神の祝福はアメリカを経て日本へ

・神の祝福はアメリカを経て日本へ

このようにアメリカは建国以来、カイン型ヘレニズムと、アベル型ヘブライズムのせめぎあいの中で神の摂理を担ってきました。
アベル型ヘブライズムの中でもそのアベル勢力、会衆派はインディアンの伝道に熱心でしたが、1810年に外国伝道にも力を入れるためアメリカン・ボードを設立しました。1870年頃になると、長老派、バプテスト派、オランダ改革派、ドイツ改革派教会などが離脱し、実際上は会衆派のみの外国宣教機関になりました。

アメリカン・ボードは1878年日本に、「日本組合基督教会」の前身となる組織を設立しました。
このアメリカにおけるピューリタンの流れをくむ、アベル勢力会衆派のアメリカン・ボードが日本に渡り、日本組合基督教会を設立することによって、この時から神の祝福も日本に渡ってきたと見ることができます。

・朝鮮におけるキリスト教

朝鮮においては、1876年日本が日朝修好条規を締結したのをきっかけとし、アメリカ、フランス、ロシアなどとも通商条約が締結され、キリスト教布教も活発に行われるようになりました。1903年から1908年にはキリスト教のリバイバル(信仰復興)が起こり、平城は東洋のエルサレムと呼ばれるほどに急激にキリスト教が普及しました。
そして1910年の日韓併合の後、朝鮮総督府は莫大な資金援助を行い、日本組合基督教会に朝鮮宣教を命じました。

朝鮮におけるキリスト教は、リバイバルが起こったアメリカ、フランス、ロシアを中心としてもたらされたキリスト教を大多数のカイングループとし、日本組合基督教会によるキリスト教会が少数のアベルグループと考えることができます。
そして日本統治時代、日本が神社参拝を強要した時、日帝に屈したほとんどのキリスト教勢力はカイン型キリスト教であり、信仰の貞操を守って闘った愛国的な地下キリスト教徒がアベル型キリスト教となり、俗化したカインの立場にある既成のキリスト教団をアベルの立場で受け入れ、善導し、真のお父様を中心とした新しい第三アダムの摂理圏に連結させる使命がありました。

そして終戦後以降においては、真のお父様を迎えるべきだったキリスト教は、李承晩とその政権、お父様を裏切った二人の牧師、北朝鮮の教会、梨花女子大・延世大と、その背後の米国キリスト教会、これらの教会はカイン型キリスト教であり、聖主教、腹中教、新イエス教会、イスラエル修道院等神霊教団はアベル型キリスト教であったと考えられます。
こうして神の祝福は日本を通じて韓国にもたらされ、日本組合基督教会の流れをくむキリスト教会が、神の摂理から見て、真のお父様を迎えるアベル型キリスト教神霊教団となっただろうと考えられます。

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