◆日本人洗脳計画 WGIP(ウォー・ギルド・インフォメーション・プログラム) 百田尚樹の日本国記 参照
WGIPとは一言で言って日本国民を洗脳し、戦争について「罪の意識」を植え付けるプログラムです。
WGIPによって日本人の精神を粉々にし、二度とアメリカに戦いを挑んでこないようにするためのものでしたが、実際戦後80年近く経った今でも日本人の精神は、このWGIPによって洗脳されたままの状態が続いています。
具体的には、戦後日本を統治したGHQは思想や言論を管理し、出版物の検閲を行ない、意に沿わぬ新聞や書物を発行した新聞社や出版社を厳しく処罰し、禁止項目は全部で30もありました。
禁止事項の第一はGHQに対する批判。
二番目は東京裁判に対する批判、
三番目はGHQが日本国憲法を起草したことに対する批判。
そしてアメリカ、イギリス、ソ連、フランス、中華民国、その他の連合国に対する批判も禁じられました。
占領軍兵士による犯罪の報道も禁じられ、ナショナリズムや大東亜共栄圏を評価すること、日本の戦争や戦犯を擁護することも禁じられ、戦後の日本に言論の自由はまったくありませんでした。
GHQが日本人に施した洗脳は、戦時中の中国・延安で、中国共産党が日本人捕虜に行なった洗脳の手法を取り入れたものでした。
このことは近年、イギリス国立公文書館が所蔵する秘密文書で判明しており、延安での工作には後の衆議院議員、日本共産党の議長をも務めた野坂参三の協力があったこともわかっています。
野坂は戦前、グレートブリテン共産党参加を振り出しに、ソ連に渡ってコミンテルン日本代表となった人物です。
戦前のアメリカ共産党とも関係しながら、延安で中国共産党に合流し、日本人兵士に脱走を勧め、日本帝国主義打倒のための洗脳活動を行なっていました。
GHQは野坂に洗脳の具体的な方法を学んだと思われます。
洗脳の際、彼らがまず最初に行なうのが、「自己批判」であり、それにより「罪悪感を植え付ける」のですが、GHQもまさに同じ手法を取り入れました。
「GWIP」が、中国共産党の洗脳に倣ったことを伝える文書は、「ノーマン・ファイル」と呼ばれるファイルに残されています。
ノーマンとは、日本で生まれ育ったカナダ人外交官で、1957年、ソ連のスパイとの疑惑をかけられ自殺した人物です。
マルクス思想に傾倒していたノーマンは、GHQの民政局次長を務め、日本国憲法草案作成の中心的役割を担ったチャールズ・ルイス・ケーディスの右腕ともいえる存在であり、マッカーサーの日本占領政策の方向性に大きな影響を与えたといわれています。
「ノーマン.ファイル」を読むと、戦後の日本は、共産主義者たちの一種の「実験場」にされたようにも見えます。
中国共産党が延安で成功させた日本人捕虜への洗脳を、日本国民全体に施し、さらに日本国憲法によって再軍備を禁じ、公職追放によって地位を得た共産主義者とそのシンパがGHQ路線を堅持していったのです。
その結果、日本人に過剰に自己を否定させ、いわゆる自虐史観が蔓延し、「愛国心」まで捨てさせたのでした。
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