★アベルカイン

★アベルカイン

次にアベルカインについて考えてみたいと思います。
教会ではアベルは神の代身であり、真の御父母様の代身である。ゆえにアベルのみ言は絶対だとして、アベルに対して従順屈服を強要されます。
しかし果たしてアベルカインの原則とはそういうものなのでしょうか?

結論を言えば間違っています。
アベルとカインは一方的な主従関係ではありません。元々は兄弟関係です。カインが兄で、アベルが弟です
ですから本来は、アベルよりもカインの方がより神に愛される立場にあり、全てにおいて上なのです。
しかし堕落の結果、神がより愛されるカインだからこそサタンに奪われ、神から遠い存在に堕ちてしまいました。その結果、カインはアベルを通してしか神の前に帰ることができなくなったのです。
それゆえ教会では、組織の上にくるものがアベルであり、カインが下にくるのです。
神はアベルを通じてしか働くことができないため、カインはアベルのみ言に従うしかなくなるのです。

日本のアベルカイン教育は間違っているとよく耳にします。
日本ではカインはアベルに絶対服従、従順屈服と教育され、意見することさえもはばかります
しかしアベルに従うということは、アベルの言うことを無批判的に受け入れ、ただ言われるままに従順に従わなければいけないということではありません。カインとアベルは元々兄弟ですから、あくまでも主従関係ではありません。カインはカインの責任分担として、自分の意見をアベルに提言する必要があるのです。言うべきことはすべて言い、アベルとともに意見を闘わし、最終的な判断をアベルに委ねるというのが本来のアベルカインの姿です。
一旦アベルが判断を下したら、カインもその判断には従わなければいけません。ここで初めてアベルの判断は絶対であり、アベルに絶対服従という姿勢が必要になります
このように最終的にはアベルの判断にカインは従わなければいけませんが、カインの責任分担としてカインも自分の意見を言うべきというところがいつの間にか消えてしまい、統一教会ではカインはアベルに絶対服従、従順屈服という組織になってしまいました。

そのため教会組織の上部に位置する幹部たちは、真のお父様のみ言と言いながら、実際は自分たちの意のままに指示を出し、神のみ旨とは違うところで命令を下す体制になってしまいました。
一方日本人食口たちは疑義を抱くことは罪と考え、言われるままに受け入れ、ひたすら献金路程を歩んできました。疑問があったとしても質問することも許されず、ただただノルマを果たすために、一般教会員から献金をむしり取るのが恒常化してしまいました。

一般社会ならば監査が入り、組織が正常な運営をしているかどうかをチェックするシステムが存在します。
例えば教会と同じように腐りやすい組織として、公務員組織があります。
お役所は、住民が収めた税金を元に、毎年年間の予算を組み、公共サービスを提供します。箱モノを作ったり、道路の新設、修繕を行う時は、入札制度により業者を決定します。
業者は自分たちが毎年確実に仕事を取るために、業者間で談合し、時には賄賂を提供したりして、予定入札額ぎりぎりの金額を提示し、落札します。
一方業者選定を任せられた公務員は、業者からの接待や賄賂をいただき、職権を乱用し私腹を肥やしてきました。
しかしそれはおかしいじゃないかということで、監査が入るようになり、市民オンブズマンによるの監視の目も厳しくなり、今では不正がしづらい環境となってきました

しかし教会組織では、アベルは神の代身であり、アベルが間違っている、アベルが不正を行い、私腹を肥やすなどということは、考えることもタブーとなっていました。それゆえカインはアベルに絶対服従という恐怖観念が強く、アベルをチェックするなどという発想はもとよりありませんでした。
その結果カインがアベルをチェックするシステムも生まれてこなかったため、不正し放題の組織となってしまいました。
そこにサタンが侵入する隙間が生まれてしまい、今のように堕落した組織となってしまったのです。
今も韓国では、そのような教会幹部たちが横領、背任の嫌疑を受け、検察の捜査を受けていると言います。

韓国人食口たちは信仰を持った時から、自分たちは神の選民であるという、絶対肯定で信仰をスタートします
その上韓国人の国民性として自己否定が苦手で、自分を正当化するためには平気で嘘をつく国民性を持っています
もともと自己否定が苦手で、自分の堕落性と闘おうとしない上に、選民であるという絶対肯定の信仰を持ったわけですから、あとは推して知るべし、あたかも自分たちは両班であるかの如くに勘違いし、教会組織を利用して自分の私腹を肥やそうとしてしまいます
両班思想も韓国人の根底に根付いていますので、たとえ日本人食口たちが献金でどんなに苦しもうが、両班には関係のないこと、罪深き奴婢のごとき日本人は、苦労して当たりまえと考えるのが自然の成り行きです。

韓国に住み、日本の現状を知らない韓国人幹部たちならまだ理解はできます。しかし韓国在住の韓国人幹部以上に、日本に責任を持ってきた、日本の食口の現状を実際に自分の目で見て知っているはずの日本の歴代総会長たちの方が、より大きな私財を築いていたという話は、信じがたいものがあります。あれだけ流れるようにみ言を語り、一見原理を体恤しているかのように振る舞い、日本人食口たちを指導していた責任者たちは、本当に原理を理解していたのでしょうか?
神を信じ、真の御父母様を受け入れ、霊界を信じているのなら、霊的に引っかかってしまうようなことは決してできないはずです。怖くてできるはずがありません。
み旨の為に日本人食口たちが身を削って捧げた献金を横領し、自分のものにするようなデタラメな万物主管の姿は、神も霊界も信じていないからこそできる所業です。
そんな韓国人幹部の実像を知りながらも、何も言ってこなかった日本人幹部たちの信仰も、アベルカインの間違った姿なのではないでしょうか?
統一教会がなぜ堕落してしまったのかを考えると、このアベルカインという問題が大きな原因だったと考えざるを得ません。

日本のアベルカインは間違っていると言われるもう一つの大きな問題点は、カインの責任だけを問題にし、アベルの責任に関しては何も問わないということがあります。
信仰路程を出発するとき、誰もが最初からアベルになれるわけではありません。カインの立場に勝利した者だけがアベルになれるのです。
カインの立場の勝利とは、カインとして自分のことだけを考えるのではなく、神と真の御父母様と同じ立場に立って、全体を俯瞰し、全体に責任を持とうとしたとき、結果として勝利する立場です。
そのようなカインは、自分はカインであるとか、アベルであるとかは関係なく、ただただ神を愛し、神のみ旨の勝利のみを願い、喜んで自分を犠牲にすることのできる人です。
そのように自分を犠牲にするのが当たり前となり、アベルや自分と同じ立場のカインの為に生きていったとき、自然とアベルの位置が与えられるようになります。つまりアベルとは、神と真の御父母様と一体化し、同じ心情圏に立っている人であり、いつでもどこでも自分を犠牲にし、父母の心情僕の体をもってして僕の僕の路程を勝利した者にのみ与えられる位置なのです
神のために自分自身を捧げ、アベルの為に最も責任の重い辛い道を歩み、カインの為にいつでも自分自身を僕のごとくに犠牲にできる者こそが本物のアベルとなれるのです。
そのようなアベルの前ではカインも喜んで自然屈服し、絶対服従の信仰を示すようになります。
つまりカインの責任を問う前に、まずはアベルが神と本当に一体となっているのか?
アベルの語る言葉は、神の願いに合致しているのか?
アベルは真の御父母様の指示に従っているのか?
このようなアベルの責任を問わなければいけないのです。

アベルの位置の本当の責任の重さを考えたら、到底アベルになどには簡単になれるものではありません。一旦その責任を引き受けたなら、誰よりも犠牲の道を歩み、僕の僕の路程を歩む覚悟が必要です。
教会長が新しく教会に赴任したら、まずはそこの教会の食口たちの前に僕の僕として仕え、アベル権を復帰する戦いを、人事のたびごとに繰り返さなければいけません。自分が侍る前に教会食口たちが侍ってきたら、それ以上に身を低くし、僕のように侍っていかなければいけません。
それが真のお父様が歩まれた道であり、それが原理です
しかし現実にはそのようなアベルに出会えたことはほとんどありません。
今の教会でより高いアベルの位置に立てるのは、献金のノルマにより高い基準で勝利した者というのが現実です。
献金のノルマを勝利するために、アベルの指示にはカインは絶対服従というのが今の教会のアベルカインなのです。

≪参考≫

家庭連合 現職幹部たちの横領、背任嫌疑で検察調査で確定したこと

現在まで知られていることを総合すると、数千億の横領背任嫌疑等で検察調査を受けている人は、計10名と見れる。
過去の横領背任事件:全体で四千億ウォン以上と推定。
1、文KJ 2、パン(方?)3、ソン●●、4、金JB、5、チヨン●●、6、黄SJ、7、洪SP
現在の横領背任:全体で数千億と推定。
1、金SB、2、鄭WJ、3、尹YH
もし、彼らの嫌疑が検察によって事実であると明らかになった場合、彼らに数千億の追徴金または罰金と、五年以上から無期の監獄生活が避けられないものと推定されるところだ。

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このブログ記事は、このサイト『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』の一部を掲載したものです。

『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』は、今まで罪深いサタン国家と教育され、献金の無間地獄へと追いやられていた日本人を解放するためのサイトです。
実際は罪深いどころか、日本無くして1920年に真のお父様を韓半島へとお迎えすることはできませんでした。
日本が朝鮮半島に進出することにより、朝鮮にキリスト教が復興し、ロシアの侵略による共産化を防ぐことができました。
このサイトではこのような歴史的真実を明らかにすることにより、神と真のお父様の真の願いを追い求めたいと思います。

同時にこのサイトでは、本当に罪深く、自ら滅びの道を歩んでいるのは誰なのかを明らかにしていきます。 ここで明らかにされることにより、自ら悔い改め、滅びの運命から逃れることを期待するものです。

今回の記事は、 本来の摂理的エバ国家は日本!?  の一部です。
ご興味を持っていただけましたら、本文をお読みいただければ幸いです。

※テーマ一覧

サタン国家日本、罪の呪縛からの解放
日本の韓国統治40年
本来の摂理的エバ国家は日本!?
真のお父様 6度の監獄生活
驕りし選民 繰り返される摂理の失敗
再臨摂理を失敗したのは誰か?

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