3、第一次路程の失敗
今回もイエス路程における第一次世界的カナン復帰路程の失敗を参考に、真のお父様の第一次路程の失敗についてみていきたいと思います。
原理講論を見ると次のようにあります。
「洗礼ヨハネは自らイエスをメシヤとして証したにもかかわらず、イエスを疑うようになった。また、自分がエリヤであることを否認し、ユダヤ人たちがイエスの前に出ていく道をふさぎ、イエスに逆らうような立場にまで押しやった。これによって洗礼ヨハネは、『実体基台』を立てるに当たってのアベルの位置を離れたために、ユダヤ人たちは、『堕落性を脱ぐための世界的な蕩減条件』を立てることができなかったのである。このようにして、ユダヤ人たちが『実体基台』を立てることができなくなった結果、『メシヤのための基台』を造成することができなくなったために、第一次世界的カナン復帰路程は失敗に終わることとなり、これもモーセのときと同じく、二次から三次まで延長されたのである。」
真のお父様の路程においても、洗礼ヨハネ使命者たちが各自の責任を果たせなかったため、『実体基台』を立てるに当たってのアベルの位置を離れてしまいました。その結果韓国人たちは『堕落性を脱ぐための世界的な蕩減条件』を立てることができなくなり、『メシヤのための基台』を造成することもできなくなり、第一次路程は失敗に終わることとなり、モーセのとき、イエスのときと同じく、二次から三次まで延長されたのでした。
同時に、洗礼ヨハネ使命者たちが各自の責任を果たせず『実体基台』を立てるに当たってのアベルの位置を離れてしまったため、洗礼ヨハネ受けるべきであったはずの苦難を、イエス自身が代わって受けなければならなかったように、真のお父様自身が、洗礼ヨハネ使命者たちが受けるべきだった苦難を受けなければいけない立場に立ってしまいました。
その詳細を次に見ていきたいと思います。
①金百文牧師の不信の結果サタンの巣窟である北側に。
②許孝彬女史は不信し、文先生は拷問を受ける。
③朴ウルリョンハルモニは主管性転倒を受け入れられずサタンが発動、文先生は興南監獄へ。
④梨花女子大、延世大事件の挙国的迫害の結果、文先生は西大門刑務所へ。
①金百文牧師の不信の結果サタンの巣窟である北側に
・金牧師は文先生に対して「ソロモン王のような使命を受けた方だ」と祝福をしたが、その真の意味が分からず不信しました。
・文先生は金牧師に18枚の手紙を書きましたが、金牧師はそれをみな破いてしまいました。
⇒ 文先生は責任をみな果たした立場で、サタンの巣窟である北側に行きました。
②許孝彬女史は不信し、文先生は拷問を受ける
・文先生は許孝彬女史に3度にわたり勧告しましたが、3度目は1946年9月18日、文先生自らが獄中から許女史に手紙を書きました。
⇒ 許女史はその手紙を読んでから破こうとしましたが、共産党の監視員に見つかり、文先生は拷問を受けるようになりました。
・11月21日、共産党は文先生を半殺しのような状態で門の外に放り出して釈放。
そこを出た途端、先生は多くの血を吐かれました。しかし霊界からの援助で起き上がられました。
大同保安署の回りをエリコ城のように7回まわれば文先生に会えるという啓示を受けた弟子たちが、祈りながら回っていると、放り出された先生を発見。
先生は、口も利けず、血を吐き、全身を殴られたため思うように動けず、とても生きた人間の姿ではありませんでした。
弟子たちは先生を教会まで連れて帰り、いろいろ治療を施し、漢方薬を飲ませ、手を尽くしましたが、ついに先生は意識を失ってしまわれました。
弟子たちは、「これでは先生は死んでしまう。もうおしまいだ」と叫びながら泣いていましたが、しばらくして、奇跡的に先生は意識を回復されたのです。
・1950年に韓国戦争が起きた時、許孝彬氏以下、すべての監獄にいた人々を、共産党たちが後退する時、全部虐殺してしまいました。
③朴ウルリョンハルモニは主管性転倒を受け入れられずサタンが発動、文先生は興南監獄へ
⇒ おじいさん、息子、娘を連れて歩きながら、梶棒で先生を殴り殺そうとする。そのおじいさんが先生を殴って追い払おうと、杖を持って出てこようとしたところで倒れ、全身が青くなって、腹が張り裂けて死にました。棺に入れられないくらいに膨れ、本当に恐ろしい死に方でした。
・その女性がどんなに多くの精誠を込めたしても無駄になり、先生は、そのおばあさんが精誠を込めたものをすべて移してくくってきました。
◆40日霊界勝利と神様の御印
・40日の試験期間がありました。霊界のすべての霊人たちが、みなそのおばあさんの味方になって責め立ててきます。
イエス様までも先生の所に来て頼みながら、「そのおばあさんは主なる神の夫人であり、神様が愛する娘ですから、どうか侍らなければならない」と言いました。
先生は一人で40日間、今まで来て逝った数多くの霊界の道人たち、イエス様と神様まで全部が動員された全霊界と、天理の原則をもって戦いました。
・天理の原則でなければ天と地が滅びる。先生が探してきたこの道は、間違いありません。
・天は、40日の期間が満ちれば、結局判定を下してあげなければならないのです。先生は最後の決戦で、勝利したという判決を受けました。
イエス様以下数多くの霊人たちが、逆賊として追い込んで反対した文という人の主張が、復帰の恨を解く原則であり、天倫の秘訣の中の秘訣であるという判決を受けて、勝利の基準を立てたのです。
・メシヤならば、霊界の総決議により公認を受けた神様からのしるしがなければなりません。
◆女性心情の代の伝授と獄中暮らしの苦しみ出発
・エバは再創造できる原則があるため、朴氏ハルモニが先生に反対したので、代わりに他の人を立てるようになりました。
・家庭的な基準を立てられなかったことにより、先生は平壌で1948年2月22日に収監されて、2年8ヵ月の間獄中にいました。
それは洗礼ヨハネが使命を果たせず、イエス様が十字架の道を行かれたのと同じことでした。
・獄中には、ラケルの立場である金氏が共に収監されていました。
金氏はラケルの立場、朴氏ハルモニはレアの立場であり、さらにまた羅氏という婦人がいました。
この三人の婦人が先生に協助しなければならなかったのです。
失った娘、姉、母、この三代の心情を復帰するために、おばあさんから20代の年齢の女性に至るまで、みな復帰しなければなりません。
・先生は、三時代の女性を復帰する基準を立てなければならないので、心情の十字架を背負う道を行かなければなりませんでした。
・人類の僕の僕まで取り戻してこいという、それを取り戻すために、最低の場である監獄にまで行くのです。監獄から門を開けて出てくるのです。
◆興南監獄の受難 (1948.2.22~1950.10.14)
・当時、北韓政府の政策は、すべての宗教を抹殺することでした。
・既成教会の牧師たちは、彼らの教会の多くの信徒たちが先生の所に来たために、先生を告発しました。
・南韓のスパイとして追い込まれ、李承晩政権の手先だとか、「北側政権を略奪するためのスパイだ」など、あらゆることを言われました。
・結局、世界的な荒野に追われました。4300年の歴史を、43年で再蕩減しなけれぱならない、つらく悔しい事実……。
・国と世界の版図を、神様が6000年間苦労して残した功績をすべて失って、興南収容所を訪ねていきました。
・天と地の未来の希望としての解放の民族が、先生を歓迎しようとしたその群れが、雲の中の地獄に消えていき、暗黒の世界に消えていくのを見ながら、痛哭して、再び会おうと叫んだのです。
④梨花女子大、延世大事件の挙国的迫害の結果文先生は西大門刑務所へ (7・4事件、1955.7.4~10.49)
・朴マリヤと李起鵬を中心として、李承晩大統領、フランチェスカ夫人、金活蘭が国を滅ぼす元祖となりました。
⇒ 李承晩主権下の五大長官が統一教会をなくすために挙国的に総動員され、国全体が大騒ぎして「文なにがしを殴り殺せ」というようになり、イエス様が十字架にかかっていったのと同じように、1955年7月4日に監獄に入っていったのです。
イエス様の時代にユダヤ教が反対したのと同じようになり、先生は荒野に追い出され、4000年の間天が準備したすべてのことを失ってしまいました。
・李起鵬と朴マリヤ一家は全部死んだのです。息子によって天罰を受けました。
・天に反対した者たちの行く末は悲惨なものです。李博士の末路が哀れでしょう。
・金活蘭(キム・ファルラン)は名前と同じく患難(ファルラン)を受けたのです。雷に打たれるようになったのです。
※1960年4月28日に、李承晩の養子の李康石が一家心中を図って李起鵬一家(実父母と実弟)を射殺、自らも命を絶った。
※李承晩は1960年5月29日早朝に妻とともに、金浦空港からアメリカ・ハワイに亡命した。韓国で李の見送りに訪れたのは、1人だけだった。
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このブログ記事は、このサイト『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』の一部を掲載したものです。
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同時にこのサイトでは、本当に罪深く、自ら滅びの道を歩んでいるのは誰なのかを明らかにしていきます。 ここで明らかにされることにより、自ら悔い改め、滅びの運命から逃れることを期待するものです。
今回の記事は、 再臨主を中心とした実体的復帰路程 の一部です。
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