◆思想的立場 左翼・右翼とは?
この言葉はフランス革命期の「国民議会」「立法議会」において、議長席から見て議場右側に保守・穏健派が、左側に共和・革新派が陣取ったことに端を発し、伝統的には、右翼には保守主義、反動主義、国家主義などが含まれ、左翼には進歩主義、社会主義、共産主義などが含まれます。
今の日本においては相対的に、右翼には保守的な自民党、維新の会、国民民主党などが含まれ、左翼には革新的な立憲民主党、社会民主党、日本共産党などが含まれます。
一方世界に目を向けると、共産主義国家である中国や北朝鮮が左翼の代表的国家と言えますが、日本の自民党や維新の会の中にも親中派・媚中派議員が多く、自民党だから、維新の会だからと言って単純に右寄りとも言えないのが現実です。
戦後の日本では、左翼というと学生運動とか労働組合みたいなイメージが強く、一方右翼というと黒塗りの街宣車で街中を走りまわるイメージが強いのですがそれは極端な話で、左翼はリベラル、改革・革新、グローバリズムに代表される、知的で時代を先駆けるイメージで、逆に右翼は旧態依然として保守的であり、戦前の日本のようなイメージとなっています。
いつ頃からこのようなイメージになったのかその起源を遡ると、第二次世界大戦が終結し、日本がGHQの支配下に入り、日本人に東京裁判史観、自虐史観を植え付けられた時から日本全体が左寄りとなり、戦前の日本のすべてを悪と見做すようになったために、右翼というものに対しても悪いイメージが定着したものと考えられます。
つまり今の日本は、社会全体が左傾化し、右翼と左翼の中間点が左寄りとなってしまっているために、一般の国民のものの見方も、どちらかというと左寄りになってしまう傾向があるのです。
私たちは多くの場合、物事を客観的に、中立的に見ることによって初めて、真実に辿り着くことができます。
喧嘩をしている人がいれば、両方の話を平等に聞いて、客観的・中立的な立場で判断しなければ、どちらが正しいのかを判断することはできません。
つまり、左側に加担しても、右側に加担しても、結局見方は一方に偏ってしまい、正しい判断はできないということです。
今のような左側に傾いてしまっている日本の社会で、物事を客観的に、中立的に見ようと思ったら、どうしたらいいでしょうか?日本の社会全体が左寄りになっている中では、中間地点が既に左寄りに寄ってしまっているため、一般的な中間地点よりもより右側に寄らなければ本当の中間点には立てないのです。
よって【Japan First 通信】の立場としては、中立的な立場で物事を判断したいと思ってはいますが、現実的には右寄りに傾いているように感じられることが多いと思います。それはあくまでも、日本の社会自体が左寄りに傾いてしまっているために、中間点も左寄りになっており、ジャパン・ファーストというものの見方自体が右寄りに思えてしまうからだと思います。
しかしトランプ大統領がアメリカンファーストと唱え、アメリカの国益を中心に物事を判断したように、日本人がジャパン・ファーストと唱え、日本の国益を中心に物事を判断することは当たり前のことです。日本にとってプラスになることには応援し、マイナスとなることには反対する、このような明確な判断基準のもと日本を強くし、日本の平和と安全を守るために私たちが何をどのようにすべきなのかを、【Japan First 通信】では考えていきたいと思います。
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