架へと追いやることで、イエスは摂理に失敗してしまいました。
洗礼ヨハネは領主ヘロデに対し、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤをめとるのはよろしくないと非難したために投獄されました。ヘロデの誕生日の祝に、ヘロデヤの娘が舞をまってヘロデを喜ばせ、その褒美に彼女が願うものは何でも与えようと誓って約束したため、娘は母にそそのかされて、洗礼ヨハネの首を盆に載せて持ってきて欲しいと願いました。
そのために洗礼ヨハネは首を切られ、神のみ旨とは全く関係のないことで無駄に命を落としてしまいました。
その結果洗礼ヨハネは、イエスにも「女の産んだ者の中で、ヨハネより大きい人物はいない。しかし、神の国で最も小さい者も、彼よりは大きい。」と言われるような存在となってしまいました。
またユダヤ人たちも、総督ピラトにイエスを引き渡し、祭司長、長老たちが群衆を説き伏せて「イエスを十字架に付けよ」と激しく叫びました。ピラトは暴動になるのを恐れ「この人の血について、わたしには責任がない。おまえたちが自分で始末をするがよい」と言ったため、民衆全体が答えて「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」と言い、イエスを十字架につけてしまいました。
その結果ユダヤは、西暦70年に「ユダヤ戦争」で圧倒的なローマ軍の前に敗北し、エルサレム神殿は火を放たれて炎上し、エルサレムは陥落し、ユダヤ人は中東世界に離散してしまいました。
地上からユダヤという地名は消滅し、ユダヤ人は1948年にイスラエルが建国されるまで、国を持たざる民族として、迫害の中世界中を転々とし、イエスの十字架に対し責任を取らされる形となりました。
こうして神が4000年かけて準備した選民ユダヤ民族と、その上に立つ洗礼ヨハネは、自らの使命に成功したら、永遠なる神の国で最も栄えある立場に立つはずであったにもかかわらず、摂理に失敗したために、歴史上最も悲惨な立場に立ってしまいました。つまり洗礼ヨハネ、ユダヤ人達が、人類にとっての最も重い罪を犯してしまったことがわかります。
一方、ユダヤ人の王が誕生したという話を聞き、3歳以下のユダヤ人を皆殺しにするように指示を出したヘロデ王や、イエスを直接槍で突いて殺したローマ兵、ユダヤの地を統治していたローマに関しては、その罪深さを糾弾するような内容は、聖書の中には見い出だすことはできません。それはあくまでも、イエスがその使命を全うできるか否かの直接的な責任に関わった人物こそが、洗礼ヨハネであり、ユダヤ人、律法学者やパリサイ人たちであったのに対し、ヘロデ王やローマ兵、ローマは、イエスの使命完遂には直接的には関与せず、結果として刑の執行を命じられただけにすぎなかったからでした。
2、1945年当時の洗礼ヨハネの使命者たち、ユダヤ人たち
このような観点を踏まえて、文鮮明先生の路程を分析し、洗礼ヨハネの使命を持った人物は誰だったのか、ユダヤ人、律法学者、パリサイ人たちに相当する人物たちは誰だったのか、またヘロデ王やローマ兵、ローマに相当する人物、国家というのは誰でありどこだったのかについて考えてみることにします。
真のお父様を中心とした復帰摂理における中心人物たちは、まずは真のお父様がメシヤとしての公式路程を始められる前の聖主教教主の金聖道ハルモニ、白南柱牧師、李龍道牧師と、公式路程を始められた後の、以下の①~⑧の復帰摂理に分類される中心人物たちがいます。
①「イスラエル修道院」金百文牧師を中心とした復帰摂理。
②「腹中教」許孝彬女史を中心とした復帰摂理。
③「主なる神の夫人」朴ウルリョンハルモニを中心とした復帰摂理。
④韓国政界とキリスト教指導者を中心とした復帰摂理。
⑤大叔父・文潤國牧師を中心とした復帰摂理。
⑥キリスト教二世中心の摂理、梨花女子大・延世大事件。
朴マリヤと李起鵬夫妻、金活蘭学長、李承晩政権を中心とした復帰摂理。
⑦家庭の責任、崔先吉夫人を中心とした復帰摂理。
⑧崔先吉夫人の叔父・崔聖模氏を中心とした復帰摂理。
真のお父様を中心とした摂理は、分かっている限りではこれら8つの摂理から成り立っていますが、より詳しく研究・解説されているのは①②③⑥の4つの摂理があります。
これら8つの摂理、とりわけ重要な4つの摂理はすべて失敗に終わってしまいましたが、洗礼ヨハネ使命者たち、ユダヤ人に相当する人物たちには誰々がいて、どのような結果となったのかについてまとめてみたいと思います。
3、真のお父様を不信した洗礼ヨハネ使命者たち、神が2000年かけて準備したキリスト教と韓民族の失敗。
・男性を中心とした摂理、白南柱牧師、李龍道牧師、金百文牧師の失敗。
・女性を中心とした摂理、金聖道女史、許孝彬女史、朴ウルリョンハルモニの失敗。
・「ソロモン王のような使命を受けた方だ」と祝福をしたイスラエル修道院金百文牧師の不信。
・大きな兆候を期待し、一人の若い男などには期待をせず、勧告を聞き入れなかった腹中教教主許孝彬女史。
・主管性転倒の役事を受け入れられず、精神異常になり、完全にサタンが発動した朴ウルリョンハルモニ。
・1945年当時、国防長官であった申性模を中心とした摂理で、既成教会の有名な二名の牧師の裏切り。
・梨花女子大学事件で統一教会を迫害した金活蘭総長、朴マリヤ副総長、夫の李起鵬氏、フランチェスカ大統領夫人。
・キリスト教と自由党が主導し、李承晩主権下の五大長官が総動員され挙国的な迫害。
・統一教会を除去するようにと背後で糸を引いた米国宣教師。
・第一のお母様崔先吉夫人と、当時韓国の第一人者であった叔父の崔聖模氏による反対。
4、洗礼ヨハネ使命者やキリスト教、韓民族が迫害した結果
・金百文牧師が受け入れなかったため、文先生はサタンの巣窟である北側に行った。
・許孝彬女史ゆえに、文先生は大同保安署に引っ張られて入った。
・許孝彬女史に書いた手紙が見つかり、文先生は拷問を受け、ほとんど死にかけた状態で釈放、奇跡的に回復。
・韓国戦争が起きた時、許許女史以下すべての監獄にいた人々を、共産党たちが全部虐殺。
・朴ウルリョンハルモニは精神異常になり、完全にサタンが発動し、文先生を梶棒で殴り殺そうとする。
・おじいさんが文先生を殴って追い払おうとして倒れ、全身が青くなり腹が張り裂け、棺に入れられないくらいに膨れて死んだ。
・文先生は2年8ヵ月の間、興南特別労務者収容所で強制労働。
・死刑執行予定日の前々日、マッカーサー元帥の連合軍が、北韓、興南を攻撃して文先生を奇跡的に解放。
・朴マリヤと李起鵬を中心として、大韓民国大統領の李博士、フランチェスカ、金活蘭が国を滅ぼす元祖となった。
・李承晩の養子となっていた李康石が一家心中を図って、李起鵬と朴マリヤ、実弟を射殺、自らも命を絶った。
・金活蘭(キム・ファルラン)は患難(ファルラン)を受けた。雷に打たれるようになった。
・李承晩は妻とともに、アメリカ・ハワイに亡命。
・「文鮮明を捕まえて殺せ」と言われ、文先生は西大門刑務所に連行され、拷問による取り調べ。
神様が数千年間準備した国と民主世界のすべての基台が崩壊。
このように1945年、1955年当時は、神が数千年かけて準備した国と民主世界のすべての基台の上に立つ洗礼ヨハネ使命者たち、そして中心人物、中心宗教、中心民族がありましたが、それらは全て真のお父様を受け入れず、迫害し、真のお父様を何度も死の寸前にまで追いやりました。
それはあたかも2000年前、イエスを迎えるために準備された洗礼ヨハネ、ユダヤ教、ユダヤ民族ら中心人物たちがイエスを不信し、さらにはイエスを支えるべくして呼び集められた12弟子のイスカリオテのユダ、ペテロまでもが最後の瞬間にイエスを裏切り、イエスを不信したのと同じであり、イエス当時と同じ失敗を繰り返してしまいました。
そしてユダヤ人たちは、イエスを「十字架につけよ」と叫び、「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」と叫んでイエスを十字架につけた結果、西暦70年にはユダヤはローマによって滅ぼされ、2000年間国を持つことも許されず、世界を彷徨う流浪の民となり、世界史上で最も悲惨な迫害の路程を歩む民となってしまいました。
このように歴史の結実体として登場したのがイエスだったため、イエスを直接に支えるべき中心人物、中心宗教、中心民族たちが神の摂理に直接に貢献したなら、彼らは本来最も栄光ある立場に立てるはずでした。
しかし彼ら中心人物、中心宗教、中心民族は、イエスを直接に不信し、迫害し、十字架に付けるという大罪を犯してしまったため、歴史上最も罪深い存在となってしまい、最も悲惨な路程を歩まざるを得なくなりました。
これらは歴史が教えてくれた教訓といえます。
2000年前の真実を基に、真のお父様を中心とした摂理において、最も栄光ある立場に立つべきだった者たちは、どのようになったかについて見ていきます。
神が用意された洗礼ヨハネ使命者たち、つまり金百文牧師、許孝彬女史、朴ウルリョンハルモニたちは全て真のお父様を不信し、摂理に失敗しました。
次に中心人物たち、白南柱牧師、李龍道牧師、金聖道女史、1945年当時の既成教会の有名な二名の牧師、1955年当時の梨花女子大金活蘭総長、朴マリヤ副総長、夫の李起鵬氏、フランチェスカ大統領夫人、そして第一のお母様崔先吉夫人、当時韓国の第一人者であった叔父の崔聖模氏、これら中心人物たちもことごとく真のお父様を受け入れず、迫害し、監獄にまで追いやりました。
その結果真のお父様は2度3度と監獄という十字架につき、命を落とす寸前にまで追いやられましたが、そのたびに真のお父様の勝利圏によって命だけは助かるという奇跡的な路程を歩んできました。
まさしく2000年前のイエスと同じような路程を歩んできたのです。
2000年前のイエス路程の時、最も罪深い存在というのは、イエスを不信した洗礼ヨハネであり、イエスを十字架に追いやったユダヤ教やユダヤ民族だったように、1945年当時の摂理でも最も罪深い存在は、金百文牧師、許孝彬女史、朴ウルリョンハルモニたちであり、白南柱牧師、李龍道牧師、金聖道女史たち、そしてお父様を裏切った既成教会の有名な二名の牧師、さらには金活蘭総長、朴マリヤ副総長、夫の李起鵬氏、フランチェスカ大統領夫人、そして第一のお母様崔先吉夫人と、当時韓国の第一人者であった叔父の崔聖模氏らがあげられます。
これら最も罪深き人たちの中には日本人はかすりもしていません。すべては韓国人であり、韓国人の中の一部の中心人物たちだったのです。
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