謎の四世紀 朝鮮半島に日本の領土があった!

謎の四世紀 朝鮮半島に日本の領土があった!
【竹田恒泰 虎ノ門ニュース 2020 10 19】

◇謎の四世紀

・日本の歴史が文章として文字で記されるようになったのが5世紀以降。

・3世紀とか2世紀とかの頃の話は中国の古文書によって日本のことが記されてる。

・4世紀は支那大陸が動乱期に入るので、まともな外交とかの記録がなくなる。

・4世紀は謎なため、教科書にもほとんど書かれていない。

◇朝鮮半島に日本の領土があった

・4世紀というと古墳時代。

・元々日本国は3世紀頭には奈良盆地を中心にですね連合王権としてスタートした大和朝廷が日本の国の始まり。

・古墳時代というのは、大きなお墓(前方後円墳)が日本全国に作られた時代。

・3世紀中葉、箸墓古墳が280メートル。仁徳天皇陵古墳が525メートル。

・大和連合王権が成立し、北は東北、南は九州南部、西は朝鮮半島まで日本の大和朝廷の統治範囲が広がった時代。

・4世紀の日本のことが分かる文字というのは、下の二つしかないと言っても過言ではない。
①七支刀銘文:百済の王子から日本の天皇に送られた剣。7つ鞘の剣というのは古事記にも書かれている。奈良の石上神宮に納められている。日本と百済の関係が分かる文字が刻まれている。
②好太王碑文:高句麗の好太王の碑文。4~5世紀頭にかけての朝鮮半島と日本の関係が刻まれている。

・好太王碑文には次のように刻まれている。
・391年:倭の軍勢が海を渡り百済と新羅を従えた。
・396年:倭の王が自ら水軍を率いて百済を討伐。
・396年:百済は倭と通じることとなった。
・400年:高句麗が倭国を退かせ新羅を救った。
・404年:倭国を撃退した。

・当時の半島は高句麗が今の北朝鮮一帯、中国にまで領土を広げ、東側に新羅があり、西側に百済がある。南の方は日本との繋がりがあり、加羅諸国とか、任那とかという言い方をし、小さな国がいっぱい分立していた。

・高句麗好太王碑文によると、南の方が朝鮮半島の南半分は、百済も新羅も日本の属国になったということ。

・任那に関して言えば、朝鮮半島南部に前方後円墳が発見される。

・前方後円墳というのは地球上で日本列島にしかないもの。古墳時代だけで数千基。数え方によっては15万基。

・日本列島以外には朝鮮半島の南部、南の西の方に14基ある。

・前方後円墳の分布範囲というのは、大和朝廷の統治範囲。学会でも疑う余地のない確立された学説。

・初期の頃の天皇の墓。

・これと同じ特徴を持った墓は大和朝廷、中央政府とのつながりのある豪族だということを示す。

・3世紀初頭には奈良盆地のあたり、4世紀末には北は東北、南は九州南部にまで広がる。

・前方後円墳が海を渡って朝鮮半島南西部にあるということは、ここも大和朝廷の直接統治があったのではないだろうか?

・百済の記録でも、百済の王子は若い時は日本で生活し、即位する時に本国に戻る。

・これは日本書紀にも書かれているし、百済の公式記録にも書かれている。

・新羅に関しても梁職貢図という古文書が出てきて、新羅は時に韓(高句麗)に属し、時に倭に属していたという記録が出てきている。

・魏志韓伝という、中国の魏という国の公式資料で、朝鮮半島のことを記述した魏志韓伝によると、韓という国は、東は海に接し、西は海に接し、南は倭国と接していたと書いてある。

・韓が朝鮮半島全体だったなら、南も海に接していなければいけないにもかかわらず、倭と接していたと書いてある。

・魏の公式記録に書いてある。

・かつては朝鮮半島の文明はほぼなくて、日本人が住み着いたところから朝鮮半島の歴史が始まっている。

・先土器時代も、縄文時代も日本の方が圧倒的に人口が多く、特に先土器時代の遺跡は日本列島に1万以上ありますが、朝鮮半島全部見ても千もない。

・全然人口も違う。

・朝鮮半島から出てくる石器も、九州でとられた黒曜石を使っていたりする。

・当時国家という概念も、国境という概念もないので、普通に朝鮮半島の南には日本人が住んでいて、対馬、九州と同じ程度で文明が発達してきた。

・特に朝鮮半島の南半分は日本文化圏だった。

・百済も新羅もおそらく日本語を話していたと考えられる。

・日本とは全く違う国家で、日本との服属関係も全くなかったということは、あらゆる角度から見て考えられない。

・少なくとも百済と新羅は日本の属国、日本に足しげく朝貢に来ている。日本の記録にも向こうの記録にも残っている。

・加羅は日本の直轄地、もしくは百済新羅よりも高い次元で日本が統率していた。

・結論:四世紀に日本は朝鮮半島にまで支配を広げた。

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