③朝鮮半島

③朝鮮半島

朝鮮半島は代々、現在の中国の冊封体制下にあり、文先生の生まれる前の李氏朝鮮時代は清の冊封体制下にありました。
冊封とは、中国の歴代王朝の君主たちが、近隣の諸国・諸民族の長との間で取り結ぶ名目的な君臣関係のことを言います。
1894年、日清戦争で日本軍が勝利することにより、朝鮮と清との冊封関係は終わり、朝鮮は清への服属関係を廃棄し独立国となりました。
1897年には朝鮮は大韓帝国と国号を改称しましたが、1910年8月22日に日本との間において「韓国併合ニ関スル条約」が締結され、大韓帝国は日本の一部となりました。

1920年1月6日に文鮮明先生が誕生された平安北道定州郡徳彦面上思里2221番地は、現在の北朝鮮西部にあり、北朝鮮と中国との国境にあたる鴨緑江と平壌を結ぶ中間地点にありますが、当時は日本統治時代にあたります。
それはあたかもイエスを迎えたベツレヘムの地が、ローマの分封王ヘロデの統治するヘロデ朝のもとにあったのと同じ環境下にありました。
日本による統治期間は、1919年の三・一独立運動までは武断統治期と呼ばれ、憲兵警察制度や、内地と同様の言論・結社の自由の厳しい制限など、武断的な統治がなされていました。そのためキリスト教徒を中心とした抗日運動も展開され、1919年には全国的な運動にまで発展した三・一独立運動が発生しました。
三・一独立運動では柳寛順をはじめとして、運動の中心となったキリスト教徒を中心として、数多くの貴い犠牲者を出しました。
しかしその後、日本及び朝鮮総督府は武断統治を改め、文治的な統治へと方針転換したため、それ以降は抗日運動は全く見られなくなりました。

1945年8月15日、大日本帝国は第二次世界大戦における連合国に対する敗戦に伴って実効支配を喪失し、同年9月2日、ポツダム宣言の条項を誠実に履行することを約束した降伏文書に調印することによって、正式に大日本帝国による朝鮮半島の領有は終了しました。

1948年、米ソ両国が南北にそれぞれ自国の傀儡政権、南側では李承晩初代大統領率いる「大韓民国」、北側では金日成首相率いる「朝鮮民主主義人民共和国」(北朝鮮)が樹立宣言し、南北分断の時代が始まりました。

1950年6月25日、北朝鮮の朝鮮人民軍が北緯38度線を南侵することで朝鮮戦争が勃発。
1953年7月27日に板門店で休戦協定が調印され、軍事境界線(DMZ)が確定し、今日に至るまで南北分断の悲哀が続いています。

★み言に見る南北分断の原因「神様の摂理から見た南北統一」より

・南北が分かれたのは、解放直後にキリスト教と先生が一つになることができなかったからです。キリスト教と国家が先生に反対して一つになれなかったからなのです。この南北が分かれたのは何のためなのかといえば、地上のキリスト教と国が責任を果たすことができなかったからです。
・大韓民国が南北に分かれて38度線が生じたのは、解放以後、神様のみ旨を奉じることができなかったことに対する神様の怨恨の応報です。
・復帰歴史を中心として見るとき、既成教会が解放直後にみ旨を奉じて立ち上がったこの若者の後ろに従っていたなら、韓国はこのようにかわいそうなことにはならなかったのです。そうしていたなら38度線がふさがれなかったのです。そして、ソ連はとっくになくなったはずです。1951年4月、トルーマン大統領がマッカーサー将軍を解任してから、韓国は押され始めました。もしその時、マッカーサー将軍の言葉どおりにしていたならば、その年の9月に韓国は蘇満国境に行って戦ったはずです。そのようになれば、日本が受ける祝福を韓国が全部受けるのです。じっと座っていても生きられる国になるということです。ところが、紆余曲折の末に今のように複雑な世界になったのです。

1945年当時の摂理において、神が2000年かけて準備したキリスト教の基盤の上に文先生をお迎えできていたら、朝鮮半島の分断も無かったということです。
つまり洗礼ヨハネの使命を持って生まれた「イスラエル修道院」の金百文牧師、「腹中教」の許孝彬女史、そして「主なる神の夫人」朴ウルリョンハルモニらが使命を果たしていたら、朝鮮半島の分断はなかったということです。
そして当時神の選民として準備された韓民族とキリスト教が責任を果たしていたら、やはり朝鮮半島の分断という悲劇はなかったということなのです。
2000年前イエスを迎えたにもかかわらず、イエスを十字架に追いやり、『その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい』と叫んだユダヤ人は西暦70年、圧倒的なローマ軍の前に敗北し、エルサレムは陥落し、ユダヤ人は国を失い2000年間世界中を彷徨いました。
それと同じように1945年当時の摂理に失敗した韓民族は南北に分断され、未だに祖国統一を実現できずに、分断の悲哀を味わっているのです。

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このブログ記事は、このサイト『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』の一部を掲載したものです。

『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』は、今まで罪深いサタン国家と教育され、献金の無間地獄へと追いやられていた日本人を解放するためのサイトです。
実際は罪深いどころか、日本無くして1920年に真のお父様を韓半島へとお迎えすることはできませんでした。
日本が朝鮮半島に進出することにより、朝鮮にキリスト教が復興し、ロシアの侵略による共産化を防ぐことができました。
このサイトではこのような歴史的真実を明らかにすることにより、神と真のお父様の真の願いを追い求めたいと思います。

同時にこのサイトでは、本当に罪深く、自ら滅びの道を歩んでいるのは誰なのかを明らかにしていきます。 ここで明らかにされることにより、自ら悔い改め、滅びの運命から逃れることを期待するものです。

今回の記事は、   驕りし選民 繰り返される摂理の失敗    の一部です。
ご興味を持っていただけましたら、本文をお読みいただければ幸いです。

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