⑤ユダヤ人
本来洗礼ヨハネがイエスを受け入れていたらば、自動的にユダヤ人たちもイエスを受け入れ、選民としてイエスと共に神の国建設の一翼を担うはずでした。
しかし洗礼ヨハネがイエスを不信したため、イエス自らが信仰基台を造成するためにユダヤ人たちの中に降り、み言を語り、奇跡を行うことにより、多くの民衆がイエスを信じ、従うようになりました。
しかしイエスのもとに集まった民衆は、本来神が用意されたユダヤ教指導者たちではなく、何の力も信仰もない人々だったため、祭司や律法学者たちにより迫害されるようになると、イエスの弟子イスカリオテのユダは銀貨30枚でイエスを売り、イエスは捕らえられてしまい、第一弟子ペテロもイエスを知らないと否定しました。
総督はイエスを許そうと、ユダヤ人たちに誰を許してほしいと言ったとき、祭司長、長老たちに扇動されたユダヤ人たちは、バラバを許して、イエスを『十字架につけよ』と叫び、『その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい』と叫びました。
その結果ユダヤ民族はイエスの血に責任を持ち、西暦70年にローマ軍により国を奪われ、2000年間国を持たざる流浪の民として、世界的に迫害を受けてきました。
(二)第二次世界的カナン復帰路程
(2) 実体基台
第二次世界的カナン復帰路程においては、イエス自身がみ言と奇跡とをもってその「出発のための摂理」をされた。
カインの立場におかれていたユダヤ民族が、アベルの立場に立っていたイエスを信じ、彼に仕え従ったならば、「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てて「実体基台」を復帰するようになるので「メシヤのための基台」を造成することができた。
★ユダヤ人の不信を嘆くイエス
・「ああ、エルサレム、エルサレム、預言者たちを殺し、おまえにつかわされた人たちを石で打ち殺す者よ。ちょうど、めんどりが翼の下にそのひなを集めるように、わたしはおまえの子らを幾たび集めようとしたことであろう。それだのに、おまえたちは応じようとしなかった」(マタイ 23/37)
・「あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。しかも、あなたがたは、命を得るためにわたしのもとにこようともしない」(ヨハネ 5/39、40)
・「もし、あなたがたがモーセを信じたならば、わたしをも信じたであろう。モーセは、わたしについて書いたのである」(ヨハネ 5/43~46)
・「たといわたしを信じなくても、わたしのわざを信じるがよい。そうすれば、父がわたしにおり、また、わたしが父におることを知って悟るであろう」(ヨハネ 10/38)
(3) 第二次世界的カナン復帰路程の失敗
サタンは、不信に陥った祭司たちと律法学者たちを中心とするユダヤ民族、特に、イエスを売った弟子、イスカリオテのユダを通して、再びイエスの前に現れて、対立した。
★イスカリオテのユダ (マタイ26/14~15、47~50、27/1~5)
「十二弟子のひとりイスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところに行って言った、『彼をあなたがたに引き渡せば、いくらくださいますか』。すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。」
「十二弟子のひとりのユダがきた。イエスを裏切った者が、あらかじめ彼らに、『わたしの接吻する者が、その人だ。その人をつかまえろ』と合図をしておいた。彼はすぐイエスに近寄り、『先生、いかがですか』と言って、イエスに接吻した。しかし、イエスは彼に言われた、『友よ、なんのためにきたのか』」
「夜が明けると、祭司長たち、民の長老たち一同は、イエスを殺そうとして協議をこらした上、 イエスを縛って引き出し、総督ピラトに渡した。そのとき、イエスを裏切ったユダは、イエスが罪に定められたのを見て後悔し、銀貨三十枚を祭司長、長老たちに返して言った、『わたしは罪のない人の血を売るようなことをして、罪を犯しました』。しかし彼らは言った、『それは、われわれの知ったことか。自分で始末するがよい』。そこで、彼は銀貨を聖所に投げ込んで出て行き、首をつって死んだ。」
★第一弟子ペテロがイエスを3度否認 (マタイ 26/69~75)
「ペテロは外で中庭にすわっていた。するとひとりの女中が彼のところにきて、『あなたもあのガリラヤ人イエスと一緒だった』と言った。するとペテロは、みんなの前でそれを打ち消して言った、『あなたが何を言っているのか、わからない』。そう言って入口の方に出て行くと、ほかの女中が彼を見て、そこにいる人々にむかって、『この人はナザレ人イエスと一緒だった』と言った。そこで彼は再びそれを打ち消して、『そんな人は知らない』と誓って言った。しばらくして、そこに立っていた人々が近寄ってきて、ペテロに言った、『確かにあなたも彼らの仲間だ。言葉づかいであなたのことがわかる』。彼は『その人のことは何も知らない』と言って、激しく誓いはじめた。するとすぐ鶏が鳴いた。ペテロは『鶏が鳴く前に、三度わたしを知らないと言うであろう』と言われたイエスの言葉を思い出し、外に出て激しく泣いた。」
★イエスの十字架の死に責任を持つ者 (マタイ 27/15~26)
「さて、祭のたびごとに、総督は群衆が願い出る囚人ひとりを、ゆるしてやる慣例になっていた。それで、彼らが集まったとき、ピラトは言った、『おまえたちは、だれをゆるしてほしいのか。バラバか、それとも、キリストといわれるイエスか』。しかし、祭司長、長老たちは、バラバをゆるして、イエスを殺してもらうようにと、群衆を説き伏せた。総督は彼らにむかって言った、『ふたりのうち、どちらをゆるしてほしいのか』。彼らは『バラバの方を』と言った。ピラトは言った、『それではキリストといわれるイエスは、どうしたらよいか』。彼らはいっせいに『十字架につけよ』と言った。しかし、ピラトは言った、『あの人は、いったい、どんな悪事をしたのか』。すると彼らはいっそう激しく叫んで、『十字架につけよ』と言った。ピラトは手のつけようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、水を取り、群衆の前で手を洗って言った、『この人の血について、わたしには責任がない。おまえたちが自分で始末をするがよい』。すると、民衆全体が答えて言った、『その血の責任は、われわれとわれわれの子孫の上にかかってもよい』。そこで、ピラトはバラバをゆるしてやり、イエスをむち打ったのち、十字架につけるために引きわたした。」
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このブログ記事は、このサイト『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』の一部を掲載したものです。
『驕りし選民 繰り返される摂理の失敗』は、今まで罪深いサタン国家と教育され、献金の無間地獄へと追いやられていた日本人を解放するためのサイトです。
実際は罪深いどころか、日本無くして1920年に真のお父様を韓半島へとお迎えすることはできませんでした。
日本が朝鮮半島に進出することにより、朝鮮にキリスト教が復興し、ロシアの侵略による共産化を防ぐことができました。
このサイトではこのような歴史的真実を明らかにすることにより、神と真のお父様の真の願いを追い求めたいと思います。
同時にこのサイトでは、本当に罪深く、自ら滅びの道を歩んでいるのは誰なのかを明らかにしていきます。 ここで明らかにされることにより、自ら悔い改め、滅びの運命から逃れることを期待するものです。
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