③ユダヤ属州

③ユダヤ属州

再臨主を迎える前の韓半島は、李氏朝鮮時代を通し、清を宗主国とする冊封体制にありました。
1894年、日清戦争で日本が清に勝利することにより、朝鮮と清朝の冊封関係は終わり独立国となりました。
1910年8月22日、韓国併合ニ関スル条約が締結され、大韓帝国は日本に併合されました。

一方紀元前142年頃、ローマの元老院の承認を受け、ユダヤはシリアからの事実上の独立を勝ち取り、ハスモン朝が成立しました。
紀元前37年、ヘロデはローマ元老院によって「ユダヤ人の王」として認められ、ヘロデ朝を創設しました。
そしてイエス降臨時は、ユダヤ属州やガリラヤ地方が、全てローマ帝国の支配下でした。

このように文鮮明先生誕生時、韓半島は日本の統治下にあったように、2000年前のイエス降臨時、イエス誕生の地だったユダヤの地もローマ帝国の支配下にありました。

■ハスモン朝
紀元前166年に起きた決起から20年後、紀元前142年から紀元前135年にかけて、ローマの元老院の承認を受け、ユダヤはシリアからの事実上の独立を勝ち取ることに成功し、ハスモン朝が成立。
しかしハスモン朝は、混乱と内紛の時代が続き、晩年、ローマの影響力の前に、すでに名前だけのものになっていた。

■ヘロデとヘロデ朝の成立
ハスモン朝が身内の争いで王座が空位となった際、ハスモン朝の武将の息子ヘロデは、ローマ元老院によって「ユダヤ人の王」として認められ、ヘロデ朝を創設、ローマとの協調関係を構築した。

■ヘロデ大王
ヘロデがユダヤの王として支配した時代は大きく3つに分けられる。
第1期はBC37-BC25年の権威の強化時代
第2期はBC25-BC13年の全盛期
第3期はBC13-BC4年の晩年の家庭の悲惨な時期
ヘロデは紀元前4年に亡くなるまで統治し、ヘロデの死後は3人の息子が分割支配した。

■3分統治時期
ヘロデ・アルケラオス(紀元前4年 – 6年、支配地:ユダヤ、エドム、サマリア)
ヘロデ・フィリッポス(紀元前4年 – 34年、支配地:バタネア、ガウラニティスなど)
ヘロデ・アンティパス(紀元前4年 – 39年、支配地:ガリラヤ、ペレア)

・アグリッパ1世(34年 – 44年):ヘロデ大王が支配していた時期の支配地を回復させた。
・アグリッパ2世(44年 – 93年頃):王国の北部分を承継し、南半分はローマが直轄統治した。

■ユダヤ戦争
ヘロデ大王の死後、ユダヤ属州はローマの総督によって直轄統治されていた。
当時のローマ帝国は基本的に被支配民族の文化を尊重し、統治者としてバランスのとれた巧みな統治政策を示していたが、多神教文化であった地中海世界の中で、一神教を奉ずるユダヤは特殊な文化を持った地域であったため、支配されていたユダヤ人のローマへの反感は日増しに高まっていた。
そんな中、当時のユダヤ属州総督が、エルサレムのインフラ整備のための資金として、神殿の宝物を持ち出したことをきっかけに、エルサレムで過激派による暴動が起こり、「ユダヤ戦争」が勃発した。
ユダヤ側の指導者は、いずれも強硬派・原理主義者に属していたため、事態は過激化した。
ローマ側は暴動の首謀者の逮捕・処刑によって事態を収拾しようとしたが、逆に反ローマの機運を全土に飛び火させてしまい、主導権争いと仲間割れを繰り返し、意思統一ができていなかったユダヤ人たちも反ローマで結束した。

70年、ユダヤ人たちは神殿やアントニウス要塞に拠って頑強に抵抗したが、圧倒的なローマ軍の前に敗北し、エルサレム神殿は火を放たれて炎上し、エルサレムは陥落してしまった。
その結果ユダヤ人は中東世界に離散した。
ユダヤ的なものを一掃しようとしたローマ人は、この土地をユダヤ人の宿敵ペリシテ人にちなんでパレスチナという名前をつけたため、ユダヤという地名は消滅してしまった。

それから約2000年後の1948年、かつてのユダヤの地に建国した新国家は、イスラエル国と命名された。

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このブログ記事は、このサイト『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』の一部を掲載したものです。

『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』は、今まで罪深いサタン国家と教育され、献金の無間地獄へと追いやられていた日本人を解放するためのサイトです。
実際は罪深いどころか、日本無くして1920年に真のお父様を韓半島へとお迎えすることはできませんでした。
日本が朝鮮半島に進出することにより、朝鮮にキリスト教が復興し、ロシアの侵略による共産化を防ぐことができました。
このサイトではこのような歴史的真実を明らかにすることにより、神と真のお父様の真の願いを追い求めたいと思います。

同時にこのサイトでは、本当に罪深く、自ら滅びの道を歩んでいるのは誰なのかを明らかにしていきます。 ここで明らかにされることにより、自ら悔い改め、滅びの運命から逃れることを期待するものです。

今回の記事は、   驕りし選民 繰り返される摂理の失敗    の一部です。
ご興味を持っていただけましたら、本文をお読みいただければ幸いです。

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