脱電力のすゝめ ~エネルギー問題はこれで解決!~

脱電力のすゝめ
私は20年くらい前から電力は言い続けてきてるんです。
明日3月25日は、電気記念日だそうです。
明治11年3月25日、西暦にして1878年、西南戦争の翌年、東京の銀座木挽町に開設された中央電信局の開局祝賀会が、東京虎ノ門の工部大学校、現在の東京大学工学部で開かれ、式場に日本で初めての電灯、アーク灯50個が点灯された日だったということで、それを記念して3月25日は電気記念日とされているそうでございます。

アンケート事前に取らせていただきました。
皆さんお湯を沸かすとき、主に何を利用されてますかという質問なんです。
電気が4割。ガスだよという方が5割超、灯油、太陽光、炭で取る方もいらっしゃいます。

太陽光について説明しますと、結婚する前はしばらく湘南に住んでまして、今その家を別荘として使ってますけども、その家は太陽熱温水器を使ってました。
これ最近衰退しちゃってるんですけども、昔よくあったんです。
屋根に巨大な魔法瓶みたいなものが上がってるんです。
そうすると冬でも熱々のお湯が出るんです。

自動車の中って冬でもお茶を置いておくと、輻射熱の関係で温かくなるじゃないですか。
同じように屋根の上の巨大な魔法瓶みたいなところに水を貯めておくと、さすがに雨降って真っ暗になっちゃうと、ちょっとぬるい程度にしかならないんですけど、真冬でも、ちょっと曇りぐらいであっても、熱々のお湯が出るんです。
そうするとその家では、お風呂を沸かしたり、炊事でお湯とか出しても、電気もガスも何一つ使わないんです。
正確に言うと、水を屋根の上に上げるためのモーターが動いてるだけで、電気・ガスはほぼ使わずに、家じゅうの給湯が実現されていたわけで、これ非常に循環型でいいものだったんです。
今日本で衰退傾向にあるので、本来こういうことがあるといいと思うんです。

今日の本題、一歩間違ったら、3月何日が停電記念日になっちゃうところでした。
たまたま地震があって、火力発電所がいくつか止まってたという時に、この寒波がきたものですから、一気に電気不足になったということもあるんですが、東京電力は福島の原発事故がありましたので、やっぱり財政が非常に厳しい状況なので余裕がないんです。
東北電力も今回大変なことでちょっと逼迫しましたけど、100%超えるんじゃないかっていうことで、98%くらいまでいったということですから、本当に節電要請をして、ギリギリ乗り切った感じです。
このまま行くと1%でも、0.5%でも足りないと、ちょっと足りないだけでブラックアウトになる可能性があるんです。
全体の電圧が下がるみたいな話ではなくて、電気って作った瞬間に使い切らないといけないんです。
だから需要よりも多く発電することもできないし、需要よりも低く発電することもできないんです。
ぴったり分刻みで、需要分だけぴったり発電しないといけないんです。
なので節電要請があっても、思うように下がらないと、100%超えちゃったら一斉にブラックアウトした可能性があります。

私も以前から脱電力と言ってるんですけど、脱電力という言葉だけ見ると、とんでもないことを言ってるように多分聞こえると思うんです。
私が言いたいのは電気を使うな、無くせと言ってるわけじゃなくて、それ本当に電気でする必要ありますかっていう問いかけなんです。
餅は餅屋というように、電気がすごく力を発揮できるのは、エレクトロニクス関係です。
このライト照明です、あとテレビだったりパソコンだったりとか、さすがにこれがガスで動かしたら、パソコンがガスで動いたらちょっと面倒くさいです。
なので電気が得意とする所は電気にやらせたらいいと思うんです。
ところが発電された電気のほとんどは、電気でする必要あんのっていうのに使われてるわけです。
その代表が電気自動車であり、それから冷暖房です。
何が言いたいのかというと、電気というのは大変便利で、素晴らしいものなんですけど、ただやっぱり高級なんです。
高級品をどこまで使うんですかということなんです。

例えばシーチキン作るのに、大間のマグロを使わなくてもいいんじゃないか。
びんちょう鮪なんかでもいいんじゃないですかという話なんです。
最高級の大間のマグロでシーチキンを作らなくても、普通の汎用品でいいわけなんです。
玄関の掃除に、シャネルの1万円の石鹸を使うようなもんです。普通の洗剤でいいわけです。
お顔を洗ったりするのは、1万円の洗顔料でよろしいと思います。
要するに電気って高級なものなので、ものすごい効率が悪いわけです。
ものすごい浪費をして作るのが電気なので、やっぱり電気が得意なところに使うのはいいけども、冷暖房、給湯、自動車、それは化石燃料にそのままやらせとけばいいわけです。

最初の問いかけで、お湯沸かすのに何を使いますかっていう時に、4割以上の方が電気と答えてます。
それは使っている人が悪いというよりも、オール電化の家とか、ガスを使っちゃいけないマンションとかがいっぱいあるんであって、これは電力会社の思惑なわけです。
それは使ってる人が悪いっていうわけじゃなくて、それを呼びかけなかった政府も電力会社も悪いわけで、簡単に言うとガスでお湯を沸かすのと、電気でお湯を沸かすのとでは何が違うのかっていう話なんです。
ガスでお湯を沸かした場合は、ガスでそのまんまお湯を沸かすだけですから、一番効率が良いわけです。
しかも最近のガスのコンロがすごく改良されていて、熱転換効率、つまり100の燃料を投入したときに、それがそのまま100熱に変わるわけじゃないですから、当然その木漏れ火とか、外に出ちゃう熱があるんですが、100%お湯に行くわけじゃないわけですけども、その熱転換効率がどんどん良くなってきているんです。
電気の場合どうかというと、熱転換効率がだいたい30%から35%ぐらい、つまり100燃料を入れても、電気に変わった時点でもう7割は排熱になっちゃってるんです。

私も10年前に出したエネルギーの本があるんですけど、ここに電力全体の図があるんです。
アップして見ていただきたいんですけれど、これ震災前の数字です。
石炭とか石炭とか、LNGとかありますけれども、それが電力と非電力に分かれるわけですけれども、電力の方見ていただきたいんです。ほとんど廃棄されてます。
熱転換効率が30%とか40%しかないので、電気はほとんど廃棄されているのです。
非電力っていうのは効率がよくて、廃棄されている分ってちょっとしかないんです。
一番右が産業とか家庭とか業務になってますけども、結局非電力、電力それぞれが日本全体を支えているわけなんですけれども、電力見たときに、これ本当に電力である必要あるんですかというところを問いたいなと思ってるんです。

そこでイメージとして、電気でお湯を沸かすことがどれほど馬鹿げたことかということを考えてみます。
電気はどうやって作っているか、基本火力発電所とするとイメージしやすいと思うんですけど、火力発電所ではまず石油を燃やします。石炭でも石油でもガスでもいいんですけども、化石燃料を燃やします。そしてお湯を沸かすわけです。
そこで蒸気が出てくるのでその蒸気の勢いでタービンを回すわけです。それで電気ができるわけです。
そうやって作った電気でもって、またお湯を沸かすわけです。
だったらそれ最初からガスで沸かせばいいんじゃないのって話なんです。
だから電気自動車もホント馬鹿なことやってて、要するにエンジンでもって軸を回して、この軸で車輪を回してるわけです。
普通の自動車はどうやって動いているかと言うと、ガソリン、もしくはディーゼルの場合軽油です。
ガソリンや軽油を入れて内燃機関を動かす。
その上下のピストンの動きを、軸を回して、その回った結果車輪が回るわけです。
電気自動車の場合どうしているかと言うと、電気でモーターを回すわけです。それで車輪を回すわけです。
これも本当バカなことやってるんですけども、電気自動車ってどうなっているかと言うと、
①発電所で化石燃料を燃やしてお湯を沸かします。
②その蒸気の勢いでモーターを回すわけです。そうすると電気ができるわけです。
③発電所で作った電気で、今度は電気自動車のモーターを回すわけです。
これどれだけ無駄なことか。だったらガソリンで内燃機関で直接回せば済む話なんです。
だから車というのは、ガソリンや軽油で走らせたほうが、少ない化石燃料で走るわけです。
電気をかませたら余計多くの化石燃料を消費するわけです。
ただ車自体から排気ガスが出てないから、環境に良さそうに思うだけで、実際は電気自動車の場合、それ以上の排気ガスを、発電所で出してるわけです。
だから私が言いたいのは、それ電気でする必要ありますかという話なんです。

家庭向けの電気の7割から8割は、冷暖房・給湯に使われているんです。
パソコンとかテレビとか電気だって、そんな大して使わないんです。
給湯・冷暖房、これに一番使うわけです。
家庭向け電気の7割、8割、これがそれこそ大間のマグロでシーチキン作るレベルの話なんです。
そんな高級なものを暖房とかに使うなって話です。

何を私は言いたいのかというと、これで日本の電力問題解決するんです。
コージェネレーション。
通常は大体発電効率仮に35%とした時に、通常の発電というのは100のエネルギーを投入しても使えるのは35%、65~70%はロス、全く使えないわけです。
コージェネレーションとは何かといったら、地域ごとに小さい発電所を作ればこうなりますよということです。
電力だけじゃなくて、電熱併用って言うんです。
電熱併用だから、地域ごとに電気を供給するだけじゃなくて、近くの発電所で出た熱を住宅に供給しちゃえば、その地域の人は電力使ってたら、冷暖房給湯はタダですよという話しです。
ですからガスと電気を各住宅に供給していますから、パイプをもう1本走らせるだけです。
熱のパイプを走らせたら、その地域の人たちは、冷暖房給湯がタダということになるんです。
コージェネレーションを見ていただくと、ロス15%です。65%ロスだったのが15%です。この差なんです。
同じ100のエネルギーを投入しても、通常発電の場合は65%から70%がロスです。
ところがコージェネレーションの場合は15%以下。うまくやれば10%です。
ですからロスが7割と1割じゃえらい違いだってことです。

仮に日本中がコージェネレーションになった場合、日本中で必要な電気は半分で済むという話です。
しかもコージェネレーションってイメージとしては、もうすでに都内にもいっぱいあるんです。
ここ近年できた大規模開発では、だいたいコージェネレーションになってます。
例えば六本木ヒルズなどは地下に発電所があるんです。
そうすると電力を供給するだけじゃなくて、館内全部を排熱で冷暖房やってるわけです。
だから電気でお湯を沸かすんじゃなくて、電気を作った時の排熱で冷暖房しちゃうわけです。
だから、お湯を沸かすためには電気を使わないわけです。
そうすると必要な電力は半分以下になる。
だから投入すべきエネルギーが半分以下になるわけです。

これどういうふうに実現できるかといいますと、イメージとしては小学校の学区ぐらいがちょうどいい大きさなんです。
小学校どんどん廃校になっているところに、小型の発電所を作ればいいんです。
そして地域に熱パイプを供給したら、電力供給して冷暖房から給湯はタダになる。
家計の中から冷暖房・給湯のお金がいらなくなるんです。
要するに必要な電気を買ってれば、おまけで冷暖房・給湯がついてくるんです。

最近はマイクロガスタービンというものが開発されまして、小さいんだけどもすごく高効率なガスタービンがあるんです。
イメージ的にはジェット機のジェットエンジンです。
要するにジェット燃料は灯油ですから、灯油を入れるとタービンが回って発電をする。
ですからマイクロガスタービンですと、ビルとか病院とか、大きめの建物だったらマイクロガスタービンで自分たちの発電所を持って、そこで電熱併用で供給する。
普通の地域だったら、学校の学区くらいの地域でいいんです。
マイクロガスタービンを電熱併用で使った場合のエネルギー転換ロスは10%なんです。
ですから90%、骨の髄までしゃぶり尽くすことができるんです。
エネルギーを投入しても、ほとんど7割が排熱になって逃げてしまっていたのが、10%に抑えるわけですから、まさに骨の髄までしゃぶり尽くすのと、どっちがいいですかって話なんです。

これまで電力会社というのは、電気事業法という法律に守られてきて、要するにいくらでも投資していいわけです。
投資した額に利益をちょっと乗せていいという、要するに経費をかければかけるほどいいわけです。
効率よくしようとすると、小さいビジネスになりますから、そうすると電気代の上乗せが小さいわけです。
だから大規模に作ってみんなに電気を使わせて、たくさん発電所を作って、大規模にやればやるほど利益が出せる。
これが電気事業法なんです。

メンテナンス効率は、ジェット機のエンジンと同じなので、もう確立された技術なんです。
マイクロガスタービンは最先端のものですけど、普通の火力発電だっていいわけです。
仮にマイクロガスタービンみたいなものではない普通の火力発電所だとしても、普通だったら35%ぐらいしか使えない、もしくは30%しか使えない、でも問題は発電効率もさることながら、排熱を全部有効利用しちゃう、だからそもそも必要な電力が少なくて済むということなんです。
マイクロガスタービンは、確立された技術ですけど、最先端の最新技術です。
普通の従来型の火力発電所でも、電熱併用にするだけで、必要な電力量は半分以下に落とせるわけなんです。

これまでは大規模集約をするのが、文明的と言われてきたわけなんです。
ところが小規模にして分散することで、全部使えちゃうということなんです。
原発の場合、例えば柏崎から来てるわけです。
柏崎で原発でものすごい熱出しますけど、これ東京では使えないんです。
電気だから送れるけども、柏崎で出た排熱を東京で使うことができないんです。
だから学区単位って言いましたけど、横浜市とか大阪市とか東京都っていう単位でもやることができるわけです。
例えば横浜港の中に、最新鋭のGTCCっていう、天然ガスを使った最新鋭の発電所があります。
これは熱変換効率が60%以上、通常の倍ぐらいあるんです。ものすごい効率が良いんです。
横浜港内、横浜港の中に出力百数十万キロワットの発電所があったら、横浜市内でその熱を使おうと思えば使えるわけじゃないですか。
学区単位とは言ったけども、100万人規模の街だって電熱併用することができるんです。

これまで電力会社は、効率を良くしたら利益減っちゃうわけだから、利用者に非効率なものを買わせることによって、自分たちの利益をとってきたわけです。
これを経産省も政府も良しとしてきただけなんです。
電熱併用を基本にして、街づくりをしろというふうな方針にすれば、本当に必要な電力が半分とかになっちゃうわけです。私が言ってる脱電力をすれば、サハリン1、2があるかないかとか、どこから燃料を買えるかどうかとか、原発がどうのこうのなんて言ってる、電力界隈のあらゆる問題は全部吹っ飛んでしまうわけです。
なんなら発電せずに、今の電力を半分にしたっていいくらいになっちゃうわけです。

電気自動車に全部置き換えたりしたら、えらいことになってしまうんです。
原発を動かさなきゃどうしようもないじゃないかいうことにもなるわけです。
本当にもったいないんです。
これを上手く利用すれば必要な一時資源、つまり化石燃料とかそういうものも少なくて済むわけです。
そもそも化石燃料をあまり使わなくても、同じだけの文明的な生活が維持できるんです。
なので電気で暖房することも愚。電気で車を動かそうとすることも愚。
大間のマグロでシーチキン作るようなもので、電気はパソコンとかに使わせてあげてほしいわけです。
電気の身にもなってみて下さい。餅は餅屋で使ってほしいわけです。
脱電力というのはそういう意味で、何も平安時代に戻れとかそういうことを言うわけではないんです。

排熱利用ということで、GTCCと話しましたけども火力発電所は30%ぐらいしか発電効率ないところ、60%まで持ってった。
それも発電所の中での排熱利用だったんです。
要するに排熱でどんどん7割近く捨ててたわけですけども、それで隣にプールを作っておいて、そのプールは熱のパイプをくぐらせると、もう一個プールの熱を沸騰させることができる。その蒸気の勢いで発電します。
だから2回お湯を沸騰させたその排熱もまだあったかいわけです。
その隣の建物にもう一個別のプールを用意しといて、もう1回そこをくぐらせると、もう一杯沸騰するわけです。
それでもなお予熱が高いので4杯目のプールとなる。
発電設備のメインがあって、3つプールを沸騰させて、それで最後ヘロヘロになった排熱を捨てるんです。
その結果本来30数%しか効率がないものを、60%以上まで持っていった日本の技術なんです。
この排熱の有効利用っていうのはものすごく可能性があるんです。
だからオール電化計画というものに惑わされてはいけない。
震災の時にオール電化だって苦労した人たくさんいるんです東北とかで、鍵も開かなくなっちゃう。

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