7、総括『サタン国家日本、罪の呪縛からの解放』

7、総括『サタン国家日本、罪の呪縛からの解放』

私たち日本人は統一教会に入教すると、日本はサタン国家だったんだと言われ、どこの国よりも罪深いと自虐史観を教育され、その蕩減として神の摂理に貢献するために万物に対してはほとんどすべて責任を持たなければいけないと指導されてきました。しかし前編『サタン国家日本、罪の呪縛からの解放』を見ると、日本は言われるほど罪深くはなかったこと、それどころか日本による朝鮮統治があったからこそ、真のお父様を朝鮮半島にお迎えすることができたのだろうということを明らかにしました。
この辺の事実の復習として、最後にもう一度前編を整理してみたいと思います。

日韓関係の歴史的事実を考察すると、真のお父様を迎えるべくして用意された朝鮮半島では李氏朝鮮末期、為政者は民を顧みず政権闘争に明け暮れ、国を司る官僚や両班は自分たちの私利私欲にばかり走り、国を良くしようなどという者はほんの一握りの人しかいませんでした。そんな国の民は疲弊し、向上心を持つことも忘れ、朝鮮は500年間衰退する一方であったばかりか、キリスト教を迫害し、将来メシヤを迎えようにも迎えることなど到底難しい環境下にありました。(①朝鮮王朝末期の韓国

そんな中、朝鮮半島に進出した日本は、日清戦争の勝利により、清の冊封体制から朝鮮を独立させ、開国を果たし、その結果キリスト教のリバイバルが起こり、朝鮮半島にメシヤを迎えるキリスト教の基盤が築かれました。(④朝鮮王朝末期の混乱とキリスト教伝播
また日露戦争の勝利によりロシアの南下を阻止し、朝鮮半島が共産化されるのを防ぎ、将来メシヤが朝鮮半島に誕生してもサタンの攻撃を受けない基盤も作られました。(⑤もし日本が韓国を統治しなかったら…ロシアによる統治
さらには約40年間にわたる朝鮮併合により、日本政府は現在の価値で63兆円の税金、民間まで入れると80兆円をはるかに超える資金を投入し、朝鮮の近代化に寄与し、身分制度の撤廃、教育改革、衛生指導や集団予防接種、医療制度の整備、農地開発、農業技術指導等により、民衆の生活は劇的に向上し、たった40年にも満たない統治期間で、人口は併合時の約2倍となり、平均寿命も同様に併合時の約2倍にまで伸びました。(③日本の朝鮮統治

日本による韓民族に対する迫害は、全くなかったとは言いませんが、最も大きな迫害であった三・一独立運動時の犠牲者だけをみると725~934人が死亡という状況でした。
一方、朝鮮動乱による犠牲者は、韓国軍は約20万人、アメリカ軍は約14万人、国連軍全体では36万人の死傷者を出したといわれ、民間人の犠牲者の数は100万人とも200万人とも言われております。また中国軍は約40万人、北朝鮮軍も29万人の犠牲者を出したといわれています。
また大韓民国初代大統領李承晩は、保導連盟事件では少なくとも10万人、多ければ140万人もの自国民を共産主義者として殺害し、その死体は見つけられないように遺棄し、その事実を歴史から抹消しようとしました。
済州島四・三事件では済州島民6万人が虐殺され、国民防衛軍事件では9万名余りの韓国軍兵士が餓死したとされます。
また朝鮮王朝末期のカトリック弾圧では、数百人から数万人ものカトリック教徒が処刑されました。(⑫日本の韓国統治40年まとめ

これら朝鮮王朝末期から大韓民国成立直後までの期間に韓民族が経験した受難の中で、日本による朝鮮併合時の迫害は、その数字だけを見ると比較的小さな犠牲者と見ることができるのではないでしょうか?
逆にそれよりも、日本への併合によって数百年間停滞していた朝鮮の近代化が一気に進み、身分制度は撤廃され、一般人にまで平等な教育がもたらされ、各地に近代的建築物が建立されました。その結果人口は2倍に増え、寿命も2倍に延びたという事実は、日本は朝鮮の近代化に大きく貢献し、人々の生活水準を一気に高めたと評価されるべき内容と言えます。
つまり日本は罪深いどころか、真のお父様が朝鮮半島に誕生される土壌を醸成するとともに、お父様を迎えるべくして立てられた韓民族をも保護し、神のみ旨に貢献できる民族へと育成していったとみることができるのです。

残念ながら活字になって残っているものはないため、真偽は確認することはできないのですが、このような内容を裏付けるみ言も、お父様によって語られていたという証言もありました。
「桜田淳子さんらが祝福を受けた3万双があったその年だったろうか、777双の金氏が東南アジアの大陸の責任者という立場で、日本にやって来て、アボジの日韓併合の意義の解説を語ってくれた。
何やら、アボジが王の王として、君臨する為には李王朝が障害となるので、神は日本をして、李王朝を取り除いたと言うのである。
これは随分昔の話で、カビが生えている話しかと思っていたら、かって、若くしてUCの会長であったO氏も、アボジは日本が李王朝を排除しなければ自分は殺されていたと言ったという。それが日韓併合の最大の功績だとも言ってのけたという。
そして、これは彼がアボジから直接聞いた言葉であったという。残念ながら、み言葉として印刷されたものとしては残ってはいないようです。恐らく、これはオフレコ扱いになっているのでしょう。」
師観のブログ 日韓併合の意義(アボジは日本が李王朝を排除しなければ自分は殺されていたと言った) より

また、日本人の罪として語られるもう一つの事件が、真のお父様への最初の拷問です。
しかしこの逮捕は、メシヤとしての真のお父様を迫害し、拷問まで加えたのではなく、日本留学時代の同志であった、共産主義者の韓国人留学生による告発によって、独立運動家であった文鮮明青年を共産主義者として逮捕したものでした。
つまり日本の警察は国体護持のためではあったものの、当時脅威となっていた共産主義の拡大を阻止するためにお父様を逮捕したものであり、結果的に摂理的には神側の立場での逮捕といえます。(2、日本人による拷問の真の意味
そのように分析すると日本によるお父様に対する逮捕、拷問も、その後の5度にわたる北朝鮮、韓国、アメリカにおける逮捕、拷問とは全く意味が異なり、メシヤに対するサタンの迫害の一環ではなかったことがわかります。
結果としてお父様を逮捕し拷問まで加えたということは、やはり罪が無いとは言えないでしょうが、神の摂理に沿った方向性を持った逮捕、拷問であったということも事実なのです。

次に全く違った観点から日本の罪について考えてみました。
つまり2000年前のイエスを中心とした摂理と、1945年当時の真のお父様を中心とした摂理との対比から、日本及び日本人の罪についての考察です。
日本の立場というのは、2000年前のローマ帝国に相当し、朝鮮を統治した朝鮮総督府は、ユダヤを統治したヘロデ王に相当し、ユダヤ地区は朝鮮半島に相当します。

当時ユダヤ属州やガリラヤ地方は、全てローマ帝国の支配下にありました。(③ユダヤ属州
ヘロデ王はローマに従属することを約束し王位につくと、前政権ハスモン朝の血をひくものをすべて抹殺するなどユダヤ人を迫害しました。
また東方の三博士がユダヤの王が誕生したと語っているのを聞き、ベツレヘムとその附近の地方とにいる二歳以下の男の子を、ことごとく殺しました。(①ヘロデ大王
ローマは、ヘロデ朝を通じてユダヤを統治していたばかりか、西暦70年にはユダヤ戦争によりエルサレムを陥落し、ユダヤ人から国を奪いました。
またキリスト教がローマに入ってきたとき、皇帝ネロや皇帝ディオクレティアヌスなどは大々的にキリスト教を迫害し、多くのキリスト教徒に火あぶりや、ライオンに食わせるなどの処刑が行われました。(②ローマ帝国
さらにユダヤ人たちが「イエスを殺せ、イエスを十字架に付けよ」と言いイエスを十字架に付けたとき、最後にイエスに槍を突き、とどめを刺したのもローマ兵でした。

このようにイエス降臨時、ユダヤを統治し、イエスに最後にとどめを刺し、またキリスト教徒を迫害したローマでしたが、ローマの罪深さを指摘し、讒訴する記述は聖書の中には見あたらず、キリスト教徒も特別言及したりはしません。
それどころかローマは世界で一番最初にキリスト教を国教化しました。
また栄耀栄華を極め、強大だったローマ帝国も395年には分裂し、476年には西ローマ帝国は滅亡しましたが、1453年にオスマン帝国軍によって滅ぼされるまで、長きにわたり東ローマ帝国の繁栄は続きました。
70年にローマによって滅ぼされたユダヤとは、対照的だと言わざるを得ません。ユダヤとローマ、どちらが神に祝福されたかと考えると、結論は明らかにローマであると言わざるを得ません。
またヘロデ王もユダヤ人を迫害したり、二歳以下の男の子をことごとく殺したりと、選民ユダヤ人にとっては恩讐ともいえる存在でしたが、だからと言って神の摂理を妨害した存在として、後世から断罪されることはありませんでした。
逆に第二神殿の改築(ヘロデ神殿)、カイサリアの港、マサダ要塞、ヘロディウムなどの大建築によって、歴史に名を残すユダヤの王となりました。

これら1945年当時における日本や朝鮮総督府に相当するローマやヘロデ王らは、その後の歴史を見ると、イエスを中心とした摂理を妨害し、神の摂理を妨げた存在として、蕩減の道を歩むということはありませんでした
逆に蕩減の道を歩んだのは、洗礼ヨハネであり、イスカリオテのユダであり、ユダヤ人たちでした
このような観点で見た時、今後1945年当時の真のお父様の摂理を妨害し、真のお父様を十字架に付けた存在として、歴史的蕩減の道を歩まなければいけない民族というのは、日本人ではないだろうということが理解できたのではないでしょうか?
それどころかローマが何世紀もの間繁栄したように、お父様を朝鮮半島にお迎えするのに貢献し、摂理に対しても最も犠牲の道を行き、条件を積んでいった日本は、ローマのように何世紀もの間繁栄することもあり得るかもしれません

復帰摂理が完成し、地上天国、天上天国が創建されるべく用意された地というのは本来どこであったのでしょうか?
原理講論61Pを見ると、「アダムとエバが完成された夫婦として一体となったその位置が、まさに、愛の主体であられる神と、美の対象である人間とが一体化して、創造目的を完成した善の中心となる位置なのである。ここにおいて、はじめて父母なる神は、子女として完成された人間に臨在されて、永遠に安息されるようになるのである。」

原理講論にある「アダムとエバが完成された夫婦として一体となったその位置」こそが地上天国、天上天国が創建されるべく神が用意された地であると考えると、アダム国家韓国とエバ国家日本が完成された夫婦として一体となったその地こそが、地上天国、天上天国が建設される地であると結論を出すことができます。

実際日本と韓国は、言語的にも、民族的にも、文化的にも、歴史的にも、地理的にも近い関係にあり、特に真のお父様のみ言に、「韓半島は男性性器を象徴し、日本列島は女性性器を象徴している」とあることから言っても、最初から神が地上天国、天上天国の基地として用意された地であるということに疑いの余地はありません。(②主の国韓国の相対は日本

しかし現実にこの地上に天国を実現しようとしたとき、乗り越えなければいけない大きな課題として、地上に残されたすべての恩讐関係を清算するということがありました。そのため神は日本と韓国以外に国家間の恩讐を精算できる国はないとみて、日本をサタンの手に委ね、40年間韓国を統治し、迫害することで、歴史上最大の国家間の恩讐関係を作ったといいます。(③1988年太田会長の御言報告

誰よりも韓国を愛した基準を打ち立てようと抗日運動をしていた真のお父様にとっても、日本はまさしく怨讐国家でした。
しかし真のお父様が恩讐である日本を真の愛で愛し、許し、さらには祝福までも与えたとき、日韓の恩讐関係は溶け、世界の国々が統一される道が開かれました
つまり日本がサタン側のエバ国となり、主の国韓国を迫害したのも、全ては神のみ旨だったのです。
日韓が一体となった地に地上天国、天上天国を建設するために、必ず通過しなければいけない蕩減復帰の道でした

日本は罪深きサタン国家だと言われ続け、その蕩減と称して終わることなき献金地獄へと追いやられてきましたが、神の摂理はそうではなかった。日本の罪と言われ続けてきたことは、言われるほどのものではなかった。卑屈になって何も言い返せず、ただ言われるままに献金をし続けるということは、本当に正しいことなのかどうかを今一度考えてほしいのです。
それどころか日本も神の国建設の為に、神が用意されていた国だったということですし、日本は今まで十二分に犠牲の道を歩みながら、天に多くの功労を積むことができたのではないでしょうか?
しかもひょっとしたら、真のお父様の種子は、日本人かもしれません!?

今まで教会から言われるままに捧げてきた献金は献金として、感謝で終わることができればそれで十分です。
しかし問題はこれからです。これからも今まで同様、終わることなき献金路程は、教会組織が続く限りいつまでも続くのは間違いありません。教会が日本からの献金に頼り切る体質である限り、献金路程が終わることはあり得ません。いつまでも名分を変えながら、今まで同様の献金路程は続くのです。ですからこれからも今まで同様、自分も家族もボロボロになりながら献金し続けていくのは正しいことなのかどうかを、ここでいったん立ち止まって考えてほしいということです。

今回『サタン国家日本、罪の呪縛からの解放』と題して一連の記事を書かせていただきましたが、これはあくまでも個人の分析、個人の意見でしかありません。
全く的外れな分析なのかもしれません。
今回の分析を裏付ける決定的なみ言は、残念ながら活字となって残ってはおらず、伝聞によるものしかありません。
しかしそれに近いみ言や歴史的資料は数多く存在します。
もちろん今回まとめ上げた『サタン国家日本、罪の呪縛からの解放』という内容は、絶対間違いはないとは言えません。しかし今まで罪深い罪深いと自虐史観を叩きこまれ、献金の無間地獄へと追いやられていた日本人に、今一度本当の歴史、本当の真のお父様のみ意、本当の神の摂理について考えるきっかけとなることができましたら幸いです。

====================================

このブログ記事は、このサイト『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』の一部を掲載したものです。

『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』は、今まで罪深いサタン国家と教育され、献金の無間地獄へと追いやられていた日本人を解放するためのサイトです。
実際は罪深いどころか、日本無くして1920年に真のお父様を韓半島へとお迎えすることはできませんでした。
日本が朝鮮半島に進出することにより、朝鮮にキリスト教が復興し、ロシアの侵略による共産化を防ぐことができました。
このサイトではこのような歴史的真実を明らかにすることにより、神と真のお父様の真の願いを追い求めたいと思います。

同時にこのサイトでは、本当に罪深く、自ら滅びの道を歩んでいるのは誰なのかを明らかにしていきます。 ここで明らかにされることにより、自ら悔い改め、滅びの運命から逃れることを期待するものです。

今回の記事は、 再臨摂理を失敗したのは誰か?  の一部です。
ご興味を持っていただけましたら、本文をお読みいただければ幸いです。

※テーマ一覧

サタン国家日本、罪の呪縛からの解放
日本の韓国統治40年
本来の摂理的エバ国家は日本!?
真のお父様 の監獄生活
驕りし選民 繰り返される摂理の失敗
文鮮明先生の摂理路程
再臨摂理を失敗したのは誰か?
再臨主を中心とした実体的復帰路程

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    • 甘えん坊

    あなたには、「悟るプロセスを見せる」使命があります。

    最初は愚かでも、賢くなる途上を他人にブログで見せて、読者さんと共に解脱(げだつ)すればいいのです。

    今回も苦心惨憺(くしんさんたん)されて近代の教会史をまとめようとされた行為は、人生の尊厳を求めて総括された事と思いますが、肝心の文鮮明氏の教団出発前の 「抗日運動の目的 野心 摂理的意義あるのか?」 が全く解かれていない文章ですね。なぜ文鮮明氏は日本に負い目?コンプレックス?を持ち、克服する必要があったのか?、後半のまとめでこれから書かれるおつもりでしょうか?。

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