2、実体基台

2、実体基台

今回も「再臨主を中心とする復帰摂理、第一次路程における実体基台」を見ていく前に、「イエス路程における第一次世界的カナン復帰路程、実体基台」を簡単に復習したいと思います。

原理講論を見ると、「洗礼ヨハネの懐胎に関する天使の驚くべき予告と、また、その父親がこれを信じなかったとき、唖になってしまった奇跡、そして、彼が生まれたときに見せてくださった奇跡、そればかりでなく、荒野でいなごと野蜜とをもって命をつなぎながら、祈りの生活をした彼の輝かしい修道の生活により、祭司たちと一般のユダヤ人たちが、彼をメシヤだと誤認するぐらいに彼の信望は高かったのである。
よってイエス当時のユダヤ人たちも、神の奇跡をもって信仰の対象者として立ててくださった洗礼ヨハネを信じ、彼に従ったならば、彼らは『堕落性を脱ぐための蕩減条件』を立て、『実体基台』を復帰することにより、『メシヤのための基台』を復帰することができたのであった。」とあります。

以上イエス降臨時の第一次路程における実体基台を参考に真のお父様の第一次路程における実体基台を見ていくことにします。
韓国キリスト教会を中心とした韓国人たちは、1945年当時であれば金百文牧師、許孝彬女史、朴ウルリョンハルモニ、そして1955年においては梨花女子大総長金活蘭らを信じ、従ったならば、「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立て、「実体基台」を復帰することにより、「メシヤのための基台」を復帰することができるようになっていました。
よって1945年当時であれば、文先生と直接に摂理を展開した金百文牧師、許孝彬女史、朴ウルリョンハルモニ、1955年当時であれば梨花女子大事件当時の副総長朴マリヤと総長金活蘭らが文先生と完全に一つとなり、実体基台を勝利しなければいけませんでした。
しかし彼らは文先生を不信し、一体となることができず、その結果文先生は自らが蕩減の道、苦難の路程を歩まざるを得なくなりました。
その詳細を見ていくことにします。

①「イスラエル修道院」金百文牧師は意味を悟れず
②「腹中教」許孝彬女史は大きな兆候を期待し若い男には期待しなかった
③「主なる神の夫人」朴ウルリョンハルモニは精神異常になりサタンが発動
④韓国政界とキリスト教指導者は先生を裏切る
⑤氏族の責任、文潤國牧師「私は政治はしない」
⑥梨花女子大、延世大事件では、朴マリヤと李起鵬を中心として、金活蘭、フランチェスカ夫人が李承晩主権下の五大長官を総動員し挙国的な迫害
⑦家庭の責任、崔先吉夫人の反対
⑧当時韓国の第一人者であった叔父の崔聖模氏による反対

①「イスラエル修道院」金百文牧師は、自らの祝福の真の意味が分からなかった
・金百文牧師と文先生はカインとアベル、洗礼ヨハネとイエス様のような立場。
・1945年12月25日、金牧師は天から啓示を受け、文先生に対して「ソロモン王のような使命を受けた方だ」と祝福。洗礼ヨハネがイエス様に引き継いだのと同じ役事。文先生は祝福を受け、金牧師がもっていたものを相続しました。
・金牧師が文先生にそのように祝福をすると、その集団で神霊的恩恵の役事をする婦人たちや食口たちすべてが「金先生に従わず、文先生に従え」という啓示を受けました。
・金牧師は、文先生に祝福をしましたが、その真の意味が分かりませんでした。
・彼は、すべてのことを悟るために、文先生に質問をしなければなりませんでした。
・文先生は金牧師に18枚の手紙を書きましたが、金牧師はそれをみな破いてしまいました。

②「腹中教」許孝彬女史は大きな兆候を期待し若い男には期待しなかった
・「聖主教」教主、金聖道女史の代を許孝彬女史が継いで、許女史の娘が主を迎えるように準備されました。
・「腹中教」が北韓の共産党により摘発され、その神霊集団の許女史ゆえに、文先生も1946年8月11日に大同保安署に投獄されました。
・文先生は許孝彬女史に3度にわたり勧告。
1、腹中教に人を送り「先生の集団が何であるか、祈祷して調べなさい」と伝える
 ⇒ 許女史は大きな兆候を期待し、一人の若い男などには期待もしなかった。
2、監獄で黄元信氏、次に許女史の夫に「早く出るように言いなさい」と勧告。
・監獄に入ると、その婦人と相対になって教育して、全体に責任をもっていた黄元信という人がその部屋にいました。
 翌朝、黄元信が先生の所に来て敬礼をし、「霊界から知らせてくれた」と言い、自分の集団に関するすべてのことを話しました。
・文先生は「許孝彬氏に早く出るように言いなさい、出なければ、全部この監獄で倒れる」と言いました。
・黄元信が一人監獄から出たのちに訪ねてきて、「信徒たち一同に、いくら勧告しても聞こうとしない」というのです。
・黄元信が釈放されたのちに、許女史の夫が文先生の部屋に来ました。先生は夫に、先生が黄元信に言ったことを話しました。しかし夫は、「自分は妻に従うつもりだ」と言い、先生の話を受け入れようとしませんでした。
3、9月18日、文先生自身が許女史に一通の手紙を送る「私が誰であるか祈ってみなさい。」「すべてを否定してここから出なさい。」
 ⇒ 許女史はその手紙を読んでから破こうとしたが、共産党の監視員に見つかり、文先生は拷問を受けるようになりました。
・韓国で婦人として初めて役事を始めた人は金聖道女史ですが、これを蘇生として、許孝彬女史を経て、「主なる神の夫人」朴ウルリョンハルモニにつながりました。

③「主なる神の夫人」朴ウルリョンハルモニは精神異常になりサタンが発動
・今まで韓国全土で神様が築いておいたすべての摂理の基盤を相続するため、男性である金百文牧師から祝福を受けたので、地上において神様が直接導ける「私は神様の夫人である」と言う女性からも祝福を復帰しなければなりませんでした。
・神様を中心として連結される霊的世界が、神様の夫人を通して入っていき、初めて地上に着陸できる基地をつくるのです。
・僕のように扱われるその位置で精誠を込めれば、次々に復帰されます。「神様が愛する僕が来た」、養子、庶子、息子の位置まで上がって「天の国の総理大臣である」「天国の全権を代表したイエス様の位である」「神様の対象実体である」と証し、その宣布する式が終わった次には、自主権をもって反対にひっくり返しました。アダムの権限を蹂躙したのを、蕩減的条件を立てて復帰したので、アダムの位置に立つために完全に反対にしたのです。
・文先生は、証をするその言葉を受け、即座に「敬礼しなさい」と言いました。それが、復帰するための主管性転倒です。それに対し「今まで先生に従い仕えたのに、僕に対するように容赦なく命令することができるのか」とひっくり返ってしまいました。
 朴老婆は精神異常になり「文という人は天国の逆賊であり、世の中のすべてのものを盗んでいった」と言い、完全にサタンが発動し、おじいさん、息子、娘を連れて歩きながら、梶棒で文先生を殴り殺そうとしました。
 そうするうちに、そのおじいさんが棺に入れられないくらいに膨れるという恐ろしい死に方で死んでしまいました。

④韓国政界とキリスト教指導者は先生を裏切る
・大韓民国において、自由党を編成した五人の中の一人が先生でした。
・その時の国防長官であった申性模を中心として、最高の基準で出発し、世界的な舞台に行こうとしました。
・最高の立場で出発することが神様から許された位置でしたが、二名の牧師ゆえに、すべてふさがれてしまいました。先生と因縁を結んで、先頭に立って仕事をした人が既成教会の有名な牧師でしたが、将来権力を握ろうという考えをもったために、先生を裏切りました。

⑤氏族の責任、文潤國牧師は政治はしない
・李承晩博士が国を立てた時、先生の三番目のおじいさんを必要とし、当時いた旌善にヘリコプターで三度も迎えに来ました。
・三番目のおじいさんに政治的な風土があれば良かったのですが、純真なキリスト教の牧師で、「私は政治はしないよ。信仰する人が政治をすることは……」こう言い、李博士と一つになれませんでした。
・先生が理論を中心として従祖父を説得しさえすれば、李博士一族と環境与件、キリスト教幹部のすべてのことを消化するのは問題なかったでしょう。

⑥梨花女子大、延世大事件で挙国的迫害
・1955年度までに最初の摂理から10年がたっていましたが、遅くはなかったのです。
・梨花女子大学校と延世大学校さえ復帰され、反対しなかったならば、韓国のキリスト教がすべて復帰されるようになっていました。
・当時、梨花女子大は副総長の朴マリヤを中心として、李承晩大統領の夫人と連結していました。それゆえ西洋の宣教師を抑えて、梨花女子大総長金活蘭と白南柱の二人が一つとなって、統一教会を完全に迎えていたなら、李承晩を通し、一気にキリスト教文化圏であるアメリカに渡っていけたのです。
・そうすれば昔のユダヤ教の世界的版図と同じその基盤において、米国とキリスト教が一つとなって統一教会と完全に一つとなることができたのです。
・その時、朴マリヤと李起鵬を中心として、大韓民国大統領の李博士、フランチェスカ、金活蘭が国を滅ぼす元祖となったのです。
・梨花女子大学事件は、挙国的であったというのです。国家と既成教会が一つになって、李承晩主権下の五大長官が、統一教会をなくすために総動員されたのです。
・李博士が朴マリヤと梨花女子大とフランチェスカの威信を立てるため、文教部、文公部、内務部、法務部、外務部の五大長官が一つとなって、「文総裁を除去しろ」という指示を出しました。
1955年7月4日、文先生はイエス様の十字架と同じように、「文鮮明を捕まえて殺せ」と言われ、監獄に行くことになりました。
・イエス様の時代にユダヤ教が反対したのと同じように、先生は荒野に追い出され、4000年の間天が準備したすべてのことを失ってしまいました。

⑦家庭の責任、崔先吉夫人の反対
・摂理のみ旨の中で、先生はキリスト教を代表した一人の女性に会いましたが、その女性が洗礼ヨハネ以上に先生を信奉し、蕩減復帰摂理時代の新婦の使命を果たすべきであるのにできなかったのです。大韓民国と既成教会が一つとなって、聖進のお母さんを前に立てて反対しました。自分の母親と組んで「主が人として来るというのは、偽キリストだ」と言ったのです。洗礼ヨハネが天から教えてくれることが信じられなくて、イエス様に従えなかったことと同じようになりました。

⑧崔氏一家の不信
・聖進の母親は崔先吉です。叔父が当時韓国の第一人者だった崔聖模です。
・崔聖模が内務部長官と手を組んで、梨花女子大事件、延世大事件も起こし、先生を監獄に投げ込み、統一教会をなくしてしまおうとしたのです。
・崔聖模さえ一つになっていれば、統一教会は世界的な宗教になれたはずです。
・聖進の母親があのようにならなかったら、統一教会は40年の受難の道を行くことはなかったのです。

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このブログ記事は、このサイト『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』の一部を掲載したものです。

『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』は、今まで罪深いサタン国家と教育され、献金の無間地獄へと追いやられていた日本人を解放するためのサイトです。
同時にこのサイトでは、本当に罪深く、自ら滅びの道を歩んでいるのは誰なのかを明らかにしていきます。 ここで明らかにされることにより、自ら悔い改め、滅びの運命から逃れることを期待するものです。

今回の記事は、 再臨主を中心とした実体的復帰路程  の一部です。
ご興味を持っていただけましたら、本文をお読みいただければ幸いです。

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