2、文先生誕生時の時代背景

2、文先生誕生時の時代背景

2000年前、イエス降臨時の状況について見てみると、イエスの降臨に備え、神が4000年の歴史をかけて備えてきた基盤の上に立つ、エリヤの使命を持って神が遣わされた人物が洗礼ヨハネでした。洗礼ヨハネはイエスを「神の子」と証しをし、神のみ旨のために今まで築きあげてきたすべてのものを、イエスに引き渡しました。しかしその後イエスを不信することで、選民として立てられたユダヤ人たちが、イエスの前に行く道が閉ざされてしまいました。
その後イエス自らが洗礼ヨハネの使命を代理し、み言と奇跡によって自らが神が遣わされた神の息子であると証しをしましたが、律法学者やパリサイ人らユダヤ人たちはイエスを受入れず、迫害し、十字架へと追いやることでイエスは摂理に失敗し、十字架についてしまいました。

洗礼ヨハネは領主ヘロデに対し、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤをめとるのはよろしくないと非難したために投獄されました。ヘロデの誕生日の祝に、ヘロデヤの娘が舞をまってヘロデを喜ばせ、その褒美に彼女が願うものは何でも与えようと誓って約束したため、娘は母にそそのかされて、洗礼ヨハネの首を盆に載せて持ってきて欲しいと願いました。そのために洗礼ヨハネは首を切られ、神のみ旨とは全く関係のないことで無駄に命を落としました。
その結果洗礼ヨハネは、イエスにも「女の産んだ者の中で、ヨハネより大きい人物はいない。しかし、神の国で最も小さい者も、彼よりは大きい。」と言われる存在となってしまいました。

またユダヤ人たちも、総督ピラトにイエスを引き渡し、祭司長、長老たちが群衆を説き伏せて「イエスを十字架に付けよ」と激しく叫びました。ピラトは暴動になるのを恐れ「この人の血について、わたしには責任がない。おまえたちが自分で始末をするがよい」と言ったため、民衆全体が答えて「その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい」と言い、イエスは十字架についてしまいました。
その結果ユダヤは、西暦70年に「ユダヤ戦争」で圧倒的なローマ軍の前に敗北し、エルサレム神殿は火を放たれて炎上し、エルサレムは陥落し、ユダヤ人は中東世界に離散してしまいました。
地上からからユダヤという地名は消滅し、ユダヤ人は1948年にイスラエルが建国されるまで、国を持たざる民族として、迫害の中世界中を転々とし、イエスの十字架に対し責任を取らされる形となりました。

こうして神が4000年かけて準備した選民ユダヤ民族と、その上に立つ洗礼ヨハネは、自らの使命に成功したら、永遠なる神の国で最も栄えある立場に立つはずであったにもかかわらず、摂理に失敗したために、歴史上最も悲惨な立場に立ってしまいました。
つまり洗礼ヨハネ、ユダヤ人達が、人類にとっての最も重い罪を犯してしまったことがわかります。
一方、ユダヤ人の王が誕生したという話を聞き、3歳以下のユダヤ人を皆殺しにするように指示を出したヘロデ王や、イエスを直接槍で突いて殺したローマ兵、ユダヤの地を統治していたローマに関しては、その罪深さを糾弾するような内容は、聖書の中には見当たりません。
それはあくまでも、イエスがその使命を全うできるか否かの直接的な責任に関わった人物こそが、洗礼ヨハネであり、ユダヤ人、律法学者やパリサイ人たちであったのに対し、ヘロデ王やローマ兵、ローマは、イエスの使命完遂には直接的には関与せず、結果として刑の執行を命じられただけにすぎなかったからでした。

このような観点を踏まえて、文鮮明先生の路程を分析し、洗礼ヨハネの使命を持った人物は誰だったのか、ユダヤ人、律法学者、パリサイ人たちに相当する人物たちは誰だったのか、またヘロデ王やローマ兵、ローマに相当する人物、国家というのは誰でありどこだったのかについて考えてみることにします。

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このブログ記事は、このサイト『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』の一部を掲載したものです。

『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』は、今まで罪深いサタン国家と教育され、献金の無間地獄へと追いやられていた日本人を解放するためのサイトです。
実際は罪深いどころか、日本無くして1920年に真のお父様を韓半島へとお迎えすることはできませんでした。
日本が朝鮮半島に進出することにより、朝鮮にキリスト教が復興し、ロシアの侵略による共産化を防ぐことができました。
このサイトではこのような歴史的真実を明らかにすることにより、神と真のお父様の真の願いを追い求めたいと思います。

同時にこのサイトでは、本当に罪深く、自ら滅びの道を歩んでいるのは誰なのかを明らかにしていきます。 ここで明らかにされることにより、自ら悔い改め、滅びの運命から逃れることを期待するものです。

今回の記事は、 驕りし選民 繰り返される摂理の失敗  の一部です。
ご興味を持っていただけましたら、本文をお読みいただければ幸いです。

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