・サタン側国家と天の側国家
ここで一つの疑問が生じます。
原理講論には「第二次世界大戦は、民主主義によって結託した米、英、仏の天の側国家と、全体主義によって結託した独、日、伊のサタン側国家との対戦であった。」とあります。第二次世界大戦は、米、英、仏の天の側国家の勝利で終わりましたが、米、英、仏の勝利が本当に神の願いだったのでしょうか?
米、英、仏の連合国側が勝利することで、結果としてソ連は危機を回避し、領土を広げ、後の中華人民共和国、北朝鮮の誕生に繋がりました。同時にドイツは分割され、東欧圏に社会主義国家が次々と誕生し、共産主義を信奉する国家は、世界の3分の2の領土と人口を擁するほどに拡大しました。
日本がドイツと共にソ連に侵攻し、枢軸国側が勝利していた方が、神の願いにかなっていたようにしか考えられません。
第二次世界大戦当時の米、英はカイン型ヘレニズムの結実であるユダヤ人国際金融資本家たちによって支配された国でした。そのため後に神の最大の恩讐となる社会主義国家ソ連の誕生と発展に手を貸し、第二次大戦で米、英、仏の連合国側が勝利することにより、その後の世界はソ連共産主義の拡大路線が止まらず、世界全体が共産主義の脅威にさらされることとなったのです。
そのような結果を見ても米、英はキリスト教国家であったとは言っても、その実はカイン型ヘレニズム側、つまりサタン側に分類されてしかるべきですし、同様にフランスもフランス革命以来カイン型ヘレニズムが支配する国家となっていたため、サタン側に分類されてしかるべきではないでしょうか?
一方の枢軸国側である日本は、社会主義国家ソ連の拡大路線に対し、自衛のために国の存亡をかけて戦いを挑もうとしていた唯一の国家であったため、ソ連にとって最も脅威となる存在でした。日本と防共協定を結んだドイツも、対ソ宣戦布告をし、ソ連と全面衝突しましたので、神の摂理から見たならばどちらも神側に分類されてしかるべきです。
日本は自衛のためにソ連の脅威に備え大陸へと進出しますが、中国での利権を狙い、戦争に参戦したいアメリカの謀略の故に、支那事変の泥沼に引きずり込まれ、経済的に追い詰められ、第二次世界大戦へと引きずり出されてしまいます。
しかし日本は、あくまでも侵略を国是とはしないため、世界を、アジアを白人至上主義で植民地化し、原住民を虐殺し、虐待していた欧米からアジアの国々を解放しようと、大東亜共栄圏を掲げることにより正義の戦いとして臨みます。
この日本の戦争に対する動機も方向性も、神の願いと合致した、神側の国家というべきものなのではないでしょうか?
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