・カイン型ヘレニズムに屈したイギリスとアメリカ
原理講論には「カイン型であるヘレニズムがアベル型であるヘブライズムに完全に屈伏することによって、初めて中世キリスト教に侵入したサタンを分立させ、再臨主を迎えるための『実体基台』が世界的に造成され、一つの世界を復帰するようになるのです。」とあります。
しかし現実には、摂理的中心国家であったイギリスにおいてもアメリカにおいても、カイン型ヘレニズムが優勢となり、アベル型ヘブライズムに完全屈服することはありませんでしたので、中世キリスト教に侵入したサタンを分立することはできませんでした。よって再臨主を迎えるための『実体基台』が世界的に造成されることもありませんでした。それが真のお父様を中心とした摂理が、1945年当時においては勝利することができず、最終的に真のお父様一代では勝利することができなかった遠因となったのではないでしょうか。
イギリス、アメリカにおいて、カイン型ヘレニズムが優勢となった結果、世界は第一次世界大戦、第二次世界大戦を迎えることになります。第一次世界大戦前後に、イギリス国際金融資本家の謀略によって、ユダヤ人革命(ロシア革命)が起こり、ロシアのツァーリズム専制体制が崩壊し、社会主義国家ソ連が誕生しました。カイン型ヘレニズムによって誕生したソ連は、共産主義を拡大しようと、中国の共産化を目論みましたが、そこに立ちはだかったのが日本でした。
私たちは第二次世界大戦で、日本がアジアを侵略したと信じ込まされてきましたが、実際は違います。ソ連の南進を防ぎ、共産主義と戦ったのが日本であり、その日本と中国国民党を戦わせ、日本を消耗させるとともに、日本を経済的に追い込み、第二次世界大戦へと引きずり込んだのがアメリカであり、ルーズベルト大統領を操るカイン型ヘレニズム、ユダヤ系国際金融資本だったのです。
この記事へのコメントはありません。