(2)第二次路程
1、信仰基台
1)文先生が洗礼ヨハネ使命者たちの使命を代理する
今回もまず、原理講論のイエス路程を参照して、真のお父様の路程をみていきたいと思います。
「洗礼ヨハネが第一次世界的カナン復帰路程のために立てた『信仰基台』はサタンの侵入を受けてしまった。それゆえ、やむを得ず、イエス自身が洗礼ヨハネの使命を代理して、『信仰基台』を蕩減復帰することにより、第二次世界的カナン復帰路程を出発するほかはなかったのである。イエスが荒野で四十日間断食をされながら、サタンを分立されたのは、とりもなおさず、洗礼ヨハネの代理の立場で、『信仰基台』を蕩減復帰されるためであった。
イエスは神のひとり子であり、栄光の主として来られたのであるから、原則的にいえば、苦難の道を歩まれなくてもよいはずなのである。ところが、そのイエスの道を直くするための使命を担って生まれてきた洗礼ヨハネが、その使命を完遂できなかったために、洗礼ヨハネが受けるべきであったはずの苦難を、イエス自身が代わって受けなければならなかったのであった。」
以上を踏まえて、真のお父様は洗礼ヨハネ使命者たちの失敗により、どのような路程を歩まざるを得なくなったのかを見ていくことにいたします。
①金百文牧師の不信により、サタンの巣窟である北側に行き、新しい原理運動を展開。
②許孝彬女史の不信による拷問を受け、死の危機から奇跡的回復後には説教と断食生活。
③朴ウルリョンハルモニの不服従によって興南で強制労働、最低の場監獄からの再出発。
④キリスト教二世、梨花女子大、延世大事件の結果、西大門刑務所からの再出発。
①金百文牧師の不信により、サタンの巣窟である北側に行き、新しい原理運動を展開
・1945年当時の男性を中心とした摂理では、洗礼ヨハネ使命者は白南柱牧師、李龍道牧師、金百文牧師でした。
・金牧師は文先生に対して「ソロモン王のような使命を受けた方だ」と祝福をしたが、その真の意味が分からず不信することにより、男性を中心とした摂理は最終的に失敗に終わり、文先生はサタンの巣窟である北側に行くことに。
・米をトラックに積んでこようとして黄海道の白川に行く途中、車の中で「三十八度線を越えろ!」という天の命令を受けたのです。
・下がっていく時は、必ず最低の立場まで下がっていかなければなりません。そのため、北側に行って、再び上がっていかなければならなかったのです。
・韓国キリスト教を中心としたみ旨の基盤がサタン側に帰してしまったがゆえに、それを取り戻すために世界的なサタンの巣窟、共産圏である北側に死を覚悟して入っていったのです。
・当時平壌では、解放を迎えて新しく教会を再建しながら、歴史的な使命を果たすために新たに出発した時でした。このような環境にある時、先生が平壌に行って新しい原理運動を展開したのです。
②許孝彬女史の不信による拷問を受け、死の危機から奇跡的回復後には説教と断食生活。
・許女史への手紙の事件で、文先生が李承晩のスパイだと確信を得た共産党は、自白させるためにあらゆる方法手段の拷問を行い、半殺しのようにしてしまったため、11月21日、門の外に放り出して釈放。
啓示を受けた弟子たちに発見され、教会まで連れて帰られ、いろいろ治療を施し、漢方薬を飲ませ、手を尽くし、奇跡的に先生は意識を回復。
先生は少し起き上がれるようになると、弟子たちが「まだ休んでいて下さい」と泣いてお願いしてもその言葉を聞かず説教を始められました。
前に置かれた洗面器に血やたんなどを吐きながら祈られ、吐いた血をかき集めた手を振りかざし、説教されました。
そればかりか、新しく人々が伝道されてくると、内臓もまだ弱っている中で、彼らのために蕩減断食を繰り返されたのです。
③朴ウルリョンハルモニの不服従によって興南で強制労働、最低の場監獄からの再出発。(1948.2.22~1950.10.14)
◆朴ウルリョンハルモニは主管性転倒を受け入れられずサタンが発動。
・文先生は朴ウルリョンハルモニに対し、絶対服従の僕の立場から「神様の対象実体」まで復帰し、宣布する式が終わるや主管性転倒し、自主権をもって即座に「敬礼しなさい」と言いました。
・そのおばあさんは「こうまで容赦なく、僕に対するように命令できるのか」とひっくり返りサタンが発動。
・1945年当時の女性を中心とした摂理は、金聖道女史、許孝彬女史、朴ウルリョンハルモニが洗礼ヨハネ使命者でしたが、許孝彬女史、朴ウルリョンハルモニが文先生を不信することで、1945年当時の摂理の全ての基台は失われてしまいました。
◆興南特別労務者収容所からの再出発
・家庭的な基準を立てられなかったことにより、先生は興南特別労務者収容所で1948年2月22日に収監されて、2年8ヵ月の間重労働をしました。それは洗礼ヨハネが使命を果たせず、イエス様が十字架の道を行かれたのと同じことでした。
・4300年の歴史を、43年で再蕩減しなけれぱならない、つらく悔しい事実……。国と世界の版図を、神様が6000年間苦労して残した功績をすべて失って、世界的な荒野、興南収容所に追われました。
・人類の僕の僕まで取り戻すために、最低の場である監獄にまで行き、監獄から門を開けて出てくるのです。
・もし韓国が統一教会を受け入れていたならば、韓国動乱は起きなかったのです。3年間もあれば完全に国家基準を全部収拾したはずです。そして7年路程もすれば、世界に完全に道を築いたはずです。
・キリスト教が支持しないことにより、サタンが浸透して打つことができる基盤ができたのです。それにより二つの怨讐が生じました。それらが共産世界とキリスト教なのです。共産世界は韓国を足場にすることができなかったならば、あのような勢力をもてなかったことでしょう。
④キリスト教二世、梨花女子大、延世大事件の結果、西大門刑務所からの再出発
◆梨花女子大、延世大事件
・1955年度までに最初の摂理から10年がたっていましたが、遅くはなかったのです。
・神の摂理は、一世である当時のキリスト教指導者を一つにしようとしたのですが、彼らが神様のみ旨に完全に反対する立場に立ったために、再び二世を中心とする糾合運動が起こったのです。それが、梨花女子大学と延世大学の事件です。
・延世大と梨花女子大は、堕落していないアダムとエバと同じ相対的な関係、キリスト教の二世たちです。
・延世大と梨花女子大を中心として二世が復帰されたならば、キリスト教の六大宗派のすべての息子、娘たちが来て、あっという間に完全に二世を占領するのです。二世が完全に一つになれば、原理原則において一世のカインは屈服し、二世と共にカナンの地に入ることができるのです。
・延世大学と梨花女子大を中心として、1950年代に6ヵ月だけ待って、キリスト教が先生と手を組んでいたら、世界のキリスト教は7年以内で、間違いなく統一されたのです。
・梨花女子大と延世大の二世を立てて、李博士を中心とする家庭圏まで連結させることによって、国家基準まで自然に一つになれるのです。李政権と完全に一つとなれば、キリスト教を中心として国が決定されるのです。そのようになっていたなら、韓国を中心として今日、真の父母の理想は堅固に出発していたはずでした。ところが、これに既成教会が反対したのです。
・国家と既成教会が一つになって、李承晩主権下の五大長官が、統一教会をなくすために総動員されたのです。国全体が大騒ぎして「文なにがしを殴り殺せ」というようになったのです。
・イエス様の時代にユダヤ教が反対したのと同じようになったのです。4000年の間天が準備したすべてのことを失って、先生は荒野に追い出されたのです。神様が数千年間準備した国と民主世界のすべての基台が崩壊してしまったのです。
◆西大門刑務所からの再出発
・イエス様が十字架にかかっていったのと同じように、最後にサタンに引かれていく出来事まで起こりました。
・彼らは一つになって「文鮮明を捕まえて殺せ」と言ったので、1955年7月4日に監獄に入っていったのです。
・昔イエス様がローマ兵に捕まり、ピラトの法廷に出ていく前に、看守たちに愚弄されたように先生もそのようにされました。
・私は西大門刑務所に入っていきながら、大韓民国に対して、「滅びろ」とは思いませんでした。「既成教会よ、滅びろ」とは思いませんでした。「彼らが分かっていない罪をお許しください。かわいそうな大韓民国が罪を犯したことを蕩減するように、私にすべてを負わせてください。」と、そのような気持ちをもっていました。
・キリスト教が霊的世界の基盤を築いたので、その霊的基盤の代わりとなり得る基盤を、一段階前進させた立場で先生が築いていくと同時に、肉的基準を立てていかなければなりません。
・先生が刑務所に入ったので、世間ではみな「文なにがしの時代は過ぎ去った」と思ったのです。しかし公判廷で無罪釈放となることにより、新しい統一教会の歴史は始まったのです。真なる宗教は監獄から出発するのです。サタンも嫌う人間の「魔」が集まった世界でも、普通の人間たち以上の希望と願いをもつならば、そこから新しい世界まで連結される新しい出発の起源が起こるのです。そこから神様と一つになるのです。
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このブログ記事は、このサイト『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』の一部を掲載したものです。
『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』は、今まで罪深いサタン国家と教育され、献金の無間地獄へと追いやられていた日本人を解放するためのサイトです。
同時にこのサイトでは、本当に罪深く、自ら滅びの道を歩んでいるのは誰なのかを明らかにしていきます。 ここで明らかにされることにより、自ら悔い改め、滅びの運命から逃れることを期待するものです。
今回の記事は、 再臨主を中心とした実体的復帰路程 の一部です。
ご興味を持っていただけましたら、本文をお読みいただければ幸いです。
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