⑥再臨主、文鮮明

⑥再臨主、文鮮明

再臨主を中心とする復帰摂理

文鮮明先生の生涯を改めて整理すると、そこに見えてきたのはイエス路程との相似性でした。
イエスは洗礼ヨハネの不信により第一次路程を失敗し、自らが中心人物として立たれ出発した第二次路程も、神が立てられたユダヤ民族の不信により失敗しましたが、十字架につくことにより最後に霊的な勝利をなされました。
それと同じように、文先生も神が準備された洗礼ヨハネ使命者たちの不信により第一次路程は失敗に終わり、その蕩減を果たすべく苦難の路程を歩みながら自らが中心人物として立ち、メシヤとしての数々の勝利圏を確立しました。
しかし最終的には韓お母様と幹部たちの裏切りにより、文先生を中心とした復帰摂理は完成することはありませんでした。
家庭連合では全て成されたとして、全ての摂理は勝利し、今韓お母様にその摂理は受け継がれているかのごとくに説明していますが、原理的に見ると、旧統一教会が分裂した事実一つをとってみても統一教会は摂理に失敗し、サタンの侵入を許してしまったことが証明できます。

イエスは第二次路程に失敗しましたが、最終的には十字架につくことによって、肉体はサタンに奪われても霊的には勝利し、復活することにより、霊的世界的カナン復帰路程を勝利しました。
本来選民として立てられたユダヤ人を中心として摂理されていたものが、ユダヤ人が失敗したため、霊的に復活したイエスを信じるキリスト教徒を中心として、霊的世界的カナン復帰路程を勝利することができました。
同じように文先生も韓お母様の裏切りと、統一教会の利権を狙う幹部たちの裏切りにより、文先生の勝利圏自体がサタンに奪われてしまい、2013年1月13日(旧)基元節においてなされるべき核となる最も重要な儀式、第三次「真の父母様聖婚式」は行われず、「天地人真の父母様天一国即位式」および「天一国基元節入籍祝福式」のみが行われました。
それでは文先生における十字架とは何であり、イエスにおける復活摂理は文先生の路程においてはどの部分を指すのでしょうか?また選民ユダヤ人の失敗によってキリスト教徒に摂理が移行したように、韓国人、統一教会の失敗により、摂理はどこに移行したのでしょうか?

まずは再臨主を中心とする復帰摂理についてまとめてみたいと思います。

(一)第一次路程
(1) 信仰基台
・1945年当時の洗礼ヨハネ使命者たちが金百文牧師、許孝彬女史、朴ウルリョンハルモニらであった。
・金聖道女史を許孝彬女史が継いで、その娘が主を迎えるように準備された。
李龍道牧師「新イエス教会」と統一せよという天からの教えがあった。
男女の使命者が一つとなって国家を動かさなければいけなかった。
・金百文牧師は神霊の面では、当時の既成教会の最高の信仰基準にあり、李承晩博士と近い立場にあった。
・朴ウルリョンハルモニを通して、神様を中心とした霊的世界が動き入り、地上に着陸できる基地をつくれた。
・梨花女子大は副総長朴マリヤが、李承晩大統領夫人と連結され、政府と完全に一つとなれた。
西洋の宣教師を抑えて、金活蘭と白南柱が一つとなって、統一教会を迎えていたら、李承晩を通し、一気にキリスト教文化圏であるアメリカに渡っていけた。

(2) 実体基台
1945年当時、韓国キリスト教会も金百文牧師、許孝彬女史らを信じ、従ったならば、「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立て、「実体基台」を復帰することにより、「メシヤのための基台」を復帰することができた。

(3) 第一次路程の失敗
・金百文は文先生に対して「ソロモン王のような使命を受けた方だ」と祝福をしたが、その真の意味が分からず不信した。
・許孝彬女史は、一つの大きな兆候を期待し、文先生の勧告を聞かなかった。
・朴ウルリョンハルモニは主管性転倒を受け入れられず、サタンが発動した。
・朴マリヤと李起鵬を中心として、李承晩大統領、フランチェスカ夫人、金活蘭が国を滅ぼす元祖となった。

(二)第二次路程
(1) 信仰基台

①文先生が洗礼ヨハネ使命者たちの使命を代理する
・金百文牧師と許孝彬女史の不信により、サタンの巣窟である北側に行く。
・許孝彬女史ゆえに文先生も逮捕され、平壌の大同保安署で拷問。
・朴ウルリョンハルモニの不信により、その後興南監獄で2年8ヵ月の間強制労働。
・朴マリヤ、李起鵬、金活蘭の不信により、天が準備したすべてのことを失い西大門刑務所へ。

② 40年荒野路程と三大祝福復帰
★40年荒野路程(1945~1985年)
1945年当時、民主世界が再臨のメシヤに侍ったならば、7年以内に自動的に神様の世界になっていた。
それが一つになれず、サタンの先頭に立って神の摂理の中心者に対して総攻撃した。
その結果真のお父様 は、1945年から1985年まで40年荒野路程を歩むことになった。

★第一祝福復帰(1985~1992年)
真のお父様、メシヤとして個人の勝利圏確立。
・1985年 8月20日:ダンベリー連邦刑務所出監。「神と自由のバンケット」全米から2000名の牧師と聖職者参加。
・1990年 4月11日:ゴルバチョフ大統領と会談。
・1991年12月 6日:金日成主席と単独会談。
・1991年12月25日:ソ連崩壊。
・1992年 7月 3日:『メシヤ宣言』

★第ニ祝福復帰(1993~1999年)
お母様を中心とした摂理。家庭的勝利圏確立。
・1992年5月10日:『世界女性時代』宣布 ⇒ お母様の時代へ。
・1998年7月19日:文顯進様が「世界平和統一家庭連合」世界副会長に就任。
・1999年3月21日:サタン完全(自然)屈服の日(ルーシェルの謝罪)
・1999年9月9、10日(九・九節と三・十節):『天地父母天宙統一解放圏』宣布。神様の最高の家庭理想を地上に展開⇒神様が天地の主人に。

★第三祝福復帰(2000~2006年)
神様をお迎えし、天一国の出発。天正宮奉献。天宙平和の王・真の父母様戴冠。
・2001年 1月13日:『神様王権即位式』⇒ 天一国の出発。歴史上初めて神様が王の位置に立たれた。
・2004年 5月 5日:『双合十勝日』⇒ 先天時代の終了、後天時代の幕開け。
・2006年 6月13日:天正宮博物館奉献式および天宙平和の王・真の父母様戴冠式。

③40年荒野路程と三大祝福を復帰し、サタンを分立した結果
真のお父様は、洗礼ヨハネの立場で「信仰基台」を造成し、神の三大祝福を成就して、四位基台を蕩減復帰することができる条件を立てられた。

(2) 実体基台
真のお父様自身がみ言と実践をもって「出発のための摂理」をされた。
カインの立場である韓お母様と統一食口が、アベルの立場である真のお父様を信じ、仕え従ったならば、「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てて「実体基台」を復帰するようになるので「メシヤのための基台」を造成することができた。

(3) 第二次路程の失敗
韓お母様は取り巻きの幹部たちにより、真のお父様を裏切るように誘惑され、真のお父様との3度目の聖婚式がサタンに奪われた。
その結果2013年1月13日の基元節は、神様の家庭が出発できず、偽基元節となった。

(三)第三次路程
(1) 二代王文亨進様を中心とする復帰路程

① 信仰基台
当時世界会長であった文亨進様は、真のお父様に「お父様のそばにいなさい」と指示され、世界会長としての多忙なスケジュールを全て白紙に戻し、聖和されるまでの2年間、真のお父様と行動を共にし、真のお父様と心情一体となり、「信仰基台」を勝利された。

② 実体基台
2012年1月18日頃、真のお父様不在時、韓お母様は金孝南訓母様主礼の元、神様(悪霊、天の父母様)と結婚式を挙行。
翌1月19日の訓読会時、真のお父様は韓お母様を烈火のごとく怒れら、テーブルの前に呼ばれ、4人の幹部とともに絶対服従を誓わせる特別な役事を行われた。
韓お母様の不信仰と不従順によって真の家庭に侵入したサタンを分立し、再び創造本然の真の家庭を完成させるため、2012年6月5日、真の家庭で初めて文國進様と文亨進様との間において、アベルカイン一体化の宣布をなされた。

③ メシヤのための基台
「実体基台」を勝利した文亨進様と文國進様は偽基元節以降、文信俊様を誘拐するように連れ出し、アメリカの片田舎で2家庭だけでサンクチュアリ教会をスタート。王宮から何も持たずに逃げ出したため、オバマ・ケアを受けるほどだった。
2015年1月18日に文亨進様が説教「沈黙を破って」を発表された。
4月21日、真のお父様の真の後継者文亨進様を信じる、世界中に散らばっていた食口たちが集まり、「真のお父様の権威の下に戻るための聖婚祝福」に参加。2016年2月13日の祝福式までに、約3000組が祝福式に参加した。
2015年8月30日には真のお父様の聖和3周年を迎え、国進様ご夫妻が文亨進二代王戴冠式を執り行うことにより真の基元節が確定勝利した。

④カナン復帰
アメリカ、ペンシルバニア州ニューファンドランドにて、文亨進様と文國進様のアベルカイン勝利の基台の上に立つサンクチュアリ教会が出発。
三代王文信俊様をいただき、二代王文亨進様を中心として、実体的カナン復帰の路程を出発。

以上再臨主を中心とする復帰摂理は、イエス路程ととても似通っていることがご理解いただけたものと思います。まさしく歴史は繰り返されていたのです。
もちろん反論も多くあるとは思いますが、再臨主の復帰摂理路程をイエス路程にあてはめたときに、このように見ることができたというだけで、これで絶対間違いはないというわけではありません。この分析をたたき台として、今後多くの食口の皆様方に正しい再臨主を中心とする復帰摂理を研究していただければ幸いです。

後章では、再臨主を中心とする復帰摂理について、もう少し詳しく分析していきたいと思います。

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このブログ記事は、このサイト『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』の一部を掲載したものです。

『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』は、今まで罪深いサタン国家と教育され、献金の無間地獄へと追いやられていた日本人を解放するためのサイトです。
実際は罪深いどころか、日本無くして1920年に真のお父様を韓半島へとお迎えすることはできませんでした。
日本が朝鮮半島に進出することにより、朝鮮にキリスト教が復興し、ロシアの侵略による共産化を防ぐことができました。
このサイトではこのような歴史的真実を明らかにすることにより、神と真のお父様の真の願いを追い求めたいと思います。

同時にこのサイトでは、本当に罪深く、自ら滅びの道を歩んでいるのは誰なのかを明らかにしていきます。 ここで明らかにされることにより、自ら悔い改め、滅びの運命から逃れることを期待するものです。

今回の記事は、   驕りし選民 繰り返される摂理の失敗    の一部です。
ご興味を持っていただけましたら、本文をお読みいただければ幸いです。

※テーマ一覧

サタン国家日本、罪の呪縛からの解放
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本来の摂理的エバ国家は日本!?
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再臨主を中心とした実体的復帰路程

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