カイン型ヘレニズムが支配するイギリス

・カイン型ヘレニズムが支配するイギリス

神の祝福がピューリタンと共にアメリカへと渡ったのちのイギリスは、どのような路程を辿ることになったのでしょうか?
1694年にイングランド銀行が設立され、ユダヤ人金融勢力がイギリスの政治、経済の実権を握るようになった後に力をつけてきたのがロスチャイルド家でした。
1804年にマイヤー・ロスチャイルドの3男、ネイサン・ロスチャイルドがイギリス、ロンドンにロスチャイルド商会を創設。1806年のナポレオンの大陸封鎖令、1815年のワーテルローの戦いによって巨万の富を築き、ロンドンの金融街を支配するようになりました。

ロスチャイルド家は、世界のユダヤ人支配を目論んでいたため、その時最も大きな障害となったのがロシア帝国でした。
ロシアには多くのユダヤ人が住んでおり、そのユダヤ人たちはロシア帝国によって多くの迫害を受けていました。
当時ロシアは国内に多くの矛盾を抱えていましたが、満州・朝鮮へ進出することで国内問題を解消しようとしていました。極東アジアでロシアの南下政策に脅威を感じていたのが日本でした。そこでロシアを牽制するためにイギリスと日本との間で交わされたのが1902年の日英同盟でした。
日本は日英同盟に意を強くし、ロシアの南下政策に対抗し、1904年に日露戦争を行いました。その時国力が乏しかった日本を経済的に支援したのがロスチャイルド家でした。

日本はイギリスの支援もあり日露戦争に勝利しましたが、これは欧米中心の白人至上主義世界に終止符を打ち、白人に支配を受けていた世界中の植民地解放のための、民族自立のための大きなきっかけにもなりました。
一方敗れたロシアは、国内では1905年に第一次ロシア革命が起こり、ツァーリズム専制体制がぐらつきはじめました。
その後1914年から第一次世界大戦が始まり、1917年にはロシア革命が勃発することで、ロシアのツァーリズム専制体制は崩壊し、世界で初めての社会主義国家、ソビエト社会主義共和国連邦が誕生します。
つまり日露戦争は、「ユダヤ人たちがロシア皇帝を倒すために、ロシア帝国と日本を戦わせた戦い」だったのです。
こうしてイギリスのアベル型ヘブライズムはアメリカを誕生させ、カイン型ヘレニズムはソ連を誕生させたのです。

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